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最近けしからんという言葉をほとんど聞かなくなりました。
その理由は何でしょうか?
江戸時代とか明治とか古くまでさかのぼるとこういう言葉は結構言われてたのでしょうか?
なお、正しい回答がわかる方でお願いします。
思いつきます論でこたえられても正確じゃないと思うので

A 回答 (4件)

「けしからん」「怪しからん」は、講談社学術文庫の「江戸語の辞典」にはないです。


東海道中膝栗毛の中に、弥次喜多を接待泊めた方が料理をだし、亭主がいないとき弥次郎兵衛が料理の温め石を囓ってしまい、亭主が「イヤそれはめつそふかいな。石をあがるといふは、けしからんお歯のおたつしやなことでござ
ります」という記述がありますが、この「けしからん」は「とても/大変に」のような意味です。 関西の方では、奇妙や不思議な感じのことを「けったいな」と言いますが、「けしからん」ではないです。
源氏物語、枕草子、徒然草などでは、「けしからず」とか「けしからぬ」とかでてきますが、「けしからぬ形も現はるるものなり」で、形が奇妙なモノの意味です。源氏では、「有明の空を思ひ出づる、涙のいとどとめがたきは、いとけしからぬ心かな、と思ふ」とだれかを非難する使い方ではないです。徒然草の頃は、「さがなき童どもの仕りける、奇怪に候ふ事なり」と、「奇っ怪」を「けしからん」の意味で使っていたらしいです。栄華物語でも、「世の中にいとけしからぬ事をぞ言ひ出でたるや」「いでや、世にさるけしからぬ事あらじ」で、感情吐露の表現ではなく評価批判の表現です。
幕末1863年の文書に、「井伊殿にも十万石御取上とは大変の事共に御座候 其外御大名の内右様の類数人御座候趣けしからん事共に御座候」というのがあるので、これは意味として「許せない」のようなことでしょう。
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc= …
でも、用法としては、多くはなかったのかもしれないです。
江戸時代なら、「いけねえ」「許さん」「合点できねい」「堪忍できん」「癲狂な」のような表現の方が多かったのでしょう。
なにしろ、実際の日常会話の発音を記録しているものはないので、事実関係は分からないです。
明治、大正、昭和でもだいたい状況は似てます。時代劇のようなものが映画演劇テレビに多く出てくる状況になって、「けしからん/怪しからん」という台詞を脚本家が使うようになったのでしょう。 ヤクザや渡世人でも、現実に使うことは少ないし、自分が身分や地位/徳で優れたものと思い込んでいるヒトでも、「けしからん/怪しからん」ということは、映画などの影響だと思います。
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波平が最後

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セクハラ発言もしくはモラハラ発言だからです。

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ネットスラングとしてはよく使いますよ。


「けしからん!もっとやれ!」と。

つまり、モラルとしては良くないけど個人的に性欲をかき立てられるからやってくれ、という意味で使います。
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