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自衛隊の任期制自衛官(自衛官候補生)という制度は廃止すべきではないでしょうか?


自衛隊に任期制がある理由は「精強性を保つため」とされていますが、果たして今の時代、ただ単に若いだけの兵隊を大量に確保する必要性があるのでしょうか?
兵士を集めて敵に向かって突撃特攻する時代は終わりました。もう槍と鉄砲を持って人間が肉弾戦をするような時代ではないのです。

自衛隊には「職種」というものがありますが、どれもこれも専門的な教育が必要な仕事ばかりです。「専門的な仕事は技術曹・技術幹部が既に足りている」と反論する人がいましたが、技術系の自衛官が担当するのは科学技術や研究開発です。艦艇の操縦しかり、レーダーや航空機の整備しかり、情報・諜報しかり、素人では扱えない高度な仕事が自衛隊にはたくさんあります。ミサイル1発撃つことすら、専門の教育が必要です。「専門的」と聞いて技術海・空曹しか思いつかない貧弱な発想の人こそ、自衛隊の仕事をまるで理解していないと言わざるを得ません。


いかがでしょうか。
人手不足で嘆いておきながら、最初から退職が前提の若者を大量雇用するなんて矛盾しています。人材流出を防ぎたい、もっと入隊者を集めたい、であるならばそれに見合う待遇を用意すべきです。
(たまに、「一般曹候補生のくせに中途退職する奴がいる」と批判する人がいますが、職業選択の自由は誰にでも保障される権利です。)

ですので、任期制自衛官は陸上自衛隊の普通科のみ維持して、他は廃止すれば良いと思います。
反論がある人は、任期制が必要な理由(任期制でなければならない理由)をぜひお聞かせください。

質問者からの補足コメント

  • おそらく回答者さんたちが寄越すであろう批判を予想し、予め反論しておきます。

    【予想される批判と、その反論①】


    ・『任期制を廃止したら人手不足になる』
    →では、今の自衛隊はさぞかし入隊希望者で溢れかえっているのでしょうね??


    ・『ただでさえ人手不足なのにもっと人手不足になる』
    →ただでさえ人手不足ということは、任期制は人手不足を解消する方法として役に立っていないということです。
    なぜ人手不足なのか、冷静に考えることをおすすめします。営内居住のストレス、安い給料、早い定年など、可能性はたくさんありますよ。

      補足日時:2022/11/13 22:31
  • 【予想される批判と、その反論②】

    ・『任期制を廃止したら曹(下士官)ばかりになる』
    →「士」が任期制なのですから、「士」不足になるのは当たり前です。数年でほとんどが除隊するわけですから。しかも、一般曹候補生区分で入隊すれば2年9ヶ月で「曹」に昇任します。入隊3年未満のペーペーでも部隊の中核として即戦力に投入され、下っ端は任期制で後継が育たない。つまり、「曹ばかりになる」のは任期制が原因です。


    ・『任期制を廃止したら曹に昇任しない40代50代の「士」が大量発生する』
    →「オッサンの現場の兵士はいらない」と言いたいのでしょうが、まるで曹は現場から退いている、みたいな言い方ですね。
    実際には、「曹」は部隊の中核を担う現場の第一線です。曹になれば楽なデスクワークに回されるとでも思っているのでしょうか?違いますよ。

      補足日時:2022/11/13 22:34
  • 【予想される批判と、その反論③】


    ・『専門的な仕事は正規の自衛官が、マンパワーが必要な仕事は任期制自衛官がやる』
    →これも勘違いですね。任期制隊員は非常勤ではなく、れっきとした正規雇用の自衛官です。自衛隊の職種を見れば分かる通り、非任期か任期かで仕事に差はありません。任期制の潜水艦乗組員もいるし、非任期制の事務員(経理、会計など)もいます。


    ・『平時から大量の人間を雇っておくのは無理だから任期制がある』
    →そのために「予備自衛官」「即応予備自衛官」という制度が既にありますが。それに、任期制自衛官は常勤ですから、財政問題を解決する方法にはなりませんよ。


    ・『一般曹候補生を増やしたらコストが増える』
    →国防をコスパ重視って...(呆) 究極の平和ボケですね。

      補足日時:2022/11/13 22:38
  • 【予想される批判と、その反論⑤】


    ・『自衛隊には不適格な人間も入隊するから、ふるいにかけて辞めてもらうべき』
    →不適格な人間に合格を出してしまうのであれば、採用試験がザルということです。不適格な人間に武器を持たせるのは危険です。

    ・『多様な採用方法として任期制は必要』
    →なぜ多様な採用方法が必要なのか謎です。人手を集めるだけの目的で難易度を下げ、不適格な人材を入隊させるなんて本末転倒です。


    ・『任期制があれば幅広い人材を採用できる』
    →幅広い人材?(笑)
    自衛隊が求める人材はただ1つ。「上官の命令を聞くか」だけです。必要なのは責任感や任務達成への貢献意欲であって、個性など不要です。

      補足日時:2022/11/13 22:40
  • 【予想される批判と、その反論④】
    (④と⑤が入れ替わってしまいました)

    ・『任期制があれば、とりあえずお試しで入隊してもらい、気に入ったら定年まで働いてもらうこともできる』
    →自衛隊を職業訓練校か何かだと勘違いしているのですか?広報官が、資格取得や経験をエサに釣るのは有名な話ですが、自衛隊は学校ではなく国防組織なのです。お試しで務まるほど国防は甘くありません。自衛隊を舐めすぎです。

      補足日時:2022/11/13 22:41

A 回答 (3件)

>専門的な職種である海空の自衛隊にまで任期制が必要である理由が聞きたいです。



軍隊の基本的なやり方は#1で示しました。質問者様は「海空は専門的」と書いておられますが、他国でも任期制を採用している国はありますね。

ならば自衛隊側が任期制を採用しても別に問題はないと思います。

誤解しないでいただきたいのは「質問者様の提案そのものに反論しているわけではない」ということ、任期制に問題点がある、という部分は正しいとは思います。

しかし、設問が「なぜ任期制が必要なのか?その理由を回答せよ」ということなので、軍隊の基本的な仕組みとそれに伴う任期制の必要性を回答しています。

「任期制なんかいらない!」と質問者様が思うのは勝手ですし、その点に私は何ら言及していません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2022/11/14 00:20

>士は任期制ではないですよ。

任期制の士がいるだけです。
この違いは知っておいでですか?

ええ、知ってますよ。でもご質問の内容は「なぜ任期制を採用しているのか?」ですから、任期制ではない部分は無視しています。

任期制が必要な理由は#1の通り、です。
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この回答へのお礼

徴兵制がある国では、徴兵された人員は基本的に陸軍に投入されます。最も多いのが歩兵と呼ばれる部隊です。海空軍は徴兵と言えども志願制であり、韓国海空軍の場合は採用試験もあります。いわば徴兵されるための採用試験ということです。
したがって、任期制自衛官が志願兵(徴兵の対義語)に相当するのであれば、陸上自衛隊の普通科に配備されるべきです。私は陸上自衛隊の普通科には任期制隊員が必要だと述べています。
専門的な職種である海空の自衛隊にまで任期制が必要である理由が聞きたいです。

お礼日時:2022/11/13 23:59

>任期制が必要な理由(任期制でなければならない理由)をぜひお聞かせください。



それは士官・下士官・兵卒という3重構造になっているからで、なんで3重構造になっているかというと「有事の時に徴兵する場合がある」からです。

士官・下士官・兵卒という区分ができたのは、西洋の近代化・民主化の時期で、それまで貴族と職業軍人&傭兵で戦争を行ってきたものを、民主化によって参政権を得た平民が徴兵されるようになったことに由来します。

最初期は士官=上流階級・下士官=職業軍人・兵卒=徴兵、だったのですが、民主化によって士官=士官学校などのエリート教育を受けた者・下士官=専門課程を得たか経験を得た者・兵卒=徴兵又は一般志願兵、という区分になっていきました。

質問者様の問題提起は「軍隊が志願制なら確かに問題」という部分があって、徴兵制ならなんの問題もないし、むしろ徴兵は任期制じゃないと困るわけです。また志願兵だとしても、実戦があり得るなら、任期制じゃないと「運よく任期満了で生き残って帰れる」という事がありえなくなります。

だから自衛隊も、徴兵する可能性があるかどうかは微妙だとしても《絶対ない》とは言い切れないないとか、志願制でも「実際の戦闘がありうる」なら士(兵卒)は任期制度にしておく必要があるのです。

なので個人的な意見としては「士は任期制でいい」です。その代わり「待遇面はもっと考慮すべき」でしょう。実際、日本の自衛官は士であっても、他の軍隊よりも任期(というか更新回数)が長く、他の軍隊よりも高齢の士が多く、退官時の再就職が困難になっていることが多いようです。

なので、待遇などの面では考慮が必要だと思います。
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この回答へのお礼

士は任期制ではないですよ。任期制の士がいるだけです。
この違いは知っておいでですか?

お礼日時:2022/11/13 22:59

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