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化学について質問です。化学基礎を始めたばかりなので、くだらない質問かもしれませんが、よろしくお願いします。

周期表では縦に似た性質を持つと習いました。原子番号20までは、縦方向に電子の数が一致するので 似た性質を持つと言えるのでしょう。

しかし20以降では周期表の横幅が大きくなるので縦方向に価電子の数が一致しないと思いました。それに合うように最外殻電子数が殻によって変わるなら納得ですが、最外殻電子はどの殻も8個ということなので、なぜ20以降も同じ性質を持つと言えるのか疑問に持ちました。

回答お待ちしております。

A 回答 (1件)

第4周期以降の幅が広くなった部分遷移元素(金属、3族から12族)は、電子殻の充填の仕方が異なってきます。


最外電子殻に1~2個でその内側の電子殻に電子が充填されていきます。

そして遷移元素は、最外電子殻の電子がどれも8個ではないです。
最外電子殻に8個電子が充填されているのは、希ガス元素の18族元素のみです。
そして、13族以降の元素では、最外電子殻に3つ4つと増えていって18族で8個となります。

参考までに↓Wikiのページで、一番下の図表が参考になると思います。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E5%AD%90 …

最外殻とその内側の電子殻のエネルギー順位が近いため。量子力学・量子化学的な理論によりそうなってしまいます。
(化学の分野ではなく物理の分野になり、しかも大学の範疇になるので高校では教えませんし、それも近似的な計算しか出来ません。)

典型元素は最外殻の電子が、族により決まっており族ごとにより似ている化学的な性質を持ちます。
遷移元素では横方向でも前後で、最外殻の価電子が同じ事があり、性質が似通った性質を持つのと同時、族ごとでも性質が似ていることは事実としてあります。
11族の銅Cu、銀Ag、金Au はどれも耐食性に優れて抗菌作用を持つ金属です。
他の族でも性質に似た部分が存在しています。

最外殻の電子が8個というの、18族の希ガス元素のみと言って良いです。ここに誤解があると感じました。
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