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How Banks Create Money
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私がいろいろ調べた結果では上記の海外サイトの方ですが、経済についてまだ不理解な部分も多いです。どちらが正しいのかの解説を聞きたいです。
信用創造の話、どちらが正しいですか?

A 回答 (4件)

いま、議論を簡単にするため、rを法定準備率とし、当該経済にはただ一つの銀行があり(銀行システム全体を代表している)、法定準備以外はすべて貸し出すとする。

また民間部門(個人・企業等)は現金は保有せず、取引等の毛一切はすべて預金で行うとしよう。回答で使った記号でいうとk=0とする。
いま通貨当局(日銀)が銀行が保有する国債を買い上げ(つまり買いオペをする)、H(円)だけのマネタリーベースが増えたとする(つまり、この金額が銀行の日銀当座預金にはいる)。銀行はこのHを民間に貸し出す。受け取った借り手はそれを機械の購入に使う。機械販売者はそれ(H円)を銀行に預金する。銀行はH円から法定準備を除いた金額(1-r)Hを第3者に貸し出す。第三者はそれを自分の設備拡充に使う。設備販売者はそれを銀行預金する。銀行は法定準備を除いた(1-r)^2Hを別の人に貸し出す、。。。等々。一連の行動の結果によって創造された預金総額Dは
D = H+(1-r)H+(1-r)^2H+...+...
= H[1+ (1-r) +(1-r)^2 +...+...]
= H[1/(1-(1-r))]
= H/r
となる(等比級数の和の公式を用いた)。このように、民間部門に現金選好がなく、法定準備以外銀行の外に資金が流出しないときの銀行信用創造は上のようになる。民間部門が現金選好があり、預金の一定割合kが個人・企業に保有されるとすると、上の公式が
D=H/(r+k)
と修正されることは容易にわかるだろう。逆に、法定準備も、現金選好もない経済では
D=H+H+....+....=無限大
と、制限なく大きくなる(発散してしまう)ことは容易にみてとれるでしょう。あなたの「前者」では法定準備や現金選好にふれないで議論しているので、銀行はいくらでも信用創造ができるかのように見えるのですのです。

別のサイトで「預金を準備で割った値は金融乗数に等しいか」という質問をみたが、もしかしたらあなたが質問しているのだろうか?
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この回答へのお礼

k<0となっている状態で個人や企業等の民間部門に銀行法定準備以外でも保有する準備のはM=C+Dとは必ずしもならないので、r以外で法定支払い準備率より大きい値をとした場合ではどうでしょうか?。ここについてはどうなっているのでしょう?とくに日本ではアメリカと比べると高いとも言えるでしょうし。前にも書きましたがアメリカで暮らしたことがあるならば、キャッシュはほとんど使わないので、それがわかるのではないでしょうか?

お礼日時:2023/10/23 20:05

とくに日本では現金選好が大きいとも限らないのでk値よりMでの値をアメリカと比>では個人や企業等の民間部門にk<0となっている状態・・・



k<0??
k=C/Dと定義されているから、k<0ということはC<0ということを意味する。たとえば、日本国で現金残高Cがマイナスになるとはどういう意味でしょうか?Cとはあなたや私の財布に入っている千円札や1万円札の日銀券のことですよ(日本経済の実際のデータをみてみましょう。2022年12月の日本のデータ(平均残高)ですが、
C=116.8兆円
D=925.3兆円
M=1042.2兆円
となっている。よって、このときのkを計算するとk=0.126(12.6%)となる。ただしマネーストックはM1の定義による、つまり預金通貨Dは当座預金・普通預金等の要求払い預金を意味する。

私にはあなたのつぎの文章も理解不能です。

>では個人や企業等の民間部門にk<0となっている状態で
銀行法定準備以外でも保有する準備のr以外で法定支払い準備率より大きい値をとした場合ではどうでしょうか?M=C+Dとは必ずしもならないので。べると高いとも言えるでしょう。アメリカで暮らしたことがあるならば、キャッシュはほとんど使わないので、それがわかるのではないでしょうか?

kが負の値をとることはありえないので、あなたの言っていることは意味不明です。それからM=C+Dとは日銀が用いているマネーストックの定義(ここでMの記号であらわしている)で、現金通貨(記号Cであらわしている)と預金通貨(記号Dであらわしている)の合計からなる。経済で広く使われている概念で、わたしが作った概念ではありません。


>M=C+D/(k+1)+(k+r)としてもC=kDでともなるので、M=D(1-k/C+D)
で、これを上の式へ代入するとH(k+r)/CDで得ることになります。これであなたの信用乗数の教科書的公式の説明になるというのはちょっと無理があるとおもいますがいかがでしょうか?

こんな式はみたことがありませんし、どういう風に導いたのかちょっと考えただけではわかりませんね。あなたが作った式でしょうか?なぜこの式が成り立つのか説明は?

私が使用した式
M=H(k+r)/(k+r)

M=C+D
H=C+R
という定義式に
C/D=k
R/D=r
とおいて導いた式ですから、成り立つことはすぐにわかるでしょう。わたしのこの式と同様の式は
Milton Friedman and Anna J. SchwartzのA Monetary Historiy of the United States 1867-1960 という有名な本の付録でも展開されていますので、図書館ででも調べてみてください。

ちなみに、日銀のデータを見ると、2022年12月の平均残高で
H=617.2兆円
で日銀券発行高122.9兆円、各銀行の日銀への当座預金が489.5兆円(うち準備427.9兆円)、硬貨発行高4.9兆円(硬貨は日銀ではなく政府が独立に発行する)。なお、私が用いたRはこの427.9兆円に各銀行が自分の金庫等に保有しているている現金を含むので単純計算して、122.9+4.9-116.8=11.0(兆円)ぐらいを各銀行は自分の金庫に保有していると推定される。


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この回答へのお礼

k<0となっている状態で個人や企業等の民間部門に銀行法定準備以外でも保有する準備のはM=C+Dとは必ずしもならないので、r以外で法定支払い準備率より大きい値をとした場合ではどうでしょうか?。ここについてはどうなっているのでしょう?とくに日本ではアメリカと比べると高いとも言えるでしょうし。前にも書きましたがアメリカで暮らしたことがあるならば、キャッシュはほとんど使わないので、それがわかるのではないでしょうか?

お礼日時:2023/10/23 20:04

No1への追記です。

No1で

M=H(k+1)/(k+r)
を求めた。
M=C+D
C=kD
より
M=D(1+k)
となるが、これを上の式へ代入すると
D=H/(k+r)
を得る。これが、あなたの「後者」の、信用乗数の教科書的公式。通常はkは無視するので、k=0、それからrは法定支払い準備率とし、法定の支払い準備以外はすべて貸し出すとして話を進めるので、1/rを信用乗数(法定準備率の逆数)としている。現実には、個人・企業等の民間部門には現金選好があり(k>0)、銀行は法定準備以外にも準備を保有するので、rは法定支払い準備率より大きい値をとる。とくに日本の場合現金選好が大きいのでkの値はアメリカなどと比べると高いだろう。アメリカで暮らしたことがあるが、(ドル紙幣等の)現金はほとんど使わない。スーパーなどの支払いを見ていても、個人小切手とかデービットカードを使って支払っているので銀行預金が直接支払いに用いられていることがわかる。
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この回答へのお礼

では個人や企業等の民間部門にk<0となっている状態で銀行法定準備以外でも保有する準備のr以外で法定支払い準備率より大きい値をとした場合ではどうでしょうか?M=C+Dとは必ずしもならないので。とくに日本では現金選好が大きいとも限らないのでk値よりMでの値をアメリカと比べると高いとも言えるでしょう。アメリカで暮らしたことがあるならば、キャッシュはほとんど使わないので、それがわかるのではないでしょうか?
M=C+D/(k+1)+(k+r)としてもC=kDでともなるので、M=D(1-k/C+D)
で、これを上の式へ代入するとH(k+r)/CDで得ることになります。これであなたの信用乗数の教科書的公式の説明になるというのはちょっと無理があるとおもいますがいかがでしょうか?

お礼日時:2023/02/07 07:53

前者に賛成する理由はなんですか?あるいは前者と後者の違いは何でしょうか?


前者が言っていることは、現代の経済では通貨を供給しているのは中央銀行ではなく、むしろ、いくらでも、預金通貨というかたちで「信用創造」できる民間銀行だ、ということでしょう。
確かに、供給されている通貨(マネーストック)の大部分は現金(日本だったら日銀券)ではなく、銀行預金からなることは間違いない。しかし、銀行は、本当にいくらでも、制限なく、「信用創造」できるんでしょうか?
いま、マネーストックをMと書くと、
M=C+D
と書ける。Cは民間が保有する現金(通貨)、Dは民間が銀行に保有する預金(通貨)。民間とは銀行を除く個人・企業等を指す。一方、通貨当局(日銀)が市場へ供給するマネタリーベースをHと書くと
H=C+R
となる。ただし、Rは銀行の預金(支払)準備で、銀行が日銀に保有する当座預金や各銀行の金庫にある現金のこと。
上の式を下の式で割ると
M/H=(C+D)/(C+R)=(C/D + 1)/(C/D + R/D)=(k+1)/(k+r)
よって
M=H(k+1)/(k+r)
となる。ただし、k=C/D, r=R/D。kは民間主体の現金選好率、r=銀行の預金(支払)準備率。
これが、経済に流通するマネーストック(M)と通貨当局がコントロールするマネタリーベース(H)との間の関係だ。銀行は無限にDの部分を「信用創造」できるのではなく、民間の現金選考や支払準備率の制限を受けることはこの式が示している通り。民間に現金選好がなく(つまり、k=0)、かつ銀行に支払準備の必要がない(つまり、r=0)ならば、有限のH > 0に対して無限のMが銀行の信用創造によって供給されることになるでしょう。しかし、現金選好が少しでも存在し(k > 0)、支払準備の規制(r > 0)があるかぎり、無制限に預金創造はできない。
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