高校化学、溶解度、飽和溶液
画像の問題で飽和溶液α、βがでてきますが、その溶液でのA^(2+)とB^(-)の量について、
①でAB2を0、2+Xmol加えてもA^(2+)は0,2+x→0,2、B^(-)は0,4+2x→0,4と過剰分がそのまま固体となるだけです。飽和溶液αはxによらず、A^(2+)は0,2mol、B^(-)は0,4molとなります。 ②に関しては析出ぎりぎり状態のA^(2+)0,8molとB(-)0,2molがA^(2+)0,8+xmolとなると、xがそのまま減り、固体として析出するわけではないので、飽和溶液のA^(2+)、B^(-)の量はxに依存するはずです。
にもかかわらず、解答にはA^(2+)0,8mol,B^(-)0,2molとなっています。飽和溶液とはどういう状態を指しているのでしょうか?(固体析出状態の上澄み液が飽和溶液ではないのですか?)
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
問題文が断片的で全体像が見えないので、正確には答えられませんが、この飽和溶液は析出ギリギリの状態を考えてると思います。
正直、問題集によっては問題文のリードが不明確な上、言葉の使い方に作成者の思い込みが入ってる場合もあります。
そういうのは良問ではないので、答えを鵜呑みにせず、他の問題集と照らし合わせて正しい認識を作るか、教師(※教師が優秀な場合のみ)に聞きに行くのが良いと思いますよ。
No.1
- 回答日時:
固体析出状態の上澄み液が飽和溶液で間違いないです。
ただ①と②では状況が少し違います。
まず、①から溶解度積を求めると、0.2×0.4×0.4=0.032[mol/L]3です。
飽和溶液では、[A2-]と[B-]2の積が必ず0.032になります。
①の場合、AB2を溶かしていくと、ある量以上から溶けなくなるという状況です。
なので、溶解度積に達する[A2-]=0.2[mol/L]と[B-]=0.4[mol/L]まで、AB2から[A2-]:[B-]=1:2の割合でイオンが溶けていき、それ以降はイオンは供給されません。
②の場合、最初に少量のAB2を溶かし、その後[A2-]イオンのみを供給します。
[A2-]=0.1[mol/L]、[B-]=0.2[mol/L]の状態から、[A2-]の濃度だけが変わります。
そうすると、[A2-]=0.8[mol/L]、[B-]=0.2[mol/L]になったところで、溶解度積に達する(0.8×0.2×0.2=0.032になる)ので、析出が始まります。この時の濃度が問題の答えでしょう。
ただ、[A2-]の濃度をさらに増やし、0.9[mol/L]にしたとすると、析出が起こります。その時、[A2-]=0.9-x[mol/L]、[B-]=0.2-2x[mol/L]、[A2-][B-]2=(0.9-x)×(0.2-2x)×(0.2-2x)=0.032[mol/L]3が成り立つように析出します。なので、[A2-]=0.8945[mol/L]、[B-]=0.189[mol/L]が飽和溶液の濃度になります。
このように、結晶が飽和して溶けなくなった場合と、片方のイオンを供給して析出が起こる場合では、飽和溶液の濃度は違いますし、計算の仕方も違います。
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回答ありがとうございます。上澄み液を飽和溶液というと思うのですが、この問題ではαはずっとA(2+)B(-)の濃度は同じですが、βに関してはA(2+)=0,9molのときで計算してくださっているように飽和溶液の濃度は加えたA(2+)の量で変わりますが、模範解答では、画像のように、(βは)「析出するギリギリの状態での溶液」を表しているようです。問題文に戻ると、最初の画像の「この溶液」というのは「析出するギリギリの状態での溶液」と考えるべきなのでしょうか?