遅刻の「言い訳」選手権

鉄道で言うと、名鉄線の犬山橋( 道路鉄道併用橋時代。)にて、名古屋鉄道( 名鉄 )はなぜ普通鋼ではなく、ステンレスカーを導入出来なかったのでしょうか。仮に、ステンレスカーを導入したとしても側面のステンレスに車( カー )と接触や衝突した場合は修復が出来るのでしょうか。

A 回答 (2件)

こんにちは。



そもそもステンレス車体が一般化したのは、1985年の国鉄205系の量産がきっかけでして、それまではステンレス車体の採用例は限られていたのです。

特にオールステンレス車は近鉄3000系(廃車済)以外は、全て東急車輛製造(現在の総合車両製作所)の製造でした。これはバット社が持つステンレス車体の制作ノウハウのパテントで、許可を持っていたのが日本では東急車輛だけだったためです。
(近鉄3000系は近畿車輛がこれらのパテントに引っかからないように制作したもの)

名鉄は現在もそうですが、一貫して日本車輌製造ですのでステンレス車体は「したくても採用できなかった」のです。

スキンステンレスは無塗装で済むというメリットはありますが、骨組みは鉄のままです。
隙間からの雨水で骨組みにダメージを与え、鋼製車と寿命は同じ。
限定的に採用にとどまっています。

国鉄205系は、東急車輛が独自開発した軽量ステンレス車体のノウハウを活用したもので、国鉄が技術の公開を迫った結果、他の車両メーカーもこの方式で製造できるようになったのです。 

従って、当時の名鉄線では犬山橋が云々以前に、ステンレス車に導入が難しかったのです。
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名鉄の主な車両調達先である日本車両が、当時はオールステンレス車両が得意ではなく、当時、ステンレス車両の最大供給者だったの東急車両(現総合車両)から技術導入して共同会はうしていたくらいですから、自力でオールステンレス車両を提案しなかったのではないでしょうか。

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