
何故ハルノートを理不尽だと言うおかしい人が日本にいるのでしょうか?
そんなことを言うのは許されないことです。
当時の世界で侵略戦争を行っていたのは日本とドイツだけです。日本は戦争に追い込まれたとか巻き込まれたと言いますが、日本自身がその戦争を作り出したのです。ハルノートを読みもしないで非難する人が多すぎます。あんなものが太平洋戦争の原因になるわけはないのですよ。
当時ワシントンで日米和平交渉が進められていましたが、日本は昭和16年9月6日に、10月上旬までにアメリカが日本の要求が受け入れなければ米英蘭と戦争を行う、と決めました。ハルノートの二ヶ月以上も前です。そして11月5日の御前会議で、最終的に12月1日午前0時までに日本の要求が通らなければ12月上旬に真珠湾攻撃、英領マレー半島上陸に始まって対米英戦争を開始と決められた。しかも日本海軍機動部隊が出撃したのもイギリス領域
マレー半島奇襲上陸の陸軍大部隊を乗せた輸送船団が出撃したのもハルノートを受け取る前でした。
ハルノートは当時のアメリカの意見をまとめた外交文書に過ぎない。宣戦布告どころか最後通牒からも程遠いものでした。冒頭に「暫定的」「拘束力のない」「提案」「ドラフト」と書いてある。そんな最後通牒はありません。それを日本語に翻訳する時に消してしまった。外務省の誰がやったかは謎ですが、日本は戦争やる気満々だったのです。
ハルノートの基本は日本が中国・仏領インドシナから軍隊・警察力を引き揚げる事です。これは当然ですね、日本が九ヶ国条約、パリ不戦条約を破って満州侵略に始まって中国侵略を拡大し仏印を侵略していたのですから。
日中戦争は既に泥沼化して日本経済に深刻な悪影響を与えており、陸軍部内ですら即時撤退の意見があったくらいですが、東條英機は陸軍次官、陸軍大臣、総理大臣と一貫して絶対にそれを許さなかった。
ハルノートはあの当時としては穏健でむしろ日本の顔を立てたものでした。
「日米政府がお互いに最恵国待遇を基本として通商を行い、貿易上の障害を取り除く為の協議を始めましょう」
とまで提案している。「撤退」については期限は書いていない。 中国大陸における日本の権益や満州についてもまったく触れていない。三国同盟のサの字も出てこない。話し合い次第では中国からの撤退の条件として満州の確保を含めて相当の権益は確保出来た筈です。しかし日本は質問も交渉も一切しないでいきなり戦争を始めた。それが以前からの計画だったからです。
太平洋戦争はアメリカが攻めてきたので日本が反撃して始まった戦争ではない。日本の国策は南方侵略、そしてその為に米英と戦争になってもいい、と当時の政府の資料に明確に書かれている。「戦争になってもいい」どころかこちらから先に手を出してアメリカにケンカを売ったのです。
日本が太平洋戦争を起こした主因として対日石油禁輸が言われます。当時の日本の国策は南方を侵略して資源を奪う事でした。それまでは平和な貿易で石油を始め重要戦略物資も欲しいだけ獲得出来ていた。日本の中国侵略がピークに達した1940年度ですら、日本の石油需要量の86%をアメリカが供給した。このどこが「アメリカによる経済圧迫」でしょうか。
そしてその対日石油禁輸ですら、日本の侵略拡大に対する警告で、日本が侵略政策を改めていたら再び石油も重要資源も入ってきたのですが、日本は戦争を選びました。それが石油禁輸やハルノートなどの前からの日本の国策だったのです。日本の要求は「侵略はやめない、口を出すな、しかし石油はよこせ」でした。
山本五十六はのちの海軍大臣・嶋田繁太郎にこう書き送っています。
「現政府のやり方はすべて前後不順なり。今更米国の圧迫に驚き、憤慨し困難するなどは、小学生が刹那主義にてウカウカと行動するにも似たり」、と。
ハルノートを受け入れたら日本はアメリカの奴隷になったと言う人がいますが、とんでもない勘違いですね。こちらからだまし討ちで仕掛けた戦争に惨敗し、完全占領されてもアメリカの植民地にならなかったじゃないですか。
ハルノートを受け入れ、中国、仏印から百万近い大軍隊を日本に戻し、海軍は'引き続き世界第三位(あるいは第二位)の精強な艦隊、そしてアメリカと最恵国待遇の交易関係を結ぶ。日本経済に深刻な悪影響を与えていた日中戦争が終わって日本の景気は活性化し、更に大国になっていたでしょうね。
日本が戦争を始めた昭和16年12月の時点ではドイツの敗勢はそろそろ明らかでした。その様な情勢で軍事大国・日本が中立を保っておれば国際社会での発言力、影響力は相当なものになっていたでしょうね。国際連盟に常任理事国として復帰、米英ソなどと対等に付き合っていく、と。しかし経済や国際情勢が理解出来ず好戦主義、侵略主義で暴走した東條に付き合わされて日本人は地獄を見ました。
A 回答 (1件)
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No.1
- 回答日時:
これは敗戦それも壊滅的な敗北の責任を、他者になすりつけたい心理からくる現象です。
歴史用語では「背後からの一撃」といって、ナチスはユダヤ人と連合国にドイツ人が不満に思っていること、ドイツが敗北した責任をなすりつけましたし、トランプが中国や日本・韓国・EU、メディア、民主党といった他者にアメリカ人がなぜ苦しいのか、その責任をなすりつけました。
漠とした不平不満がある人は常にいて、お前が苦しいのは、すべてアメリカの陰謀であり、白人が日本人を陥れたからだという陰謀論の図式で世界や歴史を説明すれば、気分が安らぐという、幼稚な歴史観・社会観の人が一定数いるってだけです。
せめて「勝った者が正しいのだ」と胸を張って言えず、都合のよいところだけつまみ食いして、日本はアジアのためにやっただの、欧米は横暴だのと言い訳し、被害者ヅラするから、いつまでも突っ込まれるわけです。
ハルノート歴史観って、むしろ日本を自縄自縛に追い込み、また当時の日本人(軍・政府)には自己決定権が無かったとする侮日的な歴史観になってしまうのに、なぜか自称・愛国の人たちは「ハルノートで日本は戦争に追い込まれた!」と言い続けます。
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