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酸化数のはしごというものを勉強しました。原子によって、最高酸化数と最低酸化数は決まっているということですが、最高酸化数を含む物質でも、必ずしも酸化剤として働くわけではないし、同様に最低酸化数を含む物質でも、必ずしも還元剤になるわけではないことの理由を知りたいです。
例えば、Nの酸化数のはしごは、-3(NH3)から+5(HNO3)です。教科書などには酸化剤として硝酸は載っているのですが、還元剤としてアンモニアは載っていません。アンモニアが還元剤のリストに載っていないのは、還元剤としては使えるほどには還元力が強くないからですか?酸化力とか、還元力とかは、何で決まるのですか?

A 回答 (2件)

窒素は電気陰性度が大きいので, 酸化数はどちらかというと負になりやすいんじゃないかなぁ. 「フッ化水素が還元剤になるか」って, あんまり考えないよね.



あと, 窒素の場合は二窒素 N2 の結合エネルギーが大きいので, これができるような反応は比較的起きやすい. その結果, 亜硝酸アンモニウム NH4NO2 や硝酸アンモニウム NH4NO3 はそれぞれ
NH4NO2 → N2 + 2H2O
NH4NO3 → N2 + 2H2O + (1/2)O2
のように分解することがある. このときアンモニウムイオンにおける窒素は亜硝酸イオンや硝酸イオンの窒素を還元している. このような反応を起こすので, 硝酸アンモニウムは (肥料としても使われるんだけど) 爆薬としても使われているよ.
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
例としてあげた窒素については、教えていただいた内容を知っていれば、「酸化還元反応(爆発?)をする」ところまで考えられるのですね。
丸覚えが嫌いでできるだけ理屈を入れて覚えていきたいので、少しヒントを頂けました。

お礼日時:2021/10/31 12:03

>アンモニアが還元剤のリストに載っていないのは、還元剤としては使えるほどには還元力が強くないからですか?


はい。
還元剤として載っていなくても、アンモニアを酸化することは可能です。酸化されれば窒素酸化物などになります。
そもそも、「還元剤として載っていない」というのは、「還元剤として使われることが少ない」というだけであり、「酸化されない」という意味ではありません。そして実際に酸化されるわけであり、酸化されるということはその反応においては還元剤になっているということですよね?
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この回答へのお礼

こんばんは。ご回答ありがとうございました。
疑問がとけて、すっきりしました。
あとは、酸化力とか還元力の強さを決める要因もできれば知りたいです。なにか定式化とか、一定の法則はあるのでしょうか。なければ、丸覚えしかないですか?(高校の範囲です)

お礼日時:2021/10/30 20:21

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