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マンデルフレミングの完全な資本移動の自由というのは、すべての国という国が、同じGDP、同じ人口、同じ貿易収支、同じ財政支出、同じ消費、同じ利率、同じ生産能力という前提で、国同士がいわば、ミクロ経済学でいう所の完全市場競争状態のようなものと理解すればよろしいでしょうか?

経済学の教科書には、国際利率が上がると、世界中からその国めがけて、マネーがその国に殺到するなどと書かれていますが、トルコやアルゼンチンのような国のことを考えたらとてもそんなことありえませんよね。まあ、トルコやアルゼンチンあたりにもマンデルフレミングを研究する学者のような人はいて、上記のような理想を思い描くのでしょうが。

質問者からの補足コメント

  • 世界中みんながアメリカのような国だったら、みんなが日本のような国だったら、またはみんながアフリカのどっかの貧しい国のような立ったら、ありうるかもしれません。

      補足日時:2020/06/03 00:16

A 回答 (1件)

マンデルは1963年に出版された論文「固定および伸縮為替相場のもとでの資本移動と安定政策」(マンデルの「国際経済学」という本の第18章に再録、私はこの本を見ている」で「私の論文は資本移動性の増大の理論的および実際的意味を取り扱う。

私の結論をできるだけ簡単に表わし、そして政策に対する意味をくっきりときわだたせるために、私は、1国が外国で支配する一般水準とちがった利子率を維持することができなくするほどに極端な移動性を仮定する。この仮定は事態を誇張するが、国際金融が向かいつつあるように思われる定型を描き出すという利点がある。同時にこの仮定は、チューリッヒやアムステルダムやブリュッセルがいい例の金融中心地の実相とかけ離れていないと述べたてることができよう。この仮定はまた、カナダのようにその金融市場が巨大なニューヨーク市場に強く支配されている国によくあてはまるだろう」と書いています。
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