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半導体製造法はいとも簡単にパクれるのですか?

A 回答 (5件)

ローエンド、ハイエンドの違い。


ただ、最先端の設備と副資材入手してエンジニアを多数招聘してたら可能かな・・
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半導体製造機シェア、半導体素材シェア共にトップクラスです


アメリカのゴールデンラッシュで一番儲けたのは、ツルハシ屋だったそうです。
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いとも簡単にパクれるなら、莫大な公金助成金の支出をしてまで、インテルやTMSCを誘致したりしないでしょう。



まず、知識として抑えて置かなくはならないのは、日本の半導体メーカーと、台湾の半導体メーカーでは、企業システムが違うということです。

日本の半導体メーカーは、半導体を部品として利用して完成品として売っている会社が、部品である半導体も自分で作っていた仕組みになっていました。
その余ったのを、他のメーカーにも売るという仕組みです。
商品は、利益率が高いのは完成品なのです。部品は儲けが少ないのです。
日本のメーカーは、完成品での市場シェアを、それまで高いシェアがあったパソコンや携帯電話で失いました。
つまり、完成品の商品を作るための部品を作る必要がなくなったために生産しなくなったのです。
結果、日進月歩の半導体業界での研究開発費投資をしなくなったことで、大きく技術的に遅れることとなりました。

一方で、台湾のTMSCは、専業ファンドリー生産と呼んでいるシステムを取りました。
これは、半導体の設計や、生産方法は他の先端技術を持っているメーカーがやって、台湾のTMSCは生産設備の投資だけをやって、生産を代行するという仕組みです。
つまり、パクリではなくて、先端技術を持ったメーカーが技術を開示して生産を委託したのです。
日進月歩で進歩する半導体産業は、生産整備、生産機械がすぐに陳腐化します。つまり、生産工場に投資した分を回収し終わらないうちに、新しい生産設備が必要になる可能性が高いのです。そのリスクを負わなくて済みます。
台湾側の企業も、安価な労働力や安価な建築費などの新興国のメリットを生かせて、高い技術を移譲してもらったうえで、より高度な生産ができるような技術に特化して研究開発投資をすることで、技術力を高めて、独占的に先端半導体生産を請け負えるようになったのです。
ウインウインの関係なのです。

日本の半導体メーカーに生産機械を納入していたメーカーは、台湾などのメーカーの要求に応じて、技術開発、改良をしてきた結果、一部の生産機械では、日本のメーカーがまだトップクラスの技術を持っています。

日本の新幹線は、JRがもともとが国鉄の国策会社であったために、鉄道運営会社でありながら、自らも車両技術開発部門を持っています。
また、今も国会議員が地元に新幹線を誘致しようと必死で動いていて、その市場拡大が確実に見込めます。JRからの発注が期待できるために、日立などの車両メーカーが研究開発投資をしているのです。発注会社であるJRと共に研究開発投資をしているから先端技術を維持できているのです。
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日本の半導体メーカーが日本の半導体製造装置メーカーを蔑ろにしたツケが回ってきただけですね。

装置がなければ半導体は作れないのに、金払いが悪く、結局装置メーカーは海外を取引相手に選び、海外半導体メーカーは伸びて日本は落ちていったようです。
ただ、これ、元は半導体メーカーというより、半導体部門を抱えていた企業が半導体部門に予算をかけず、結果金払いが悪い取引相手が誕生したんじゃないかと。
地味な部門には金をかけない、日本企業の体制そのものを表してますよね。
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日本の名だたる半導体メーカーが1990年代から、賃金の安さから台湾や韓国に生産委託したことで、台湾メーカーや韓国メーカーがノウハウを得てしまいました。


30年もかけて台湾も韓国メーカーも世界一の半導体生産メーカーに伸し上がったのです。
簡単な事ではありませんよ。
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