
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
ネジは基本的に雄ネジと雌ネジのネジ溝の斜面の面間の摩擦で緩まないようにします。
その摩擦力を決める主要素は、斜面間の面圧、斜面の表面粗さ、斜面の深さと長さです。
面圧はネジを締め上げたときの金属部材の弾性で決まります。
これらのうち、ダブルナットは主に斜面長を増加させて緩まないようにするのに使います。
1個のナットだけで面圧が充分ならダブルにはしません。
工業的に言って、部品点数を増やすと、重くなり、締結の作業工数(時間)が増え、部品と作業の両方のコストが上がるので、基本的には好まれません。
また、2個のナットの締め方を誤ると一方のナットが緩み方向にならないとも限りません。
そこから、ボルトナットの組み合わせでは、締結力と緩み止めのためのトルクが仕様で決まっているのが普通です。
その仕様に書かれた性能が出るように、ナットの長さやボルトの径、溝の深さなどが決められ、製造されています。
その仕様に合わせて使う限り、ダブルにする必要はありません。
どうしても緩むことを心配する場合は、スプリングワッシャやセルフロックナットを使ったりします。
蛇足ですが、ロックピンやロックワイヤを使うのは脱落防止です。
緩み止めではありませんから誤解なきよう。
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