No.2ベストアンサー
- 回答日時:
>所得が増加するから消費も増加するのかと思い、違和感を感じたためにご質問させていただいたのですが、
「所得水準が増加するのであれば、平均消費性向は下がる」とはそういった意味では無いのでしょうか?
違和感?消費関数
C=Co + cY
をもう一度見てください。消費Cを縦軸に、Yを横軸にとると、このグラフは
縦軸のCoのところから出発する右上がりの曲線(直線)で、傾きはc(小文字)です。
所得水準Yが増加するとCも増加する。しかし、APC=C/Y=Co/Y +cの値は所得Yの増加とともに低下する。まさに「所得水準が増加するのであれば、平均消費性向は下がる」となっている。
どこに違和感を感じるのでしょうか?
ポイントは基礎的消費Coにあることがわかりますか?基礎的消費がなく、
C=cY
なら、CはYが増えると増えるが、平均消費性向APC=C/Y=cで一定、Yが増えても下がらない。
しかし、基礎的消費Coがプラスならば、CはYが増えると増えるが、平均消費性向APC=C/Y=Co/Y +cは下がる,ということ。
No.1
- 回答日時:
消費関数が
C=Co+cY
と書けるということ。ここで、Cは消費支出、Coは基礎消費、cは限界消費性向(MPC)で、0<c<1を満たす。Yは所得。つまり、基礎消費とは所得の大きさには左右されない消費部分のこと。
このとき、平均消費性向(APC)は
APC= C/Y = (Co + cY)/Y=Co/Y + c
となる。Co=0ならば、APC=cとなり、APCはYとは独立で、Yが増えても変わらない。ところが、Co>0ならば、APCはYが増えると、減少することがわかるでしょう(右辺を見てください)。
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gootarohanako様
解説をありがとうございます。
確かに式を見ると納得いきました。
もう一点なのですが、
所得が増加するから消費も増加するのかと思い、違和感を感じたためにご質問させていただいたのですが、
「所得水準が増加するのであれば、平均消費性向は下がる」とはそういった意味では無いのでしょうか?
見当違いのことを聞いていたらすみません。