タイムマシーンがあったら、過去と未来どちらに行く?

冷泉家秘伝の箱130年ぶり開封 藤原定家の古今集注釈書発見 ────
というニュースが20日にありました。
 平安末期―鎌倉期の歌人、藤原定家(1162~1241年)が記した古今和歌集の注釈書「顕注密勘」の自筆原本が、定家の流れをくむ京都・冷泉家で代々継承された「古今伝授」の箱から見つかった。─────
と書いてます。
定家が亡くなってから780年。あらゆる分野のことが極められてるこの時代に、未だに昔の書物が見つかる冷泉家ってなんなんですか?
5年くらい前にもなんと、定家が書いた源氏物語の写本が見つかりましたよね。

要するに私は、冷泉家の蔵をさっさと、隅から隅まで片付ければええと思うんですが、なんでしないんですかね?

もう出てこないですよね?

質問者からの補足コメント

  • 私のお礼、間違ってるかもしれません。源氏物語の原本については、定家が生きてる時の時点ですべて消滅していますから。源氏物語の原本以外の紫式部直筆の原本はあるかもわかりませんが。

    No.3の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2024/04/27 10:35
  • クオリティの高いお返事をいただき、今回はどうしても甲乙つけがたいです。
    したがいまして、今回はベストアンサーを差し上げることができません。手間暇かけていただいたんですが、ほんまにすみません。
    お二人とも、ほんまにありがとうございました。

    また、他の方々も、お返事くださいましてありがとうございました。

      補足日時:2024/05/02 19:12

A 回答 (6件)

> 800年くらい古文書を保存しているからには、国よりも冷泉家の倉のほうが信用できると考えるのもよく、冷泉家はそう考えてるのかもしれませんが。

 その前に、「国にまかせたほうが保存が良かろうと悪かろうと、家にある古文書はうちらの財産やから渡さへん。」ということなのかもしれませんし。

普通の発想は、「うちのもんはうちのもんや。お役人だろうが、庄屋さんだろうが、美男美女でも、国の名だろうが、得もないのに渡すわけなかろう」でしょう。

> 要するに私は、冷泉家の蔵をさっさと、隅から隅まで片付ければええと思うんですが、なんでしないんですかね?

他人の蔵の中のことまで、口出ししようという魂胆・性根がおかしいと思います。
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#4です、補足有難う御座いました。


国家を信用する国民が多数を占めるのはは世界中で日本人だけでしょう。

冷泉家は幾多の戦乱を掻い潜ってきて守ってきたのですから、今更、
何言ってるの!な感じで国を信用していないと思いますね。
それで宜しいかと、冷泉家の宝物ですから。

藤原定家の次男 藤原為家に嫁いだ阿仏尼は為家の死後相続問題で
為家の財産を失いそうに成りました、阿仏尼の子 為相に家督を譲る
の遺言書が有るのに、朝廷の裁可は先妻の子 為教の物としました。
財産が無くなれば、藤原俊成、藤原定家、藤原為家と続いた和歌詠み
の家が守れなくなるので、鎌倉幕府に訴訟を起こしました、元寇の
襲来などが有り7年の歳月を要して財産の権利を勝ち取りました、
阿仏尼の子 為相(冷泉家始祖)が後を継ぎ現在に至ってます。

京都から鎌倉まで女の身で行った、阿仏尼の心中を考えると冷泉家
は、国家を簡単に信用しないのは道理と思いますね。

阿仏尼『十六夜日記』は、鎌倉での訴訟の顛末を記録したものです。
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この回答へのお礼

そうでしたか。
そのような流れで今に至っているとは知りませんでした。ならば冷泉家はかたくなに国を信用しないでしょうね。というより、そのような前例があるからには、国は信用すべきではないということですね。海外を見ても、あてにならないということがわかるのかもしれませんね。


勉強になります、ありがとうございます。

お礼日時:2024/04/30 22:00

冷泉家と同じ藤原北家の末裔の近衛家の話では、応仁の乱の時に


多くが紛失したそうです、そんな戦火の歴史から貴重な品々を
守ってきた冷泉家の方々にとっては文化財以上の存在なのです、
他人がさっさと片付けてしまえとの物言いは如何な物でしょう。

筆書きの古文書を読める人は2千人に満たないそうです、全員招集
して判読しても、30年は必要な量だそうです、空気にさらせば、
劣化が進むので修復保存も必要に成ります。
オリンピックや万博には惜しげもなく税金を使用しますが、基礎研究
の予算を削り続けている、お寒い現状では、困難な事でしょう。

信長公記の著者である太田牛一の子孫の方がラジオで言っていました、
大阪の空襲の時は、家族の事は、ほったらかしで持ち出して火の中を
走り回ったと言ってました、原本をスキャン保存したのは、最近の
事で、取り合えずほっとしたそうです。
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この回答へのお礼

FADEDLOVEさんのいう戦とは応仁の乱のことなのかもしれませんね。


>オリンピックや万博には惜しげもなく税金を使用しますが、基礎研究
の予算を削り続けている、お寒い現状では、困難な事でしょう。


万博なんてどうでもいいですよね。思いっ切りコケると思うんですが、結果はどうなるんでしょうね。
お金のお話をされてますが、これは、国に冷泉家の古文書をまかせたらお金をかけないから劣化してしまう、ということですか?それよりは冷泉家の倉のほうが保存する力がある、と。それなら良いのですが、イメージとしては国のほうがしっかりやるように思えるのです。博物館にまかせたほうがええと。博物館なら空調や湿度もフルタイムで管理してますし、博物館に前からある古文書と一緒に保存するのですからたいした無理もなく良い保存ができるように思うのです。古文書を読める人が少ないので読む時間がかかるといっても、読んだあとに保存するというきまりがあるわけではないのではないですか?読んだ時には手遅れになってるということもあるのでは。

まあ、800年くらい古文書を保存しているからには、国よりも冷泉家の倉のほうが信用できると考えるのもよく、冷泉家はそう考えてるのかもしれませんが。
その前に、「国にまかせたほうが保存が良かろうと悪かろうと、家にある古文書はうちらの財産やから渡さへん。」ということなのかもしれませんし。



ありがとうございます。

お礼日時:2024/04/28 05:04

「あれは前の戦で焼けてしまった」という話で


第二次大戦ですか?第一次大戦ですか?と
聞いたところ
なんだか平安時代のなんだかの戦だったらしい

そのくらい古い家系らしい
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

そうなんでしょうね。
あれというのはたぶん、紫式部直筆の原本やと思います。

お礼日時:2024/04/27 00:35

冷泉家の「蔵」特別ですからね。


https://wakadayori.jp/general-remarks
冷泉家においては、藤原定家は「神」と同等の扱いですし、「御文庫」と呼ばれる蔵は神殿に等しい場であり、戸が開くのは年に一度だけ。そこに収められているものはご神体のような扱いです。冷泉家の蔵(「御文庫」以外の蔵かもしれません)から文書を出すときは、当主直々に、一日に一点のみと聞いたことがあります。
そのような「家の決まり」を、外野がとやかく言うことはできません。国や自治体が運営する公的機関の所蔵でもありませんし、一般公開する義務もないのです。
もう何百年もそのような「儀式」を「家の文化」として受け継ぎ、その結果、貴重な資料を戦禍で失ったり生活のために売り払って海外に流出させたりすることもなかったのです。冷泉家の蔵が「特別な蔵」だったからこそ、令和の世になっても定家自筆の貴重なものが出てくるのです。

というか、研究者は、冷泉家の蔵に定家自筆本がある(だろう)ということは、わかっているのです。ただ、外野は誰も手を出せない。冷泉家のご当主の許しを得て、冷泉家が代々守ってきたルールに則って、ゆっくりであっても一つ一つ、蔵から出てきたものを順番に調査しているのです。

>あらゆる分野のことが極められてるこの時代

そんなことないです。平安時代初期から続く著名な寺院の蔵には、きちんと背紋かが調査したら数十年から百年単位の時間がかかると言われている経典や古文書が収蔵されています。古いものは、取扱いも慎重に慎重を期さなければ、永遠に失われてしまうこともあります。収蔵されていることはわかっていても、それを専門家の手で適切に整理するだけの時間が足りないのです。
冷泉家が所蔵するものは一般的にも比較的馴染みのある古典文学関係のものが多いので、このようにニュースのネタにもなりますが、寺院の所蔵品は経典など一般ウケしないものが多いので、平安時代のもの(定家より昔)のものが発見されても、ニュースではあまり取りあげられず、一般的にはあまり知られていないだけです。
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この回答へのお礼

あなたはすごいです。よくぞこれだけのことをご存知ですね。

>戸が開くのは年に一度だけ。
>一日に一点のみ

めんどくさいですね。こんなことをしていたら、書物が腐ってしまいそうですね。(笑)
これならば、定家直筆の源氏物語の原本は、将来的には全巻そろうかもしれませんね。


>そんなことないです。~専門家が調査したら数十年から百年単位の時間がかかると言われている経典や古文書が収蔵されています。~専門家の手で適切に整理するだけの時間が足りないのです。


古文書の分野がそうとは知りませんでした。



>「家の決まり」を、外野がとやかく言うことはできません。国や自治体が運営する公的機関の所蔵でもありませんし、一般公開する義務もないのです。

全ては冷泉家の所有物、見つかった書物が公に出されるのは冷泉家の奉仕の精神によるものやったんですね。



勉強になります、ありがとうございます。
しかし、やっかいなしきたりのある家に、重要な書物があってしまってるもんですね。いいんだか悪いんだか。

お礼日時:2024/04/27 00:24

大河ドラマの内容が話題性を盛り上げるのも一因だと思います。

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この回答へのお礼

そうかもわかりませんが。
でも、平安時代に興味のある人間にとっては、大河ドラマがあろうとなかろうと興味があります。
なんせ私は、冷泉家にある書物には興味がありますが、大河には興味がなく、観ていませんから。
まあ、古いものの再放送ならともかく、あんまり大河が好きやないってだけのことですけど。

お礼日時:2024/04/27 00:33

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