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LUKE: (focusing, quietly) All right, I'll give it a try.
(静かに集中して)分かった。やってみるよ。

YODA: No! Try not. Do. Or do not. There is no try.
違う!やってみるじゃない。やるかやらないかじゃ。試しはいらいない。

出典:https://english-showering.com/do-or-do-not-there …

上記は、スターウォーズ Episode V: The Empire Strikes Back (帝国の逆襲)でLukeがYodaからForceの特訓を受けた際の言葉です。

ヨーダの台詞で、"Try not."と言っています。"try not to do..."で、「~しないように(努力)する」という意味ですが、「やってみるじゃない」という意味で使うなら、"Not try"や"Don't try"のように"try"を否定するために"not"を"try"の前にもってこなければならないのではないかと思っています。

つきましては、次の点ご教示願います。
①「やってみるじゃない」という意味で、"Not try"ではなく、"Try not"としている理由。
②"Try not"は、何を「しないようにせよ」と言っているのか。
③"Not try"や"Don't try"で、「やってみるじゃない」という意味にならないのか。
④なるのであれば、"Try not"との意味やニュアンスの違い。ならないのであれば、どのような意味になるのか。

A 回答 (9件)

この件については、歴史的な経緯が関係するようです。



大修館書店「クエスチョンボックスシリーズ第12巻 話法・語順・否定」の74頁以下にそのあたりの記述がありますので、概略をご紹介します。


1.かつては、否定語は ne であって、それが動詞の前に置かれて否定形(たとえば “ic ne secge”=“I do not say.”)を作っていた。

2.中期英語時代になると、さらに not を動詞の後に添えて、否定の意味を強めることが行われるようになった(たとえば “ic ne seye not”)。

3.ne は弱勢で発音されていたので脱落しやすく、15世紀には “V+not” の形(たとえば I say not.)だけがもっぱら用いられるようになり、15世紀ごろからエリザベス朝時代(1558年 - 1603年)にかけては、“V+not” の形が長らく否定文の定型となった。Be や haveについては現在も “be(or have)+not” を使うが、これはその当時の否定形の存続である。

4.14世紀以降、do、does、did が助動詞を伴わない文において用いられるようになってきた。例えば、肯定文では I say. のほかに I do say.という形、否定文では I say not. のほかに I do not say. という形も生ずるようになった。

5.not が否定語として確立すると、それを重要な意味を表す動詞の前に置こうとする傾向から “not+V” の形(たとえば I not doubt.)も用いられるようになった。

6.not を動詞の後に置こうとする伝統的傾向と、それを重要な意味を表す動詞の前に置こうとする新傾向との、両方をかなえてくれたのが I do not say. の形。その後、この “do not+V” の形が次第に優勢になっていった。

7.“not+V” の形はあまり広がらなかったが、“V+not” のほうは歴史が長かったため、定型的な表現の I doubt not や I know not を始めとして、特定の動詞においてはその後も長く用いられ、古文体や詞文を初め今日でもこの形が用いられている場合がしばしば見いだされる。


以上のような歴史的経緯から、"Try not." のような形は古風な印象があり、重々しさや改まった感じを受けるため、それが No.2 さんが仰る「通常とは違う異質な文化や背景の賢者感」を醸し出すのでしょうね。ケネディ大統領の演説の場合も、やはりあえて古風な表現をつかうことによって、重々しさや改まった感じを演出しようとしているのだと思います。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

>6.not を動詞の後に置こうとする伝統的傾向と、それを重要な意味を表す動詞の前に置こうとする新傾向との、両方をかなえてくれたのが I do not say. の形。その後、この “do not+V” の形が次第に優勢になっていった。

英語の歴史から分かりやすくご解説くださり非常に勉強になりました。
英語の言語の歴史は古くその変遷が深く研究されているので、このような解説も可能になっているのですね。驚嘆させられます。
ご回答の6番の折衷案は凄い!と感動しました。そして皆が納得したからこそ広く受け入れられ今も使われるようになったのでしょうね。

>以上のような歴史的経緯から、~中略~ 重々しさや改まった感じを演出しようとしているのだと思います。

古い表現で、重々しさを出そうとしていること理解いたしました。

お礼日時:2022/12/16 10:37

スカッとさんおはようございます。


 Not の位置がだいたい動詞の左にあります。Not が副詞です。妖駄さんが言いたいのは強い程度で挑めということです。試みを禁止することではありません。A willingness of a try is not strong enough. The willingness of the doing is the right amount of strength. です。A try のとき try が名詞です。Try not のときの try が助動詞です。Do or do not のときの do が助動詞です。No try の try が名詞です。強意の do に対して弱意の try が対応します。『not の品詞はいったい何でしょうか?』https://oshiete.goo.ne.jp/qa/2991266.htmlさんと『形容詞の付帯状況?とnotの使い方』https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8482412.htmlさんと『「Not」を文頭に持ってくることはできますか?』https://oshiete.goo.ne.jp/qa/5882174.htmlさんと『”Try to not....”は文法的に間違いですか?』https://oshiete.goo.ne.jp/qa/2266352.htmlさんと平出昌嗣『英語と日本語における否定』https://cir.nii.ac.jp/crid/1390009224859812608が良かったです。There is not a word. です。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

多くの資料ご提示いただき、勉強になりました。

お礼日時:2022/12/16 15:47

Try not. = Don’t try. です。



「しないようにする」の意味なら
Try not to.
と言うと思います。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

"Try not to"の"to"を入れて初めて、しないようにせよと表現できると理解しました。
一般的に、名詞的用法の「to不定詞」をとる動詞は、V not+"to"まで入れると考えておいてよろしいでしょうか。

お礼日時:2022/12/16 10:43

ちょっと前に調べて出てきた論文


Chung-hye Han and Anthony Kroch, The rise of do-support in English: implications for clause structure
によると命令文で「Do not + 動詞の原形」という形が優勢になったのは 17世紀後半. ちなみに普通の否定文で do not がよく使われるようになったのもほぼ同時期.

たぶん, Luke が try つまり「試しにやってみる」といっているのに対して「『試し』じゃなくって本気でやれ」といっているとか, そういうことじゃないかなぁ. 見たことないけど.
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

勉強になります。

お礼日時:2022/12/16 10:39

単純に「Try not.」=「Don't try.」です。

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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

勉強になります。

お礼日時:2022/12/16 10:38

Try not は古い英語で、今ではあまり使われない形ですが、聖書の表現などで見たりします。



Fear not, for I am with you.
恐れるな。わたしはあなたとともにいる。
イザヤ書41:10

ケネディ大統領の有名な言葉もありましたね。
Ask not what your country can do for you — ask what you can do for your country.
国があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたが国のために何をできるかを問うてほしい。

たどたどしい感じではなく、ちょっと古めかしくて、重々しく格調高い感じになると思います。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

そのような使い方があったのですね。
ということは、このヨーダの台詞"Try not"も"try not to do"という意味ではなく、"Don't try"の意味で使っているという理解でよろしいでしょうか。

お礼日時:2022/12/14 14:56

George Washington の言葉。

彼は東洋人でもなく賢者ぶってる訳でもないと思いますよ。
「"Try not"と"Don't try」の回答画像3
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

動詞+notという使い方がありそうですね。
これはどのような時に使われるのでしょうか。
古い使い方で今は使わないということでしょうか。

お礼日時:2022/12/14 14:08

ずいぶん昔に同じような質問に答えたことあるけど、ちょっと見つからない。

I'll give it a try. 「とりあえず、やってみるよ」みたいな、できるかどうか積極的に信じていないルークに対する返事として、

① YODAのキャラとして東洋人?のような賢者感を出すために、わざと流暢と対極にある単語を並べるような英語で語っています。
② NO、TRY NOT.  違う! 試す、違う。
DO. OR DO NOT.  やるか、やらないか。 
THERE IS NO TRY.  試すは なし。
③ There is no trying. と同じような感じです。
④ 同様、通常とは違う異質な文化や背景の賢者感を出すために、そういう言い回しをしていると思います。

”try”に含まれる「うまくいかなくてもしょうがない」という、マイナス思考が混じった考え方自体を否定しているわけです。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

確かに、ヨーダの台詞で東洋人のたどたどしい感じを出すというご回答をいただき感銘を受けた記憶があります。
この台詞も、その雰囲気を醸し出しているのですね。
今後ヨーダの台詞は、そのつもりで見聞きするようにします。

お礼日時:2022/12/14 12:42

Don't try (Do not try) という言い方はあっても Not try という言い方はない。

Try not という言い方はあるが古い言い方。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

失礼しました。
Don't try.とTry not.では如何でしょうか。

お礼日時:2022/12/14 12:34

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