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ドイツ語、オランダ語は言語学上、SOVに分類されます。しかし多くの場合Ich lerne DeutschのようにSVOに見えます。ですが、先頭を副詞句などが占めたら二番目が定動詞で、主語が3番目に来たり、目的語が短かったりsichがあったりしたら4番目以降なんてことはザラにあります。もちろん、目的語が先頭に来ることもあります。つまり、SVOである可能性は低いということになります。(恐らくですが、ドイツ語、オランダ語の戦闘に来る言葉は日本語の「は」の機能である話題提示に近いのではないでしょうか)
では、SOVはどうでしょう。これは主語こそ決まってないものの不定詞句を指していると説明できます。主語さえ決まれば副文やzu不定詞句になります。また、枠構造も不定詞句から派生したと考えられます。実際、完了形を表すhabenも他の助動詞もニュアンスを付け加えるだけで特定の意味を持ちません。もしSOVである決定的な説明があるとしたら、実は主語が決まった副文のない平叙文はイレギュラーな存在で、ドイツ語、オランダ語話者の根底には不定詞句が染み付いているということだと思います。
しかし、調べてみたらヤフー知恵袋ではドイツ語、オランダ語はSOVというのは生成文法の一派だけで、伝統的なドイツ語学ではSVOという主張も見られました。
いろいろ自分の推測を書き連ねましたが、実際はどうなんでしょう。長年の疑問なのでご教授ください。宜しくお願いします。

A 回答 (1件)

ドイツ語の枠構造を次のように言い換えてみましょう。


ドイツ語の節は下の構造を持つ。
X Y ...
主節では、X には話題(主題)が、Y には(助)動詞が現れる。

もしドイツ語に基本語順がないとすれば、XとY以外の語順は自由ということになってしまい、明らかに事実と異なる。

次に基本語順がSVOだとすると、例えば次の語順が可能であることが正しく予想される。
S V O 副詞(句)
O V S 副詞(句)
副詞(句)V S O

しかし、助動詞(Aux)がある場合の語順は説明できない。
○S Aux O V
☓S Aux V O

これは基本語順が SOV であるとすれば、矛盾は生じない。
もちろん、助動詞がない場合も説明できる。

次に従属節ではどうか。
X はなく、Y の位置には従属接続詞が現れるとすれば、
接続詞 S O 副詞(句)V
が難なく説明できる。


主節がイレギュラーというのではない。
ドイツ語やオランダ語では
X Y ...
という構造が強固であり、主節と従属節で、XやYに来るものが違うというだけである。
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この回答へのお礼

遅れてすみません。理論的にお答えしてくださってありがとうございました!助かりました

お礼日時:2022/01/17 18:38

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