「一気に最後まで読んだ」本、教えて下さい!

豊作祈願の言葉で「五穀豊穣」とありますが、
昔の人はなぜ五穀も穀物を作っていたのでしょうか?

江戸時代であれば、年貢に米を納めてたなら米だけで良かったのではないでしょうか。
年貢が、収穫量の何割かを納めるとされていた場合は
米を少なめに作り、プラス1,2つ穀物を作れば良いのでは?

A 回答 (9件)

何が五穀なのかは時代によって違います


単によく食べる穀物を上から並べていって五番目までを五穀と言っているにすぎません

また、江戸時代の庶民は米だけを食べていた訳ではありません
生産量が増えた後はだいぶ改善されたようですが、米は作るのが難しく高級品なので、庶民は簡単に生産できる稗や粟と合わせて食べていました
江戸も中期になると白米を食べる人々がかなり増えたのですが、そのせいで富裕層の武士や町民に脚気が広まり、それを防止するために、栄養補助食として白米以外の雑穀を摂取する習慣があったようです

ちなみに五穀は日本の神話にでてくる大宜都比売神が発祥です
腹をすかした須佐之男に大宜都比売が口や鼻、尻から食べ物を出して振る舞ったんですけど、それを見た須佐之男はブチ切れて斬り殺してしまった
するとその死体の目から稲、耳から粟、鼻から小豆、股からは麦、尻から大豆が生まれた、というのが五穀の起源です
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「五穀豊穣」の五穀は、陰陽五行で切りの良い数字だから。


他にも、穀類を表す云い方で、十穀、十五穀も使います。
豊穣は穀物が豊かに実る事。

要は、豊作祈願の神事で、江戸時代、何を食べていたかと結び付けるのは考え過ぎですよ。
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米は品種が改良され味が良いが、天候の偏り・病虫害には弱い。

腹を満たすには不味くとも多品種を栽培しておく必要があった。
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「稗」・「粟」は土質を選ばず、肥料も少なくて済み、冷害にも強く、保存が可能と言われるなど多くの利点があり、米や麦がよく獲れない地帯では主要な作物として利用されていました。

それでは、凶作の年はどのような物を食べたのでしょうか。作物の生育期間の低温や日照不足によって不作となる凶作年は、米だけが不作となるのではなく、麦や稗などの他の穀物も不作となることが多くありました。こうした場合に備えて、家毎に蕎麦そばや稗ひえ、干し大根などを井楼いろう(大箱)や梁上りょうじょう(まげ、焚き火の上)に貯蔵し、凶作時の備えをしていました。食料が不足した初期の段階では、まず備蓄を取り崩したり、増量(かて飯)による穀物の節約、家畜飼料の食用化、ダイコンなどの緊急増反などで、食い延ばしを図りました。さらに食料が欠乏し、かて飯も食べられなくなる中期段階になると、「ふすま」や「ぬか「」「カボチャ」などの葉、「木の実」や「山菜」などで飢えをしのぎました。厳しい冬を何とか乗り越えても、次の年の「蕎麦」や「大根」などの作物が収穫できるまでの春先から夏にかけてが最もつらい期間となり、「山菜」や「野草」のほか、末期段階では食べられるものは何でも採取し、「松の皮」や「ウルシの実」「牛」や「犬」「かえる」までも食べて命をつなぎました。
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『古事記』によれば 五穀とは


稲・麦・粟・大豆・小豆
で、古来より日本人の主食とされてきたものばかりです

近代でこそ どこでも米が栽培できる様に 土壌・品種が改良されていますが
古来日本では この代表的な五穀が主食だったのです

江戸時代より1000年以上前の話が 今に伝承されているのです

今はこの「五穀豊穣」は、穀物ではなく 生活の豊かさを顕す言葉に
なっているのです
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これは陰陽思想から生じるもの



三大祭り <-三
五穀豊穣 <-五
七五三縄 <-七 更に五も三も

全て陽数である奇数が用いられる

当然時代の変化や耕作環境によって、米オンリーだったり逆に米が難しくて他のモノだったりするけどね
言葉としては、縁起の良い言葉を用いていたと言う事
実際の生活において必ずしも五種類だと限定しているわけではない
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主食を米としつつも、その生産の不安定さや価格より、他の穀物や野菜類を混ぜた飯が食されることが多かった日本では「穀物の絶対視」という食物観が生み出されず、五穀と雑穀の区別が希薄だったとする指摘や、定住農民によって必要な作物を挙げたもので、現代的な穀類とは異なり深刻な食料事情を背景としていること、更に食べることだけではなく燃料や衣服など生きるために必要なものが挙げられてきたことを指摘する考えもある。



https://ja.wikipedia.org/wiki/五穀

雑穀(ざっこく)(英: millet)とは、主穀ではない穀類の総称。生物学的分類ではなく農学的分類である。
日本では「主穀」は基本的に米を指すが麦を含めることも多いとされ、一般に米・小麦・大麦を除く穀類及び擬似穀類を「雑穀」とするが、一方で「雑穀」に豆類を含めるかどうかについて分かれるなど曖昧さをもつ概念である。
ただ、いずれも小規模に作付けされ、世界中で食糧や飼料として広く栽培されている作物である。
それらの本質的な類似点は、生産性が低い環境に育つ小規模に作付けされた草本ということである。中国の新石器時代や韓国の無文土器時代など、原始的な社会の食生活においては、米よりもむしろ雑穀が重要部分を構成していた。

https://ja.wikipedia.org/wiki/雑穀
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米が作れれば、みんな米を作りますよ。


米は土も水も気候も条件が厳しいですから。
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どこでもコメが栽培できるという訳ではありませんし、何時でもコメが収穫できるという訳ではない


天変地異もあるし、生き延びていくためには色んな栽培が必要だったのでしょう
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