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キルケゴールとヤスパースが言う神とはどのような意味があり、どのような違いがあるのでしょうか?

ある人が言うにはキルケゴールの言う神は「愛」だそうですが、キリスト教の神を単に指しているわけではないのでしょうか?

A 回答 (2件)

統合をもたらす存在、分離を合一する存在、論理を超越したところで起こる視座の転回によって見出されるもの、こう言ったものがヤスパースの言う神だと思います。

ト・ヘン(全一者)ある方向から見たもの、自己超越の際に見たそれ。

「神の前で、人間は初めて真に人間となる。」と言うキルケゴールの言葉から考えるに、それが愛であると言うのは真っ当な答えだと思います。

ヤスパースの神は思考によって漸近し、信によって感覚するもの。
キルケゴールの神は、絶望の淵に堕ちた時に見出される絶対的な光。

端的に言えばヤスパースの神は理性からの跳躍によって
キルケゴールの神は沈思の底にて

出会う普遍の存在と言う事だと私は考えました。
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キルケゴールとヤスパースが言う神とはどのような意味があり、


どのような違いがあるのでしょうか?
 ↑
キルの神は、キリスト教の神そのものですが
普遍神というよりも、その個人にとっての
神です。
つまり、教会で教える神ではなく、
個人的な実存において体験される神。


ヤスのは、キリスト教だけでなく超越者と
しての神ですね。
ヤスにとって重要なのは「神が何であるか」
ではなく
人間がその超越者とどう向き合うかという点です。
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