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他人の母を尊敬して言う時に、単に「母」ということはありますか？

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質問者：park123
質問日時：2020/09/08 08:54
回答数：8件

他人の母を尊敬して言う際は、お母さん・母上・ご母堂などと言いますよね。
ところで、単に「母」ということはありますか？

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回答 (8件)

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No.8ベストアンサー

回答者： 1311tobi
回答日時：2020/09/09 17:43

どこまで書けばよいのか悩みます。

　辞書をひととおりひきましたが、あまり参考になりませんね。辞書は、「言葉の敬度」に関してはあまり役に立たないようです。
　それにしても、もう少しなんとかなりませんかね。
　まず結論を。「他人の母を尊敬して言う」のなら、「母」は（基本的には）ないでしょう。「お母さま」「ご母堂」「母上」あたりですか。

　尊敬云々は別にして「他人の母」を言う場合は、「母」「母親」ですかね。この用法に限れば、「母」と「母親」の違いはほとんどない気もします。あえて言えば「母親」のほうがそっけない気がします（「距離感が出る」とでも言いますか）。
　ニュースなどでは「母親」ですかね。ルポルタージュのようなものなら、両方使いそうです。「山口二矢（仮名）の母（親）は……」
　仮に山口二矢の母が偉人であったとする。「山口二矢の母（親）は歴史上まれに見るすばらしい人物で……」なら、「他人の母」に敬意を込めながら「母」と呼んでいることになりそうです。
　まあ、これは無理やり作った例であって、現実的に考えるなら、尊敬云々は別にして「他人の母」のことに言及すること自体があまりないのでは。

　質問者の意図は「他人の母」ではなく、話している相手の母（親）を呼ぶ場合ではないでしょうか。
　これをちゃんと書こうとすると、けっこうメンドーな話になります。
　こちらも結論だけを書くなら、敬意の有無にかかわらず、「母」とは言いにくいでしょう。
　
　詳しくは下記をご参照ください。
【他者の「母」の呼称　辞書】
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12623703282.html
　以下は一部の抜粋（重言）。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝引用開始
　考えはじめると、かなりややこしい話になる。
　実際に多いのは、話している相手の母（親）を呼ぶ場合だろう（書き言葉の場合もほぼ同様）。話している相手が親戚や家族でなければ、「他人」になるけど、それは「他人の母」とはちょっと違う。なんだかわかりにくい話になっているな(笑)。
　単純に書く。話し相手の母親の呼称を考える場合、その母親を尊敬しているか否かはあまり関係ないのでは。大事なのは、話し相手に敬意を払うべきか否か。言うまでもないことだが、敬意を払うべき相手なら、母親の呼称にも敬意を含むべき。敬意を払う必要がない相手なら、母親の呼称にも敬意を含む必要はない。例外はありそうだけれど。

●敬意を払うべき相手の場合
　簡単に言えば、敬語を使って話すような人間関係の場合。相手の母親の呼称にも敬意を含むべきだろう。
「お母さま」「ご母堂」「母上」などがある。
　このうち「ご母堂」は要注意。よほど使い方に自信がもてる人を除き、使うべきではないだろう。当然、当方は使わない。ヘタに使うとジョークになる。
「母上」……現代語でも使うのかな。なんだか時代劇の中のセリフのよう。当方は使わない。
「お母さま」……これがいちばん無難だろう。
「お母さまはお元気でいらっしゃいますか」

●敬意を払う必要がない相手の場合
　相手の母親の呼称にも敬意を含む必要はないだろう。ただ、「母（親）」は相当不自然。「お母さん」「お袋（さん）」あたりが自然か。
「お袋（さん）は元気か？」

　結局、話している相手の母（親）を呼ぶ場合は、敬意の有無にかかわらず、「母」とは言いにくい。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝引用終了