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「商業銀行」と「投資銀行」の違いについて教えて下さい。

「商業銀行」は「お金の貸出し」、つまり「信用創造」機能を有しているとの認識です。
一方、「投資銀行」は、投資家等からお金を集めてこのお金を有価証券等に投資して"利鞘を抜く"銀行とのイメージを持っています。

ということは「商業銀行」は「お金の貸出し=信用創造」機能を有するのものの、「投資銀行」は「信用創造」機能を有さないという理解で正しいでしょうか?

ちなみに、このことは国によって違うのでしょうか?

どなたか金融に詳しい方、教えていただけないでしょうか?
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

まず商業銀行という言葉は、明治時代初期に日本に銀行制度を導入したとき、国策に沿って長期の設備資金を供給する「開発型銀行」と、預金を原資として短期の市中金融を差配する「商業銀行」が出来ました。


商業銀行の名称はCommercial Bank の和訳であり、商業に特化したという意味ではありません。

一方投資銀行の名称は、欧米のマーチャントバンクやインベストメントバンクの和訳で、要するに「証券会社」のことです。だから預金を原資とした融資で信用創造はしないということになります。
なお日本の商業銀行でも有価証券運用は本業の一つとしてやっています。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

仰る通り、投資銀行=証券会社は「預金を原資とした融資で信用創造はしない」ということなのですね。
一方、「日本の商業銀行でも有価証券運用は本業の一つ」なのですね。
そのことを知りたかったので大変ありがたかったです。
大変勉強になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2021/01/03 11:41

>ちなみに、このことは国によって違うのでしょうか?



根本的に日本語の「銀行」と英語でいうBANKは意味が違うんです。

日本の銀行は、明治維新後西洋的なBANKを模して作られましたが、土台になったのは両替商で、彼らは金貸しもしていたので、日本の「銀行」のイメージが「貯金と貸し出し」になっていったわけです。

しかし欧米のBANKというのは、その基本が「決済業務」で、現金を持ち歩くのが危険だったヨーロッパでは、商売の取引に小切手を用い、その小切手を決済するために使ったのがBANKで、そこから短期の預金(というか決済のための預金)やそれを原資にした投資などを行うようになったのです。

>「商業銀行」は「お金の貸出し=信用創造」機能を有するのものの、「投資銀行」は「信用創造」機能を有さないという理解で正しいでしょうか?

投資銀行も信用創造を行います。なぜなら「投資するのは信用がある会社だから」です。つまり大手の投資銀行(ゴールドマン・サックスなど)がベンチャー企業に投資した、などの情報が入れば、そのベンチャー企業は注目されていろいろなところから投資を受けることができるようになるでしょう。

つまり「投資銀行によって信用創造された」ということになるわけです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2021/01/03 11:42

投資銀行は当該企業の社債や株式の発行サポートなど


充分に信用創造していると私は考えますけど
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
勉強になります。

お礼日時:2021/01/03 11:37

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