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病気について詳しい方お願いします。
脳梗塞についての質問です。
脳梗塞はアテローム、ラクナ、心原性に分類されますが、脳塞栓症=心原性ということでいいのでしょうか?
脳塞栓症について調べたいのですが、本にはその3種類しか乗っていないのです(;_;)

A 回答 (1件)

脳塞栓症とは、脳梗塞における旧来の分類法です。


脳血栓症と脳塞栓症とに分けていました。

○ 脳血栓症
脳の中の原因により発症。
脳内の血管が動脈硬化やコレステロール・血栓の蓄積によって徐々に細くなってゆき、最後には詰まる現象。

○ 脳塞栓症
脳以外の原因により発症(心原性だけとは限らない、とされていました。)。
脳以外の場所(心臓など)から血栓が血流によって流れてきたために、脳内の血管が詰まってしまう現象。
原因の大部分は心臓にある(心房細動など)。

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現在は、脳梗塞を発症原因によって分けています。
以下のとおりです。

○ アテローム血栓性梗塞(旧来の「脳血栓症」に相当)
脳の中の原因により発症。
高血圧や糖尿病、動脈硬化、コレステロールといった因子によるもの。
頻度は 33%前後(脳卒中データバンクによる。2015年 72,777例より。)。

○ 心原性梗塞(旧来の「脳塞栓症」に相当)
不整脈(心房細動など)を原因として発症。
脳以外の場所(特に心臓)から血栓が血流によって流れてきたために、脳内の血管が詰まるために生じる。
頻度は 28%前後(脳卒中データバンクによる。2015年 72,777例より。)。
重篤な例が多い。

○ ラクナ梗塞
脳の中の原因により発症。
多発的に脳内の血管(脳内のきわめて深部にある「穿通枝」と呼ばれる血管)が詰まってしまう現象で、上記2つの梗塞にはあてはまらないと考えられるもの。
頻度は 31%前後(脳卒中データバンクによる。2015年 72,777例より。)。
運動障害やろれつの廻らなさが特徴で、比較的軽いものが多い。

○ その他の梗塞
原因が、上記3つにあてはまらないもの。特発性のものなど。
頻度は 8%前後(脳卒中データバンクによる。2015年 72,777例より。)。

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以上のことを踏まえると、脳塞栓症の原因の大部分は心臓にあるので、おおむね、脳塞栓症=心原性梗塞 とお考えになっても差し障りないと思います。
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この回答へのお礼

ありがとう

ありがとうございました(;_;)

お礼日時:2020/06/12 22:28

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