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大学について質問です。
心理判定員と、精神保健福祉士だとどっちが需要ありますか?
また、心理学部に入ってから精神保健福祉士の受験資格を取るまでにどれくらいの時間がかかりますか?
(ちなみに、卒業と同時に社会福祉主事任用資格が取ることができます)
また、これらの資格は入った大学の差等あるのでしょうか。

A 回答 (1件)

結論から先に言えば、精神保健福祉士のほうが需要があります。


3福祉士(社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士)の1つで、国家資格です。
ただし、いわゆる心理職ではないので、心理判定や心理治療などには関われません。

痴呆性高齢者や精神疾患からの回復者に対する日常生活上のサポートを行なうことが主な職務で、精神保健上の諸制度の利用(精神障害者保健福祉手帳[障害者手帳の1つ]、障害基礎年金・障害厚生年金など)の支援や、グループホームの利用、生活保護の利用‥‥といったことに関わってゆきます。
あるいは、集団心理療法を公認心理師や臨床心理士とともにサポートすることもあります。
さらには、精神障害者向けの障害者福祉施設で精神障害者とともに作業・訓練に励む、というような仕事に就きます。

要は、文字どおり、福祉的な方向から関わる職種なので、心理的治療の方向を意図しているとしたなら、精神保健福祉士の仕事に就こうとすることはピントはずれです。
心理学などよりも、障害者支援・介護保険制度・公的年金制度・生活保護制度といった、社会福祉上の細かい制度内容を熟知していないと務まらない仕事にもなるため、一般には、社会福祉系の学科や単科大学において国家資格受験資格を取得してゆくものです(心理学系の学科だけで学びきれる性質のものではないです。)。

精神保健福祉士の資格取得までの流れ・時間は、以下のとおりです。
このルートの把握・理解は、基本中の基本となります。

http://www.sssc.or.jp/seishin/shikaku/route.html

4年制大学を出たのち、福祉系大学であったのなら半年、それ以外の一般大学であったのなら1年の養成施設履修を経ないと、そもそも、精神保健福祉士国家試験に臨むことはできません。
科目指定もされていますので、所定の科目(特に、相談支援の実務)を履修しなければなりません。
要は、入った大学による差が出ます。
つまり、大学を卒業したから自動的に資格が取れる、といった性質のものではありません。
正直申しあげて、それだけの覚悟も必要になってきます。大学入学後5~6年は見て下さい。

社会福祉主事や心理判定員といった資格は、あくまでも任用資格で、しかも、公務員として採用されて、かつその職種に任命されたときに初めて名乗れます。
例えば、社会福祉主事であれば、市区町村の福祉事務所(社会福祉担当課)において生活保護の現業員などに任命・配属されて初めて名乗れるものですし、心理判定員であれば、都道府県・政令市・中核市等の児童相談所での児童心理司として任命・配属されて初めて名乗れます。
民間社会福祉施設への就職のときであれば、こういった任用資格を持っていることが採用要件の1つとなったりもしますが、現実には、3福祉士や公認心理師などの国家資格を持つ者のほうが優先されます(施設が得る報酬に加算が付くため)ので、そういった裏事情も考えておく必要があるでしょう。
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