A 回答 (4件)
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No.4
- 回答日時:
産業革命は、18世紀に起きたことです。
当時のイギリスでは、植民地拡大とその植民地との交易を通じて、イギリス本土は繁栄し、賃金が他国よりもかなり割高となり、多くの人が都市に流れ込みました。
他国ではそうではありませんでした。
特にアジア諸国では、賃金が英国よりも安価であり、綿工業において、機械での生産を行うことはむしろ割高だったのです。。
つまり、労働者からしてみると、植民地労働者よりもかなり恵まれた状態だったのです。
イギリス本土の事業家からすれば、本土の賃金は高く、綿工業などでは、長時間労働で時間あたりコストを下げるか、労働者よりも効率が良く均質に織物をつくる機械を利用する新技術を開発する方向にシフトして、その結果が産業革命になって、一大発展し、他の産業革命が遅れた人力中心の国と大きく格差を広げました。 他の国々では、過酷に労働させても、身分制で強制しても、イギリスには太刀打ち出来なかったのです。
イギリス以外の国では、農民も、工場制労働者も、鉱山労働者も、大きな商店の労働者も、日勤雇用のような半分独立した形ではなく、昼夜を分かたずに丸抱えされた隷属生活を送っていたのです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1 …
アメリカの18世紀の状況。
https://www.y-history.net/appendix/wh0601-156.html
18世紀末のフランス革命での封建的特権の廃止によって、領主に対する農奴の従属や地代を負担などの法的な面での農奴制は否定されたが、これは有償廃止であったので、地代を一括して支払えない農民は農奴身分として残った。革命が進行する中で1793年、ジャコバン政権によって封建的特権の無償廃止が実現し、フランスにおいては農奴制は終わりを告げた。
その後、西欧世界で工業化が進む中で、自由な労働力が必要とされるようになり、農奴制は崩壊、封建社会から資本主義社会に移行した。しかし、ドイツやオーストリア、ロシアの農奴制のように、19世紀まで存続した地域もあった。オーストリアではすでに早くヨーゼフ2世が1781年に農奴解放令を発布していたが、その死後撤回されており、プロイセンの1806年の農民解放も不徹底なものであった。ドイツ系諸国で農奴解放が進んだのは、1848年の三月革命の時期を待たなければならなかった。さらにロシアでは1862年、アレクサンドル2世が農奴解放令を出し、農奴は法的には解放された。たが解放された農奴は実質的には小作として地主に対する重い負担を継続することになった。
ロシアにおいてはロシア革命でのレーニンの土地についての布告で地主の都市所有が禁止されて、封建的土地所有関係は終わった。なお日本では明治維新の地租改正で近代的土地所有の原則が出来たが、農民の多くは小作農としてとどまり、重い小作料の負担が続き、ようやく第二次世界大戦後の農地改革によって自作農が創設され、封建的な土地所有関係は一掃された。
日本でも、江戸の人口が多かったのは、地方では農民としてさえも食えなくなった人々が食を求めて、なんとかなると期待して江戸にでてきても、職はないので、乞食やわずかな手間賃を頼りに食いつなぐしかなく、死ねば処分されるだけの生き方しか出来なかった人が多いです。
No.3
- 回答日時:
当時のロンドンの裏路地は、労働者の遺体で溢れていたそうです。
そんな世であればこそ、マルクスが資本家に怒り、共産主義を理論化して、このままでは資本家が糾弾され、労働者の国が出来ると宣言したわけです。
過○働やパワ○ラどころの話ではなかったのでしょう。
No.2
- 回答日時:
そうです。
当時の労働者の平均寿命が何歳だったか
判りますか。
二十歳未満でした。
それほど過酷だったのです。
それに引き換え、資本家は大儲け。
それでマルクスが登場して
社会主義を主張し、瞬く間に
世界に広がったのです。
以下、NHK 高校講座 世界史より
コピペ
産業革命によって急速に人口が増えたロンドンなどの都市では、
大気や水の汚染が深刻化し、また上下水道がない
労働者の住宅では、たびたびコレラなどの病気がまん延しました。
工場では、女性や子どもが低賃金で長時間働かされました。
機械化によって単純な労働が多くなり、
必ずしも熟練した労働者が必要とされなくなったからです。
劣悪な環境のなか、子どもが一日20時間近く
働かされることもあったといいます。
都市の労働者は貧しさから栄養状態も悪く、
平均寿命が20歳に満たなかったという記録もあります。
病気などで仕事を失うと、
路上生活者となる者も少なくありませんでした。
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