
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
もともとの ppm (Parts Per Million)が「質量比」だと思うので、比重は関係ありません。
鉄標準液(1000ppm)0.103 g 中の「鉄」の質量は
0.103 [g] × 1000/1000000 = 1.03 × 10^(-4) [g]
これが、両者を足した溶液
0.103 [g] + 9.859 [g] = 9.962 [g]
の中に存在するので、その鉄の比率は
1.03 × 10^(-4) [g] / 9.962 [g] = 1.0339・・・ × 10^(-5)
≒ 1.03 × 10^(-5)
=10.3 [ppm]
です。
書かれた数値に間違いがなければ、10 ppm 以下になることはないと思います。
ただし、「シュウ酸鉄」が固体として沈殿した残りの溶液の中の鉄濃度であれば、おそらく 10 ppm 以下になると思います。
No.2
- 回答日時:
No.1 です。
では、シュウ酸鉄が固形物として沈殿した後に残った溶液の鉄の濃度はいくつになるか?
鉄標準液(1000ppm)0.103 g 中の「鉄」の質量は
0.103 [g] × 1000/1000000 = 1.03 × 10^(-4) [g]
これは鉄の原子量 55.845 より
1.03 × 10(-4) [g] / 55.845 [g/mol] = 1.84 × 10^(-6) [mol]
になります。
鉄とシュウ酸との反応で生成するシュウ酸鉄は
・2価のシュウ酸鉄(Ⅱ)
Fe + C2H2O4 → Fe(C2O4) + H2
または
・3価のシュウ酸鉄(Ⅲ)
2Fe + 3C2H2O4 → Fe2(C2O4)3 + 3H2
シュウ酸の式量は 90.03 なので、9.859g のモル数は
9.859 [g] / 90.03 [g/mol] = 1.10 × 10^1 [mol]
ということは、シュウ酸の量の方が圧倒的に多いので、ほとんどすべての鉄がシュウ酸鉄(Ⅱ)またはシュウ酸鉄(Ⅲ)となると考えられます。
従って、残った溶液の鉄の濃度は「ほとんど 0 ppm」ということになると思います。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています
このQ&Aを見た人がよく見るQ&A
人気Q&Aランキング
-
4
化学の問題です。 シュウ酸の結...
-
5
水の硬度を求めるキレート滴定(...
-
6
シリカ測定(モリブデンブルー比...
-
7
吸収スペクトル
-
8
滴定実験
-
9
部数について
-
10
滴定酸度とpHの違い
-
11
ヨウ素溶液の作り方について
-
12
よう素フラスコについて
-
13
トリプトファン、チロシンのニ...
-
14
インドフェノール法の計算方法で…
-
15
重量百分率
-
16
オスモル濃度
-
17
水酸化ナトリウム水溶液の作り方
-
18
炭酸カルシウムの溶解方法
-
19
1規定水酸化ナトリウム溶液の作...
-
20
電気泳動してもバンドが流れま...
おすすめ情報
公式facebook
公式twitter