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No.1
- 回答日時:
貨幣価値とは物価の逆数だから、物価と金利の関係といったほうがわかりやすい。
物価と金利は正の相関関係があるのか、負の相関系にあるのか、と。物価と金利はそれぞれ別々の要因によって変化するから、「要因」別に検討しましょう。ここでは標準的マクロモデル、名目賃金が硬直的なマクロモデル(いわゆるケインズモデル)でどうなっているか調べてみましょう。
・財政支出が増えたらどうなるか?一定の通貨供給の下で総需要曲線は上にシフトするので、物価は上昇し、通貨に対する需要は増えるので、金利も上がる。物価と金利は同方向(正の方向)に変化する。
・通貨供給が増えると、金利は下がり、投資が増え、総需要曲線が情報にシフトするので、物価も上がる。こうして物価と金利は逆方向に変動する。
・硬直的名目賃金が上昇するとどうなるか?物価は上昇する(いわゆる、コスト・プッシュによる物価上昇)が、GDPは下落し、金利は低下する。この場合も金利と物価は逆方向に変動することになる。
以上のように、どのような要因(外生変数)が働いているかにしたがって、物価と金利との間の関係は変わるのだ。さらには、ここで検討したのは物価と金利の「短期」的関係だが、長期的にはまた別の結果が得られるだろう。
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