プロが教えるわが家の防犯対策術!

設備投資の投資採算性評価方法について調べています。
直接ご教示いただくか、参考となるサイトをご存知でしたら
教えてください。
・新設設備の投資採算性評価、投資実施判断基準

A 回答 (3件)

当社でも採用しているものですが、NPV(正味現在価値)を使った評価が良いのではないでしょうか?


これは、投資案件が生み出すキャッシュフローを年度毎に割引率で割引ながら現在価値になおた上で、投資資金の回収と期待利回りを達成しているかどうかで判断します。
当社の場合もそうですが、非公開会社なので資本コストの算出に苦労しましたが、私なりに計算し、社内基準にしています。
内容説明は、かなりの量になりますので、私が最も理解できた解説書、ダイヤモンド社発刊、グロービス・マネジメント・インスティテュート著、MBAファイナンスをご紹介します。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
ご推薦のMBAファイナンスは私も持っており、確かに分かりやすい解説だと感じます。工場プラント投資を担当しているのですが、製造プロセスの一部を構成する設備の場合、その設備から生ずるキャッシュフローの見極めが難しく思います。製造プロセス全体が生み出すCFは明白ですが、その全体CFに当該設備(配管の一部など)がどれだけ貢献しているのか、そのCF次第で結果が変ってしまったりもするので、苦慮しております。この辺りの打開策をご存知でしたら、お教えいただけませんでしょうか。

お礼日時:2001/08/29 11:59

設備の一部を改善・改良した場合に全体のCFにどの程度の影響を与えるかは、確かに分かりにくいことです。


一方、そういった投資は、某かの目的をもって行うものと思います。
従って、あくまでも仮説となりますが、その追加的投資により何をどう効率化して、どのような結果を期待するかという視点で、追加的設備投資によるCFを予測するしかないと思います。
例えば、行程短縮による人件費抑制、製造量増加、または事故率、不良率の低減効果。
はたまた、設備寿命の延長などがCFの増加要因となりうるでしょう。
その増加期待CFの現在価値と追加投資資金におけるNPVにより判断したらいかがでしょうか?
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この回答へのお礼

再度のご返事、ありがとうございました。
ご回答につきましては、まさにおっしゃる通りであり、論旨に納得した次第です。
甘えてばかりでお恥ずかしい限りですが、それでは話がやや具体的になりますが、
以下のケースではどのように考えれば良いでしょうか、ご示唆いただければ幸いです。
・ある既存製品の生産量増加に対応するのに、設備Aと設備Bの両方の増強投資が 必要であったとします。(例えば原料タンクと原料加工装置といった具合に)
 たまたま設備Aは以前に生産量増加を見込んで十分な能力を持っていたとして、 今回は増強投資の必要がなく、今回判断すべきは能力の足りない設備Bの増強投 資採算評価であるとすると、設備Bの期待CFはどのように考えるのが適切です か?(生産量増加による売上増分をすべて期待CFとすると当然CFが過大とな りますので、設備Aの貢献分は差し引くべきと思いますが、A・B二つは製造 プロセスで一体不可分であり切り分けが難しいこととします。)

お礼日時:2001/08/29 14:53

既存設備をX、第1次追加設備をA、第2次追加設備をBと仮定します。


ご質問の条件下で想定されるパターンに沿ってご回答申し上げます。
先ず、本件追加設備が順循環に基づくものであると仮定するならば、つまり、既存設備Xはそれ自体正当な投資効率を有しており、それを設備した当時の生産能力を超えた受注の期待ができる場合を想定します。
その上で、・は不可分設備であるA、Bを諸々の事情で分割投資せざるを得なかった場合、・をAの追加設備自体は、現在の増CF分で正当な投資効率があり、Bの設備によりそれを上回る増加CFが見込まれる場合を想定します。
・の場合は、Aの追加設備を実施した時点に遡り、その時点を第0期として年度毎のCF表を作成した上でNPVを求めたらいかがでしょうか?
当然、Aの追加設備時点に遡りますので、今般実施するBの時期は、第数期目にあたるため、設備投資額も割引かれることになります。
・の場合は、単純日、増加CFによる判断でかまわないと思います。
さて、当社でもよくあるパターンが逆循環の場合です。これは、既存設備Xの正当な投資効率が求められないから、もっと生産量を増加できる設備にすれば、もっと大きな受注がとれることを期待して行う場合です。
設備投資判断で最も注意を払わなければならないのが、こういった場合であると思います。
こう言った場合は、既存設備Xを設備した時点まで遡り、投資回収効率を点検する必要があるでしょう。
仮に、当初の目論見と違って、既存設備Xの初期投資分をも回収不能であり、受注増加期待にも不安がある場合は、当然今回のBの追加設備は見送るべきでしょうし、または、X、A、Bの設備による経年CFを計画し、再度正当な投資効率が求められるように、再構築する必要があるでしょう。
NPVは、あくまでも相対的な指標であるため、それ自体を求めることに意味があるのではなく、投資額、期待CF、設備時期等を戦略的に決定する材料にすることに意味があると思います。
限られた範囲内での回答なので、大雑把になってしまいましたが、また何かございましたらなんなりと。
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この回答へのお礼

88410様
数度にわたって貴重なご助言を賜り、心から御礼申し上げます。
ご助言を参考に更に自分でものを考え、次回は本件関連につき、一緒に議論を致したく考えております。
ありがとうございました。
yutakaoru拝

お礼日時:2001/08/30 09:20

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