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冬場は西高東低と言われますが、西(日本海側)が高気圧であれば晴れていそうなものですが、なぜ冬場の日本海側は高気圧であるにも関わらず、天気が悪いのでしょうか。

A 回答 (3件)

「高気圧は晴れる」「低気圧は天気が悪い」と公式のように覚えているのが間違いです。



低気圧は「上昇気流」、高気圧は「下降気流」という大気の3次元的な流れです。なので、地表面では「高気圧→低気圧」に空気が流れ(風ができる)、上昇気流では上空に行くほど温度が下がるので雲が発生します。
高気圧の下降気流では、下降するほど温度が上がるので空気は乾燥して雲ができにくくなります。
そういう「空気の流れ」と「それによる雲の発生」というメカニズムで、天気が変わります。

冬の場合には、ユーラシア大陸にある高気圧から、オホーツク海方面の低気圧に向かって風が吹き、それが日本では「北西からの風」になります。その風が日本海を横切るときに、日本海には「対馬海流」という暖流が流れているために大量の水蒸気が蒸発して風に乗ることになり、これが日本の中部山岳に向かって上昇気流となったところ(ちょうど日本海沿岸に沿った地域)に大量の雲を発生して雨・雪を降らせます。
この風が中部山岳を越えた太平洋側、関東では、乾いた北西からの「からっ風」が吹くことになり、冬場は天気の良い日が多くなります。

天気は、機械的な「高気圧、低気圧の位置」だけでなく、風の経路やぶつかり合い(前線や気圧の谷など)、海水温度との関係でどれだけの水蒸気を含むか、それがどこで雲になるか、という「3次元」かつ「地形の条件」を入れて総合的に考えないといけません。
夏・秋の台風も、海水温度が高いと大きく発達しますよね。
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この回答へのお礼

大変よくわかりました。ありがとうございます。

お礼日時:2021/12/23 12:18

他の方も書かれているように、雲の発生理由が低気圧だけではないから、です。


少なくとも3種類、中学校で習いますが、そこから勉強してみると面白いと思います。
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この回答へのお礼

よくわかりました。ありがとうございます。

お礼日時:2021/12/23 12:18

・気圧だけでいえば, 風は高い方から低い方に吹く


・日本海は意外と暖かい
・日本の日本海側と太平洋側との間には山がある
→日本海側は雲ができやすく雪がよく降る.
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この回答へのお礼

よくわかりました。ありがとうございます。

お礼日時:2021/12/23 12:19

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