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自動車ではある程度無人で運転する技術が確立されつつあると聞きます。電車も一部の新交通システムなどでは、無人です。どうして、一般の路線は未だに有人運転なのでしょう?、現在の技術をもってすれば、無人運転車両の開発も容易だと思うのですが・・・踏切などのトラブルも、各種レーダーで探知すれば緊急停止するとかすれば良い訳ですし、経験と感に頼る現在のブレーキ操作も、車重と加速度を計算すれば、最適なブレーキタイミングが分かります、そうなれば、オーバーランも起こりません。

単純に機械に命を預けるのは嫌だと言うメンタル的な拒否反応が原因なのでしょうか?、あるいは開発コスト?

A 回答 (15件中1~10件)

 雇用問題は先に他の方が述べられているので、別の方向から私も考えてみます。


 コンピュータ化されようが、人的操作でいこうが、プログラムミスや操作ミスで事故は起こりえます。そして、線路に何かあった場合、動いているモノと静止しているモノを危険だと見分ける技術に関してはまだまだ未完成です。ホンダの車「レジェンド」にはそんな技術がつきましたが、確か警告するだけだったような(避けれたっけ)。置き石のような小さいモノを100キロ走行で制止できる距離から感知できるでしょうか(それも手前がカーブならなおさらムリ?)。ましてや自殺志願で突然線路に寝ている輩もあり得ます。プログラムの想定範囲外がナンボでもあるでしょう。機械化に対して、先に先に考えていくと、被害者遺族は誰をまず恨めばいいのか、わからなくなりそうです。車も完全自動運転ができたとして、完全に前方を見ていなかった場合、プログラム業者が責任を負うのでしょうか。それとも自動車会社?見ずに運転できるのに運転手?被害者遺族は運転手をまず恨みたいでしょう。尼崎の事故もまずは運転手の責任を問いたいはずです。だが亡くなっていたのでかなわなくなった。なら会社だ。安全対策係だ。だけど、訴えられる側にしてみれば、「その場にいなかったので」実感がないでしょう。遺族の方も「誰に怒りの矛先を向ければいいねん」が本音じゃないでしょうか。今のこの状態は、誰にいちばん言えばいいのかさえわからない。過酷な勤務状態にあろうがなかろうが、とにかく直接的な責任の運転手?運転手にパニクらせるほど、過酷勤務を課せたJR?「どっちがより悪かったか先にハッキリさせてくれ」
 大阪のニュートラムという自動運転できる電車は、最初は無人でしたが大きな事故後、確か今もただ座っているだけの係員が運転席にいます。何もない時は「必要か?」と思いますし、「座ってるだけなら運転資格はいらないよな」てことは給料下がりますよね。でもいざ事故の時にエレベーターみたいにインターホンで「どうしました?」と聞かれていて対応していては、死人が増えそうです。まして今回の尼崎の事故のようにひどい状態なら何人の人がインターホンで説明できるでしょうか。自動化を進めると言うことは運転・安全のプロを育てることをしないと言うことにもなります。以前テレビで実際の運転士が「電車でGO」を初体験していた時、うまくなかったんです。「イスの背中からのG(重力加速度だつたっけ)が感じられないからコツが違うと言っておられました。
 金銭的な面をクリアすれば、完全自動化は可能でしょう。しかし、事故が起こってからは、ニュートラムの例のように、変な逆行を余儀なくされています。何か起こった時に責任の所在がややこしくなりそうだし、まだまだコンピュータだけに任せてられないと思ってしまうのは、オヤジだからでしょうか。
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技術的にも現実でも運転士がいなくても問題ありません。


現に「ゆりかもめ」は、運転士はいません。(テレビで監視していますが・・・。)
また東京メトロや都営地下鉄、東急はブレーキはすべて自動です。(勝手にホームに止まります。)
東京メトロでは出発もボタンひとつで運転しますしね。
ただし、運転士がいなくなるためには次のような問題はあります。
1.踏切がない。
2.ラッシュがない。
3.駆け込み乗車がない。
4.等間隔で列車が来る。
5.急行などの優等列車がない。
などなど。
技術的にはできることですが、安全運行のためには、逆に人がいないと緊急時に対応ができない。
また機械も完璧ではありませんしね。
このようなシステムは、あくまでも補助的なものなのです。
それとこのようなシステムは、設置やメンテナンスにかなりのお金がかかるでしょう。まずローカル線では無理ですね。山手線でも上記の問題が残るので、無理があると思います。
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”単純に機械に命を預けるのは嫌だと言うメンタル的な拒否反応が原因なのでしょうか?”


意外と大きな理由がこれでしょう。実際に電車を無人運転するのに膨大なコストがかかるのはそのとおりです。
でも、たとえば飛行機はどうでしょう? 既に自動着陸の技術はあります。普段の飛行も自動操縦です。まだ完全に自動操縦のみでは飛べませんが、それに近いところまで進んでいます。レール上の障害を考えなくて良い分、電車より確実でしょう。なにより、ハイジャックの心配をしなくて済みます。

もし自動飛行が可能になり、安全性が今のパイロットがミスを犯す確率より下がった場合、自動化で事故が減ります。でも、万が一の故障での死亡を考えたら、踏み切れないでしょうね。

あと・・・大都市近郊の過密ダイヤをこなせる自動運転、これはまだないですよね・・・。
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予測不能な緊急事態に対して最善の方法を取るためには人が運転する方がいいでしょうね。

万一事故が発生した場合の避難誘導や状況の連絡も人が乗っていないと出来ません。
今回のJRの事故のように運転手までが亡くなってしまうような事故の場合は何をしても無駄でしょうが。
また、機械による自動化は安全の二重三重の確認のため、運行は遅れがちです。乗り降りの安全を確認した上で素早く運行するためには人による操作の方が効率は良いでしょう。
現在自動化されている路線はほとんどが高架や地下鉄など踏切が無く、人が線路内に侵入する可能性が無い事を前提に運行されています。
そうでない通常の路線では駅の乗り降り、ドアの開け閉めの自動化は出来ても、運行時の緊急事態の対処は機械任せにはできないでしょうから、まずは踏み切りのゼロ化(完全高架化か道路の立体交差化)をしなければなりません。それにどれだけの費用がかかるかは想像を絶するでしょう。
確かに赤外線やレーダーによる探知や高度ATCによるオーバーラン、スピード超過の回避は可能ですがそれがイコール無人化して良いことにはなりません。
飛行機はもっと高度な自動化制御がなされていますがそれでも無人化にはしません。それと同じだと思います。
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現在の技術で無人運転が可能なのは、無人運転用に設計・建設された、専用軌道の場合のみです。


駅のホームでも、人が線路内に入らないように、ポートライナーのように完全遮断する必要があります。

ですので、一般のしかも、地上でかつ踏み切りがあって、人が比較的自由に出入りできる軌道では、まだまだ自動運転は無理です。そういう一般軌道では、今後、どんな高度なセンサーが開発されても当分無理でしょう。あまりにも不確定要素の判断材料が多すぎるからです。
ということは、電車以上に、自動車の自動運転は更に困難です。現在ある程度カタチを見せつつある技術も、運転補助技術で、例えば映画のように、運転者が眠ってても勝手に運転してくれるような自動運転は、車では無理ですね。せいぜい、高速道路の中とかに限定すれば、ある程度の自動運転は可能ですが。
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無人運転の技術の確立については、日々進歩していっていると思いますし、


専門家ではないので、回答はさけたいと思いますが・・・
以前、大阪のニュートラムが無人運転で最終駅に止まりきれず、車止めに衝突するという事故を起こしました。
その時は、「なぜ無人運転をしていたのか!?(人が乗っていれば緊急停車できたのでは?)」などの非難の声が当然のようにあがりました。
人間はミスをし、機械は故障し、また運行プログラムは元はと言えば人が作ったものですから、100%はないと思います。
機械・人間それぞれの特性をいかした、補いあえるシステムが理想ではないかと思います。
それと・・・一般路線の線路内に人が立ち入りやすいので、自動運転が難しいのではないかと思います。
線路内に立ち入った人や線路に誤って落ちた人などを「見捨てる」というのなら別でしょうが・・・
新交通システムは、完全な高架で、しかもホームドアが設置されていて、人が立ち入りにくいような構造になっているみたいですし。
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システム上、これからの運輸システムは極力無人化すべきという意見は、おっしゃる通りです。


ただ、何年か前に無人運転している電車が事故を起こした事もありました。
この時に、今回の質問とは逆に「電車を無人運転するなんて・・・」という批判があり、
これも関西での電車事故だったかと記憶しています。

無人でも有人でも人間が関わっている限り、事故は起こるのでしょう。
無人システムの場合は、システム構築に人間が関わります。システムに万が一の不備があって、万が一その不備の条件を満たしてしまったら・・・という事もありえます。

最後に、回答とは関係の無い私見ですが、今回の問題は、有人・無人システムという所にあるのではなく、業務運営に関する優先順位が、
1.安全運転(人命に関わる事故は起こさない)
2.業務履行(正確に運行する)
の1→2であるべきだったのにも関わらず、これが逆転してしまったから、
つまり、鉄道会社の社則・罰則に不備があった為ではないかと私は考えています。
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『完璧な人間』がいないのと同じ


『完璧な自動運転システム』も創るのは人間です。
『安全神話』は『安全第一』という気持ちを持たない人間の周りには存在しません。
とどのつまり、責任感を持たない責任者の周りには安全など無いわけです。
責任転嫁の前に自分は誰かのせいにして自分似落ち度は無かったか?を考える事が肝要でしょうね。
『完璧などありえない』そう考えると運転手は必要です。
無人運転をして事故がおきたら今度は開発者のせいなんでしょうか?責任転嫁の堂々巡りではないですかね。
『不測の事態にその場で対応できる』これが運転手です。不要なわけが無い。
それに『多少ダイヤが狂おうが平気』と余裕を持った行動していれば不満を言う人間など無くなり、プレッシャーも感じなかったでしょう。
たかが約100秒のせいで約100人がお亡くなりになってしまわれた事実があります。
確かに今回の事故についてはJR西日本が加害者かもしれません。
でもよく考えてください。
1人が1億円を支払うのはすごく大変だけど、日本人が1円ずつ支払うのは容易な事じゃないですか?
全員が『安全第一』と考える。それが当たり前だったからこその『安全神話』なんです。
ごく一部が『安全第一』と考えるより全員で『安全第一』と考えるほうが容易でしょう?
そのためにも運転手という手助けが必要なんです。
競馬のジョッキーも馬の安全を願うがためです。ドッグレースには居ませんね

しかし、やるせないね…
狂っています今の世が
『扇状地に家を建てる時代』ですから…
昔の福知山線の状況を考えるに利用者が可愛そうでならないです…

私なら福知山沿線に家を建てません。
扇状地の上に家を建てようと思わないのと同じです。
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自動制御も所詮人間が作るシステムです。



かつてダムの制御はコンピュータで自動制御されていました。夏の渇水期に水位がさがり、想定外の水位低下で放水してしまいました。kという人気タレントのコマーシャルで有名なコンピュータメーカーのプログラムミスが原因でした。いまダムの制御は人間が行っているそうです。

機械にたよるシステムづくりはむずかしいとおもいます。
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技術的には可能ですが、センサーで周りの状況を確認するにしても一般の線路全てに等間隔でセンサーを付けなければ意味がありません。


理由としては日本の線路は踏み切りに限らず、入ろうと思えば簡単に入れてしまうからです。入れなくしてしまうにはモノレールのような線路にするしかありませんが、どちらにしてもととんでもないコストがかかってしまいます。
仮に電車にレーダーを付けて何か周りの状況を察知できるようにしたとしても、止まるまでに数十メートルは必要なのでかなり感度の良い物を使わなければ結局は一緒です。
しかしそんな感度だと逆に落ち葉や紙くずと言った物でも反応して急停車をかけてしまうようなことがあるかもしれません。

それに、機械任せにしたとしても事故を減らすことはできますが、完全には無くすことはできません。特に外的要因(飛び込み自殺、地震、テロ)によるものだとその場で停止はできるかもしれませんが逃げることができなくなってしまいます。


もう一つ、もしそれができてしまうと電車の運転手という仕事が必要なくなってしまいます。
単純にみれば人件費の削減となり企業としては良いはずですが、それは同時に大量の失業者を出してしまうと言うことにもなります。
だから現在ではそういうような大量の失業者を出しかねないような技術を導入することを嫌う傾向があります。
これはタバコ業界も似たような物です。たとえ体に悪いとハッキリ分かっていても、法律で完全に禁止されないのにも似ているかもしれません。
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