No.3
- 回答日時:
「の」は「連体格」の格助詞です。
体言または体言相当の語に掛かって「連体修飾語」を作ります。(「言葉の表す内容」の「の」は動作主体を表す「の」)連体修飾語にはなりますが、「限定」という言葉は不必要です。こんな説明を鵜呑みにして、「限定」の「の」などと言ったら笑われます。(「特定」なら少しは増し)
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
(一)あとに来る言葉の内容や状態・性質などについて限定を加えることを表わす。
おっしゃるとおり、すべて「限定」の意味です。
「桜の花」
この場合、あとに来る言葉(=花)の内容について、どんな花かと言えば、梅ではなく桃でもなく「桜」だと限定している。
>「二つ以上の物事」の「の」も「限定」になるのでしょうか?
:
なります。
この場合、あとに来る言葉(=物事)の状態について、どんな状態の物事かと言えば、ひとつではなく「二つ以上」だと限定している。
新明解は異色の辞典という印象を持っていますが、この語釈については優れていますね。
「の」には、他にも
・後に続く動作の主体を表わす。(桜の咲くころ)
・同格であることを表す。(友達の田中君)
など、多様な用法をどの辞書も挙げていますが、
これらのすべての用法に通底している意味で、「限定」という用法は「の」の本質を捉えている、と言えるでしょう。
この回答へのお礼
お礼日時:2020/09/24 07:56
確かに「新明解」は他の辞書とは何かが違う気がしてました。
ただ「の」に関して言えば他の辞書はどれに当てはまるのかが分からないものが多すぎです。(私のように日本語を勉強中の者)その点「新明解」はほとんどが限定なので理解しやすいです。ただ他の辞書ではどれに当てはまるのかも知りたいです。
No.5
- 回答日時:
#4です。
#3さんがおっしゃるように、
数ある例の中で、「言葉の表す内容」だけは「動作主体を表わす」という用法と言うほうが良いでしょう。
ただ、#3で申し上げたように、この場合も、
あとに来る言葉(=表わす)の内容について、何が表わす内容かと言えば、それは音ではなく絵でもなく「言葉」が表す内容だと限定しているわけです。
これが本質なのですから、
『連体修飾語にはなりますが、「限定」という言葉は不必要です』
というご指摘は、まったくの本末転倒と言わざるを得ません。
No.6
- 回答日時:
#4です。
>ただ他の辞書ではどれに当てはまるのかも知りたいです。
:
各社によって微妙な表現の違いはありますが、大体、下記のようになるかと。
(ア)後続する名詞との所有・所在・所属・行為者などの関係を表す。(大辞林)
(1)連体修飾格として諸種の関係を表す。所有。…の持つ。…のものである。「会社―寮」(大辞泉)
連体格を示す格助詞。体言または体言に準ずるものを受けて下の体言にかかる。→補注(1)(2)。
1 下の実質名詞を種々の関係(所有・所属・同格・属性その他)において限定・修飾する。
修飾される実質名詞が表現されているもの。(日本国語大辞典)
内容的関連を示す。「最近、お料理の本を読む青年がふえたそうだ」(学研国語大辞典)
(Ⅲ)事柄の特徴を表す。
㋙ 物事の具体的な内容を表す。
「法律の本」
「事故の報告」(明鏡国語辞典)
「言葉の表す内容」は「動作主体(または、主格)を表わす」でほぼ一致していると思います。
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