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躁うつになって3年目の妹がいる姉です。
具体的に精神科・心療内科の診察とカウンセリングとはどう違うのでしょうか??

一度 受けてさせてみようかと思ったのですが、本人から「料金が高いんだって」と言われました。
実際のところ お幾らくらいかかるんでしょうか?
それと精神保健32条を使えば30分無料になるのは本当なのでしょうか??

宜しくお願い致します。

A 回答 (1件)

精神科医本人による心理療法、および精神科医の指示に基づいた臨床心理士(臨床心理学系の専門家。

必ずしも医学的な知識を持っているとは限りません。)による心理療法で、社会保険の診療報酬の範囲に含まれているもの(心理療法の内容等が一定の範囲内で定められている、ということでもあります)を、一般に「診療」と呼びます。

これに対して、いわゆる「カウンセリング」(ここでは、精神科以外でのカウンセリング、特に○○心理相談センターなどといった形で開業しているものを指します。)と言われているものは、臨床心理学系の専門家によるもので、それぞれの学派・理論に基づいて行なわれます。
したがって、千差万別であり、診療報酬の範囲から外れるものが少なくありませんし、料金は天井知らず、といったケースも多数に上ります(悪徳商法を行なおうと思えばできてしまう、という危険性があることにもなります。)。
1時間あたり数千円から、時にはワンコース数万円(治療効果を得るためひととおりのコースをすべて通すことが必要だ、などと説明されますが、はなはだ疑問です。)まで。かなりの出費を覚悟しなければなりません。

特に注意しなければならないのは、医学的な知識に乏しい専門家が少なくない、という点です。精神科クリニックの中に付属しているような場合(あるいは、精神科医の指示によってカウンセリングが行なわれる場合)はともかく、単独で開業している専門家の場合は、十分に注意する必要があるでしょう。
理論や技法に固執するあまり、時として、医学的な病状を悪化させてしまうことすらありますので、私としては、いわゆる「カウンセリング」はおすすめしたくありません。

精神保健福祉法32条による公費負担医療(32条医療)ですが、これは、精神科に通院する場合に医療費(薬剤代も含む)の95%が公費負担されるものです。
入院は適用外です。
なお、残り5%が自己負担になりますが、たいていの自治体はこの5%分を独自に助成していますので、結果として、本人負担はゼロになります。
申請は、精神障害者保健福祉手帳(手帳には「精神障害者」という文字は一切入りません。)と同時に行なえます。
32条医療の適用を受けられるのは、保険医療機関の精神科に通った場合だけです(心療内科はダメ)。
逆に言うと、いわゆる「カウンセリング」には適用されません。○○心理相談センターなどの開業相談所では使えない、ということです。騙されたり誤解したりしないよう、十分に制度を理解なさって下さい(福祉カテゴリでおききになるのもよいかもしれません。)。
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この回答へのお礼

分かりやすくアドバイスしていただいてありがとうございます。
32条が入院は適用外とは知りませんでした...
一応 カウンセリングを検討していた所は精神科クリニックでやっているので試しにどうかなと思っていました。
もしカウンセリング(妹にとっては話し相手)を受ける、と言う時は慎重に選びたいと思います。

お礼日時:2005/05/13 16:48

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