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こんにちは。当方大学生の工学部応用化学科の3年生で、毎日化学やってます。授業で生物をやっていくうちに薬学に興味を持ちました。そこで大学で勉強する以外(独学などなど)で薬学の勉強の仕方がありましたら具体的に教えてください。薬学といっても幅広いと思うのですが、基礎的なことを中心とした学習法でお願いします。
(薬剤師になりたいわけではないですし、時間的、金銭的にも薬学部への進学は考えていません。)

A 回答 (5件)

 薬学部でももちろん化学は習います。


でも最終的には薬学では薬品名を覚えて薬効を覚えるって形になっちゃうんですよね。薬効を覚えるのは薬理学とかで自律神経の働きを学ぶ、とすると生理学とか生化学とかの範囲になります。

 また、有名な薬品は構造式をみて何か分かるように覚えさせられますが、一介の薬剤師にこの構造式の薬を化学反応で作りなさいと言われても答えられません。授業では製造化学などで習いますが、ほとんど忘れてしまいます。一般的な薬剤師の仕事には必要ないからです。
でも製薬会社で新薬製造に携わる仕事をしている方は薬の構造式を見て(今はもちろんPCで立体構造でから考えます)ここを変えれば副作用が少なくなるとか、もっと簡潔な構造に作れるとか考えて新薬を作ります。これは製造化学、応用化学ですね。

 他に、室内二酸化炭素濃度、ホルムアルデヒド濃度測定や、水道水やプール、銭湯等の塩素濃度測定、水中有機物濃度などに関われば(環境)衛生化学ですし。

 薬は元は毒であると考えれば毒物学とか。

 血中濃度や半減期、薬品の溶解吸収速度などは物理化学ですし。

 工学部ならシナプスとかは習ってますよね。(自律)神経伝達は薬効の基本ですからそれが理解できれば薬学の基礎は分かってますよ。大学で習っている化学で十分薬学の基礎はできていると考えられますよ。

 それ以上に”薬”ってことで勉強したいなら、やっぱり薬学の基礎は薬理学になるのかなあ。あとはこの薬がどこに効くって記憶だけなので(薬品名の記憶は興味ないですよね)。

 教科書などは・・・一昔前のことなので今はどうなんでしょうねえ。そして教授はたいてい自分で書いた教科書を使うので・・・。

 でも薬学について勉強するというより、図書館などで「薬について」とか「薬の本」とか「薬の歴史」とかそんな題名で読みやすく分かりやすく書かれている本を読むのがいいのかもしれません。どちらかというとこっちのほうがおすすめです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。薬学といっても薬理、生理、生化学、製造化学、応用化学、衛生化学、毒物、物理化学などさまざまなんですね。あと薬事法の勉強もすると聞いたことがあります。
生化学や物理化学は一通り学校でやっているので、「薬」って感じの薬理と毒物が面白そうですね。本屋に行って本を探してみます!

お礼日時:2005/01/22 19:00

 薬学部生です。

参考になるか解りませんが・・・。図解雑学シリーズの「毒の科学」や「薬のしくみ」などは解りやすくていいかもしれません。薬科大学の生協などに行けば専門の参考書は沢山置いてありますけど、薬理学などの教科書で勉強しようとすると、もしかしたら逆に飽きてしまうかもしれません。ただ、生化や有機化学、物理化学などを勉強されているようなので、読んでみるとかなり理解できると思いますよ。
 僕の大学では、3年次に医薬品化学という講義がありました。有機化学を基礎として医薬品の合成法、構造と性質、生体内代謝を中心課題に医薬品について総合的に学ぶ事がでるという内容でした。有機化学を普段勉強されているのなら、面白いと思います。どの薬学部にもこの講義があるか解りませんが、「医薬品化学」や「有機医薬品化学」などの教科書を探してみるのもいいかもしれません。
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この回答へのお礼

詳しい説明ありがとうございました☆薬科大学の近くに行くことがあれば是非行ってみたいと思います!

お礼日時:2005/01/23 16:07

>>もしお勧めの本がありましたら是非教えてください。


1.ミトコンドリアと進化の件が「怨念を込めて」(笑い)書いてある「ミトコンドリアはどこからきたか」黒岩常祥(つねよし)著、NHKBOOKS、2000年6月初刷、2004年6月第7刷、\1,200(税別)、ISBN4-14-001887-9 C1345
2.ポストゲノムの新しめの話の寄せ集め(のの連続)「崩れるゲノムの常識」別冊日経サイエンス145、2004年10月1版1刷、\1,900(税別)、ISBN4-532-51146-1 C9445

>>薬学部の学生さんはどの教科書を使ってるんでしょうか?知っていたらそちらも教えてください。
済みません、判りません、最近薬学の研究者と話してないー。
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この回答へのお礼

詳しい説明ありがとうございました。本屋さんに行って探してみます。

お礼日時:2005/01/22 18:54

化学の実験実習も忙しいし、どの程度までやりたいかによっても違いますので、一概には言えません。



私は、理学部の化学卒業で、製薬会社の社員教育で薬学部で習う科目のほとんどを1年間かけて教育されました。

正直言うと、限られた時間の中で、独学で、かなりの線に行くのは難しいと思いますし、そちらに力を入れすぎると、本業の方がおろそかになると思います。

ひとつの方法としては、卒業研究でなるべく、生物に関連する分野(生化学など)を選び、薬学部の大学院に行くのは如何でしょうか。薬学部の大学院にいっても、薬学の全分野を網羅する教育はしないと思いますが、学部の講義を聴くことも可能だと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。生化学という道もあるのですね。来月に研究室選びが始まりますので参考にしたいと思います☆将来は工業化学、化粧品、製薬のR&Dに携わりたいと思っていますのでじっくり考えます!

お礼日時:2005/01/22 18:52

私は途中まで医薬農理のグループにいてそれから化学専攻に移りましたが、やらされたこと(いや、受けた授業、汗)は生物学(動物学、植物学)生物学演習(カエル様の解剖)など。

工学部の化学でしたら受験科目は物理でしたか?高校レベルの生物学(といっても今のレベルは我らの世代が受けた教養の授業より上かも)をまずしっかりと。それから化学屋さんに取っつき易い生化学を学部教養向けの教科書で、ここから先は自分の興味が持てる方向へ行ったらどうでしょう。
ミトコンドリアも良いし、神経伝達、ホルモン、膜、遺伝などもちろん互いに必ず結びついていますが、面白そうに思える分野のセミナー型の教科書、参考書を読んではいかがでしょうか。

この回答への補足

薬学部の学生さんはどの教科書を使ってるんでしょうか?知っていたらそちらも教えてください。お願いします。

補足日時:2005/01/21 22:15
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この回答へのお礼

早速のご返答ありがとうございました!面白そうな参考書等を探してみます。もしお勧めの本がありましたら是非教えてください!!

お礼日時:2005/01/21 22:15

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