もし日本がドイツの勝利を確信してから、最低でもドイツ軍がモスクワを占領するのを見てからアメリカとの戦争を開始すれば、ドイツ軍はモスクワを占領できませんでしたからアメリカとの戦争は避けられていましたよね?
なぜアメリカと戦争を始めたのか?という問いに陸軍参謀本部の服部卓四郎大佐は「ドイツが勝つと思った。また、船舶があれほど沈むとは思わなかった」と答えてます。
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https://blog.goo.ne.jp/tatu55bb/e/05cd8fef89cadc …
11月1日午前9時から開かれた連絡会議は、二日午前1時半迄かかった。会議は東條首相の提案で、このまま戦争せずに細々と耐えていくか、すぐに開戦を決意して戦争で解決するか、それとも戦争を決意しながら作戦準備と外交を並行して進めるかの三案について検討した。
(アメリカの主張を取り入れたらどうなるかの検討はされていない。経済封鎖を解除する方法は日本が没落する方法であるとしか考えなかったのだろう)
蔵相(賀屋興宣)と外相(東郷茂徳)は、今後の苦痛を覚悟しても戦争すべきでないと主張した。
永野総長はこれに対し、三年後は今よりもさらに戦略的に不利になり、勝てなくなる。「戦機は今だ。今をおいてほかにない」と叫んだ。
蔵相と外相はそれでも納得しなかった。「戦争」を考えれば納得できないのが当然であり、また「作戦」を考えれば、先に延ばせば伸ばすほどアメリカは軍備大拡張の成果が出てきて強くなり、日本は勝てなくなる、いまがチャンスだ、という結論になるのは自然だった。
日本の悲劇は、「戦争」と「作戦」とをはっきり区別し、「作戦」で勝っても、「戦争」では勝てない以上、戦争してはならないのは当然ではないか、という識者をもたなかったことである。
だから現実には、蔵相、外相は最後まで納得せず、已む無く討議を打ち切り、先へ進むしかなかった、と吉田は解説する。
この後、いつまで外交交渉を続けるか、交渉期限をいつにするかで、大揉めに揉めた。大激論になって会議は休憩、その間、陸海軍は作戦部長を呼んで協議し、ギリギリ11月30日まではよいことにした。
東郷は一日でも長く外交をやりたいと、12月1日を提案、これにも喧々諤々となって、30日夜12時までとようやく、一応の結論が出た。
「戦争を決意する。戦争発起は12月初頭。外交は12月1日午前零時までとし、それまでに外交が成功したら戦争発起を中止する」 ここで吉田はコメントする。
永野といい、嶋田といい、この時の海軍軍令、軍政のトップは、座を丸く収めることが、なんと上手な人たちだったろう、それだからこそ、がむしゃらに戦争に持ち込もうとする陸軍と大喧嘩もせず、大騒動も起させず結論に持ち込むことが出来たのであろう、と。
「どうして日米戦争を、ああも陸軍はやろうとしたのか」 戦後の問いに、参謀本部の作戦の中枢にいた服部卓四郎(陸大恩賜)大佐は答えた。
「ドイツが勝つと思った。また、船舶があれほど沈むとは思わなかった。
No.8
- 回答日時:
中国では歴々の王朝が前王朝の歴史書を編纂する慣わしがある。
南宋時代には公文書倉庫の公開を60年後とした。(記憶の爲詳細誤記あるかも)
歴史は勝利者の物であると言われるが、
それは、利害関係の力学により公平な歴史書とはならないからである。
中国の歴史学が進んでいると言われる所以である。
先の大戦の置いて、多くの犠牲者とその親族、利害関係者が生存している時に、
果たして真実を求める事が出来得るので有ろうか。
戦後時を経たず出てきた書籍には、とんでも本や右翼、狂人とレッテルを貼られた方々もいる。
当然かも知れない。傷痕が深い方に取って容認できない内容もあったと思う・・・
然しながら、戦後75年の今状況は違う。
ダブーと言う内容も冷静に検証できる時であり、今しか出来ないかも知れない。
ドイツではヒトラー「わが闘争」は読んでは駄目らしい。非合理の局地だ。
内容を見もせず悪と決めつける。この態度は暴力以外の何であろうか。
これが正常なら、左右の意見を見ず判断する態度は痴呆としか言い様がない。
フーバー大統領手記「裏切られた自由」は2011年に発刊された。60年後の新事実である。
近年もダブーに邪魔されない書物は多々出て来ている事は、大戦中の摩訶不可思議な事件に対する真摯な態度ではないか。
<文献:「誰が第二次世界大戦を起こしたのか」渡辺惣樹>
<文献:「経済学者たちの日米開戦」牧野邦明>
No.7に反論します。
>それを歪めた想定は、fiction(絵空事)・・・・
どの部分を歪めていると判断するのか、その根拠は何所にあるかを明示しないで絵空事と言う事は絵空事である。
No.6
- 回答日時:
No5:追記
1941年6月:独ソ戦開戦
戦後、天才毛沢東はキシンジャーへ「なぜヒトラーはソ連を攻撃する時に3か所に分けて攻撃したのか」(一直線にモスクワに向かえば簡単に勝てた筈だ)と質問した。これに対するキッシンジャーの答えは「ヒトラーは狂人であったからだ」と曖昧な返事を返した。天才故に、毛沢東は裏にある暗躍を感じ取っていた。
(文献:「キッシンジャー[最高機密会話録]」ウィリアム・バー編集)
(文献:「知ってはいけない現代史の正体」馬淵睦夫)
1941年9月:御前会議にて10月下旬開戦を決定
1941年10月:萩外荘にて「五相会議」行う。近衛内閣総辞職。東条内閣成立。
結果的に開戦を延期し最後の和平交渉を行う。
(文献:「誰も言わなかった海軍の失敗」是本信義)
1941年12月:真珠湾攻撃
ヒトラーの判断ミス(又は米英側のスパイ/妨害工作)でモスクワ陥落は伸びた。
山本五十六の真珠湾攻撃はギリギリの所で不幸にも間に合ったのである。
米国参戦により劣勢ソ連の状況は一変した。
ヒトラーの息の根を止めたのは、ソ連でも米国でも無く山本その人であった。
国賊山本の誤算は、ヒトラーの息の根と交換に、日本人300万人の命を投げ出した事である。
No.5
- 回答日時:
>もし日本がドイツ軍がモスクワを占領してから・・・
この前にルーズベルトはどうしても参戦したかった。
9割以上石油を米国へ依存した日本へ禁輸を行い早く参戦したかった。
ルーズベルトの願いを忖度して山本五十六は真珠湾を攻撃。
日本に取っては最悪の選択を行った。<山本五十六スパイ説>
真珠湾攻撃は山本ただ一人強硬に主張したのであって陸軍ではない。
山本は日本の識者の反対を押し切って、米国を戦争に引き込んだ。
ヒットラーは米国の参戦を徹底的に回避したが、山本によって留めを刺されたのである。
天才ヒットラーは全てを理解し宿敵ユダヤ人虐殺の狂気へと走った。
真珠湾攻撃は世界大戦の始まりであると同時に終了であることを、天才ヒットラーは理解していたのである。
>日本の悲劇は、「戦争」と「作戦」・・・
日本の悲劇は1936年日独伊防共協定締結時に、山本五十六・米内光正・井上成美の海軍族を完全に排除できなかった事にある。
日独伊防共協定締結で陸軍主導と決まったのであるから、海軍は陸軍の一部分として再編成する必要があった。
海軍主導であったならば、そもそも日独伊防共協定締結は結んでいなかった。
既に方針は決まったのであるから、日独伊三国同盟なんぞは悩まずに直ぐに締結して、陸軍主導を確実にすれば狂気の真珠湾攻撃は回避できたのである。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
そうですね。
ドイツと日本でソ連を挟み撃ちにすれば
ソ連は簡単に負けたでしょう
シベリアなどの資源地帯を抑えてから
アメリカと戦争すれば
もっと有利に戦えましたね
日本もドイツも戦闘は得意ですが
戦略が苦手な国です
No.2
- 回答日時:
そこまで延ばせばABC包囲の効果が十分出て日本は生産資源が直ぐに枯渇してました
アメリカが日本に喧嘩を売った理由は、アメリカの国是であるフリーダムナビに対抗する国家が出現した所にあります
真珠湾が奇襲の如きに言われていますが、アメリカはとっくに第一級戦時態勢でした
真珠湾直後、クラークから大量の戦闘機が直ちに出撃していますから、準備は万端だった
機は熟していたのです
様子を見ている余裕など日本にはなかった
ドイツがソ連に勝てば、ドイツはカスピ海のバクー油田を手に入れ、さらには中東の石油も手に入れるかもしれません。
そうなればドイツと同盟を結んでいる日本は、何もアメリカと戦争するような危険な事をしなくても、濡れ手に粟、易々と石油が手に入ります。
No.1
- 回答日時:
アメリカが正式に第二次世界大戦に参戦したのは、1941年12月の真珠湾攻撃がきっかけですが、同年8月の大西洋憲章でイギリスとともにファシズム国家との戦争目的を明らかにし、戦後世界の国際協調を提起し、事実上の参戦状態となっていました。
よって、アメリカがドイツのソ連占領を黙ってみているはずもなく、まして日本がまだ開戦していなければ、アメリカ軍の総力を欧州戦線に投入することが出来たゆえ、ドイツ軍がモスクワを占領することはあり得ませんでした。当時のアメリカは反戦運動が強く、ルーズベルト大統領はドイツとの戦争に踏み切れませんでした。そもそもルーズベルトはヨーロッパにアメリカ兵を送らないと言って大統領に当選したのです。
例えば、大西洋横断で有名なリンドバークもドイツとの戦争に反対していました。
アメリカにはドイツ、イタリア移民が多く、ドイツ、イタリアと戦争すると言ったのでは国会議員も当選しません。
ですから日本の真珠湾攻撃によって、アメリカはヒトラーと戦う事ができたのです。
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