産業革命が約20年〜30年で終わったのはなぜですか？政治面での理由を教えてください。

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質問者：so._heeee.
質問日時：2024/11/11 00:03
回答数：4件

産業革命が約20年〜30年で終わったのはなぜですか？
政治面での理由を教えてください。

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No.4

回答者：三現主義
回答日時：2024/11/12 06:25

日本の産業革命（第二次産業革命）の開始時期が遅れて幕末から明治維新の時期と重なったためだと思います。

イギリスを発祥とする第二次産業革命は18世紀後半にスタートしていますが、日本のスタートはそれから100年近く遅れています。遅れた理由は江戸幕府が貿易拠点と貿易の量を制限していたためです。

第二次産業革命の大きな特徴は、人力と自然の力の風や水流を動力としていた長い時代から蒸気機関という新たな動力と電力というエネルギーを得たことです。これによって、鉄道と鉄鋼船が人や物の世界的な流通を飛躍的に拡大するとともに物流量も増大させ、製糸工場のような様々な工業化、というよりも工場化が一気に進展し大量生産と大量物流時代に突入していき、第一次世界大戦以降の戦争のやり方を一変させています。

まとめると以上のようになりますが、具体的な事例をひとつ。

日本は海洋大国と言いながら、明治になるまで世界を行き来する木造帆船の造船技術や航海技術を有していませんでした。江戸幕府の大型船建造禁止の政策はこれに拍車をかけていますが、風を動力とする外洋航海可能な木造帆船の建造技術や航海技術を有しないまま幕末となって、外国から大挙して木造帆船が押し寄せてきて急遽、木造帆船の建造技術や造船技術を学びますが、その時は蒸気機関を動力とする鉄鋼船の時代への移行期であり、日本は外洋後悔できる木造帆船の時代を飛び越して蒸気機関を動力とする鉄鋼船からスタートしています。

なお、自論ですが、政治や経済が科学技術を発展させるのではなく、科学技術の発展が政治や経済を変えていくのです。このことは歴史が証明しています。

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この回答へのお礼

丁寧に教えてくださってありがとうございました!

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お礼日時：2024/11/12 19:36

No.3

回答者： tanzou2
回答日時：2024/11/11 10:10

日本の産業革命が、短期間で

成功した理由。

１，政府の強力な推進政策。
　高杉晋作等が中国へ出かけ、そこで
　奴隷化されている中国人を目にして
　このままでは日本も
　という強烈な危機感を抱き
　明治維新になった訳です。

　侵略されない為には、急速な産業革命を
　やり、
　国力を上げることが
　必須だ、ということで
　政府が主導して、推し進めました。

　この点が、下から始まった英国の産業革命が
　長期間かかったのと違うところです。

２，国民のレベルが高かった、という
　こともありました。

　当時の日本人の識字率は世界一だった
　と言われています。

　

○
米国海軍のペリー提督は、日本に西洋文明のスゴさを見せつけようとして、日米和親条約を結んだ際、アメリカの武器、電信機、そして蒸気機関車の模型を贈った。蒸気機関車は実際に時速32キロで走らせている。

ところがわずか1年後、佐賀藩が独力で蒸気機関車の作成に成功しているのである。薩摩藩などはその前から蒸気機関の試作に成功したといわれている。伊予宇和島藩も間もなく蒸気船をつくりあげている。佐賀藩などは大砲製造所をつくり、英国の最新のアームストロング砲の模造に成功している。

このように幕末の日本は文明が遅れているどころではなく、たちまちにして西洋の文明や技術を模倣できるだけの力を持っていたのである。これはペリーたちも感じたらしく、「もし日本が開国したら、米国の強力なライバルになるだろう」という趣旨の言葉を残している。

https://www.nippon.com/ja/japan-topics/b06904/#: …

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この回答へのお礼

わざわざリンクも貼ってくださってありがとうございます！

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お礼日時：2024/11/12 19:37

No.2

回答者：春閑
回答日時：2024/11/11 08:41

欧米列強に対抗するための「富国強兵」政策です。

そのために近代化を急ぎました。そしてその成果は日清戦争～日露戦争の勝利として結実し、欧米列強の一角であるロシアとの戦争に勝利したことで、富国強兵政策は成功し、日本の近代化（産業革命）は欧米に追い付くことで終了と見做したわけです。もちろん、近代化そのものは継続していくわけですが、日本も日露戦争に勝利したことで、先進国の仲間入りをしたことになります。

具体的には、第一次世界大戦終了後に出来た「国際連盟」の常任理事国に日本は英仏伊の欧州3ヵ国ともに戦勝国として選出されています。
※本来は米国も常任理事国に入るはずだったが、米国は国際連盟そのものに参加しなかった。