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日本の半導体産業が衰退した理由は何なのでしょうか?

A 回答 (11件中1~10件)

デフレが長らく続き、地盤が揺らぎ続けて、多くの企業が経営危機に陥ったからです。


デフレには様々な悪影響がありますが、事業は黒字であるのに経営危機から事業縮小を余儀なくされるなどが起こったりします。例えば企業は資金調達に不動産を担保として使用していたりしますが、不動産の担保価値が3割下落したらなら、金融機関はそれ以上の返済を求めてきます。これにより経営難になり事業縮小したり、事業を売り払ったり、破綻したりした企業が数多くありました。しかも不動産の下落傾向は15年ほど続きました。一等地だけがようやく上昇に転じたのが10年ほど前ぐらいです。

それ以外にも様々な負の連鎖が相次いだり、政府政策がデフレ退治を行わなかったりして、その結果、日本の産業は著しく衰えてゆきました。
また半導体分野でも投資らしい投資が行われていなく、FAX問題と同じようなことになっています。
デフレ・低インフレの経済情勢では企業が生産性向上に務めることにインセンティブが無くなり、生産性の高い設備を導入するより、古い機器を長く使い続けたり、中古機器で対応しようとする企業が増えます。日本でFAXが長く長く使用され続けていたりするのもこのためです。
これと同じことが半導体生産の中でも起こっていたのが日本です。古い機器を使い続けるための需要だけに事業を注力して、目先の利益のために古い技術で手堅い小さな利益を得ることだけを考えて、必要な将来への投資は行って来なかった(デフレで行えなかった)というのが日本の半導体産業です。その結果、日本の半導体産業は技術力が衰え、競争力がなくなり、産業全体として没落し続ける事態となったのです。
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この回答へのお礼

なるほど
長期的な視点に欠けていたんですね

お礼日時:2021/12/16 20:33

半導体は部品です。


それを買ってくれる最終消費者、家電やスマホの日本メーカーの多くが、市場シェアを失い衰退したことが理由です。
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No.7さんが完璧!



付け足すならば、半導体がド短期に設備投資を要す産業と化したのは、半導体の日進月歩の速度が凄まじい時期であったことと。
日本勢が設備投資できなくなった原因は「バブル崩壊」で、企業は元より、政府にも財政出動の余力が無かったことです。

また、半導体製造ほどには設備投資が不要な、製造装置や素材の生産は、日本に残存している部分も多く。
逆に海外勢は、そこには投資しておらず、日本に依存しています。
今後、上手く立ち回れば、半導体産業での復権も、充分に可能と思います。

・・って言うか、日本の半導体産業は、既に動いてますね。
日本は「政治は二流,経済は一流」で、企業は政治ほどノンビリしてません。
私は製造設備側の立場で、それを実感してます。
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この回答へのお礼

まだまだ日本も挽回出来ますか

お礼日時:2021/12/16 20:38

半導体に限らず産業の海外移転です。


おもちゃだって裏を見たら made in China から今や made in Vietnam ですし。
繊維製品や日用雑貨だってダンボールを見たら海外製品です。

結局、目先の価格を下げるために人件費の安い国に移転をするからです。
諸外国は半導体の将来性まで見越しているので、原料が製造できなくても、製品の製造シェアを取りに行ったのです。
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この回答へのお礼

生産拠点ですかね

お礼日時:2021/12/16 20:29

半導体の製造、開発に40年間います。


人件費や技術者の流出などありますが、衰退の一つの要因は数十年前から
装置産業に移行したのがあります。

製造装置をそろえれば生産技術が充実していなくても、半導体製造が
可能になってきました。
さらに、微細化が進んで製造装置がべらぼうに高くなり、設備投資に
耐えきれなくなったこと。
1台数千万なのが、数億になりそれを数十台、数百台と必要になりました。
そんな時に海外は国をあげて後押ししたため、そこに日本が対抗できなく
なったこと。
投資のスケールが違ってましたよ。
開発も自社ではなく、会社ごと買い取ってしまうなどもあります。

ただ、半導体産業の心臓部はまだ日本は握ってますよ。
半導体製造装置、ちょっと前に話題になったフッ化水素など
材料の日本シェアは非常に高いですよ。
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この回答へのお礼

素材の日本は健在ですか

お礼日時:2021/12/16 20:37

日米半導体協定が切っ掛けですが、その後、経産省は意図的に半導体産業を見捨て、逆に、台湾・韓国は国を挙げて支援した結果です。


https://ameblo.jp/strana/entry-12675521630.html
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この回答へのお礼

やっぱ国策ですか

お礼日時:2021/12/16 20:28

日米半導体協定が原因です。

日本の半導体が世界を席捲しているときアメリカが今の中国にしてやっているような戦争を仕掛け日本はあっさり白旗を上げました。日米摩擦はおもちゃ、衣料、自家用車とあります。その度日本は白旗上げました。
半導体協定で日本は韓国と台湾に資本と技術供与し迂回作戦(機械、材料を輸出して儲ける)をとった結果、ほぼ国内は全滅です。
譲歩は敗戦と同じですね。戦わない日本はいろんな分野で敗退を続けています。
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この回答へのお礼

米国の圧力と素材産業への舵きり

お礼日時:2021/12/16 20:41

半導体も技術が枯れてきたから。

技術は枯れると必ず中韓台などの中等国が追いついてくる。どの業界も同じパターンで衰退している。
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国の積極的財政支援が無かったためです。

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この回答へのお礼

ですね

お礼日時:2021/12/16 20:38

安い部品出荷価格と高い人件費の矛盾です。

無論、半導体を使った完成品メーカー(自動車や通信機器等)は円安で潤っています。
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この回答へのお礼

そこですか

お礼日時:2021/12/16 20:39

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