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カエサルは庶民派だったのに、なぜ独裁政治を行ったのでしょうか?

A 回答 (2件)

ガイウス・ユリウス・カエサルは庶民派では無いですよ。


カエサル家一族は平安時代の藤原家以上の存在で、政治、軍事、経済
を牛耳っていました。
眼の上のたん瘤が元老院なのです、ローマ帝国には皇帝と言う役職は
無く、複数の政務官の役職に分かれて運営されていました。
ガリア討伐に当たり、臨時職の軍事独裁官を賜りました。
遠征後はルビコン川で軍を解散して、単独でローマに帰る事が法で
決まっていました。
軍事独裁官のまま、ローマに帰る事を決心して、有名な「賽は投げられた」
の言葉と共に、渡河したのです。
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ローマ皇帝は後世の歴史家が中国王朝を模倣して、付けた称号です。
カエサルやアウグストゥスと呼ばれていました。
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この回答へのお礼

とても詳しくありがとうございます!

お礼日時:2022/06/26 21:37

カエサルが目指した政体は、現代の米国とよく似ている。


皇帝+元老院の政体は、大統領+議会だ。

ローマは大国になるにつれ、既得権益を守ることに力を入れる元老院議員たちの弊害が目立ってきた。必要な政策を迅速に打つ必要があっても機能不全をしばしば起こしていた。それは反民衆的と云ってもよい。
だから、カエサルは元老院に対抗するために大統領的な皇帝を目指し、政治や軍事の迅速化を目指した。国家の機能不全が解決できれば、それは庶民にとっても良いことになるでしょう。
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