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水酸化マグネシウム飽和水溶液のphは、どの位なのでしょうか?
殆ど変わらないですか?

前回URL:http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?qid=117693

A 回答 (1件)

以前の質問の続きですね^^


25℃において、溶解度積[Mg2+][OH-]^2=1.8×10^(-11)という条件の下で計算してみましょう。
また、計算の簡略化のため、水の電離は無視しております。
Mg(OH2) ←→ Mg2+ + 2OH-
という平衡で、Mg2+がxmol生成したとすれば、OH-は2xmolですよね。これを溶解度積に代入すれば、
4x^3 = 1.8×10^(-11)
→x=1.65×10^(-4) [mol/l]
よって、[OH-]=3.30×10^(-4) [mol/l]
これより、pOH=3.48
ゆえに、pH=14-3.48=10.52
(多分これでよいと思います。計算が違っていましたらスイマセン)

とまあ、予想以上にpHは上がります。これは、次のような現象を知っていると、
ある程度は納得できるかもしれません。
試しに、1lの純水に1.0mol/lの塩酸を1滴加えたときのpHを求めてみましょう。
1滴は大体0.05mlなので、これに含まれる塩酸は5.0×10-5mol/lですよね。
ってことは、この溶液のpHは大体4.3になります。

たったこれだけの塩酸で、pHは7→4.3に下がってしまうのです。となると、
いくら水酸化マグネシウムが難溶性であるとはいえ、若干ながらOH-が
溶け込んでいる以上は、pHはジャンプアップしてしまうのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2001/08/22 22:13

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