カール・バルトがいう神：＜人間の概念からすれば、最後に「暴君」と言い表わすよりほかにない神、人間はそ

カール・バルトが神について次のように書いているそうです。

＜人間の概念からすれば、最後に「暴君」と言い表わすよりほかにない神、人間はその支配に反逆するよりない神、人間はどうしても神と呼びえない神、その神こそはまさに神なのである。＞

私は（おそらく多くの人も）、神は人間が善行をすれば、慈悲深く、それを評価してくれる、と思っていました。

質問は、カール・バルトがいう「暴君」の神についてもう少し説明してください。

No.5 ベストアンサー 回答者： soyurghatmish 回答日時： 2023/10/06 21:07

現実の人間は神のお望みになる善行をなさず、むしろ神に逆らい、御心に反する悪行を重ねているのですから、評価されることはほぼないと思います。

（神が評価してくださるのは人間の善行ではなく信仰）

確かに神は慈悲深いお方ですから、罪を犯さざるを得ない弱い人間を憐れんでくださいますが、その憐れみを受けるために神の御前に進み出るのは、自分の罪深さに絶望し、自分が酷く悲惨な状態にあることを悟った人だけだろうと思います。

そのような正しい自己認識を得ない限り、誰にとっても神は「暴君」です。なぜなら神は私たちのなすことを抑えつけていると感じられるからです。
人は皆、自分の考えに従って自由に生きようとしますが、神は御自分に従うよう呼び掛け、掟を教え、預言者や使徒の口を通して警告しておられます。犯した罪のために滅ぶほかないという現実から目を逸らして生きる人は皆、神の支配は不当だと感じ、反逆こそが正しいと思い込んでいるのです。

そのように自己中心的に生きている人にとって、神とは人間の言い分を聞き、望みを叶え、甘やかしてくれる存在でなければなりません。言うまでもなく、それは神ではなく偶像なのですが、多くの人にとって真の神は不愉快な存在であり、神であるとは認めたくないのです。

しかし、カール・バルトはそのような人間本位の考え方を退け、私たちにとって「暴君」としか思えない神こそが本当の神であると言うのです。

これは聖書とキリスト教の信仰に立った神の理解ですから、
信仰者でない質問者さんにはチンプンカンプンだと思います。
そもそも、カール・バルトの本は読んだことないんでしょ？

この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
＜現実の人間は神のお望みになる善行をなさず、むしろ神に逆らい、御心に反する悪行を重ねているのですから、＞
＜そのような正しい自己認識を得ない限り、誰にとっても神は「暴君」です。なぜなら神は私たちのなすことを抑えつけていると感じられるからです。＞
承知しました。

お礼日時：2023/10/07 11:58

No.7 回答者： 音色 回答日時： 2023/10/07 09:50

回答№5さんが、良い答えかと思います。

チョット見、しましたがカール・バルトは聖書？の枠から、はみ出しての思索はしてなさそうです。

そう思えば、私の回答№６は少しズレた見方でした。

この回答へのお礼

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お礼日時：2023/10/07 11:59

No.6 回答者： 音色 回答日時： 2023/10/06 21:24

先の回答は回答になってない、と云われそうなので付け加えます。

カール・バルトが云おうとしている神は、宇宙の創造神の事なのです。
人間は神と云うと善や愛の象徴としてますが、真の神とは善の神だけではなく、悪の神？も含んでいるのです。

人間が受けるこの世の苦も楽も、それを与えているのが真の神なのだと云っているのです。

さらに“私流”に云えば、創造主としての神が造ったこの世(宇宙)は、相対と云う理的仕組みで運転されていると云う事です。

人間の精神に於いては善には悪が、楽には苦が、喜には怒が有ることで、それと知れますが、こうした仕組みを造ったが真の神なので、これをカール・バルトは神と云いました。

この回答へのお礼

ノ―コメント

お礼日時：2023/10/07 12:00

No.4 回答者： 音色 回答日時： 2023/10/06 19:02

カール・バルトとかいう人が云う「暴君」を、絵で表現したのがダ・ビンチで、その絵が“モナ・リザ”です。

この回答へのお礼

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お礼日時：2023/10/07 11:48

No.3 回答者： Mokuzo100nen 回答日時： 2023/10/06 17:07

汝に死をもたらし、汝の存在を永遠に消し去ることに決めた暴君だよ。

この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
神はこの世のすべてを決めているものですね。

お礼日時：2023/10/06 18:21

No.2 回答者： suzumenokox 回答日時： 2023/10/06 14:56

自由意志至上の価値観に対しては

神は暴君の位置に来る
ということだと思います。

この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
人は自由意志で一見動いてると思っていることを、神は認めていないのですね。（私の解釈が少しずれているかも知れません）

お礼日時：2023/10/06 16:23

No.1 回答者： hitonomichi2022 回答日時： 2023/10/06 14:43

「神の御心とその意志は堅く、決して動きませぬ。

」

彼はこれを暴君と言っているのですよ。

この回答へのお礼

早速のご回答ありがとございます。
＜「神の御心とその意志は堅く、決して動きませぬ。」ですね。
神は人の言動には聞く耳をも持たない、ということですね。

お礼日時：2023/10/06 16:15