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私は中学3年生です。
有性生殖が無性生殖に比べて、生物にとってつごうがいい理由を教えてもらえないでしょうか。できれば、簡単な例を挙げて答えてもらえると嬉しいです。よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

有性生殖の方が都合がいいとも言い切れないですよ。


有性生殖してたのにやめちゃった生き物もいますし。

どんな生物でも、自分の子孫を残すことが大目標です。

無性生殖は、相手がいなくてもどんどん子孫を作れるから効率が良いです。ただ、みんな自分のコピーになっちゃうから、何かのエラーや事故が起きると、みんな一緒に全滅、という弱点があります。

有性生殖は、オスとメスがいないと子孫を作れませんので、効率が悪いです。けれどもオスとメスの遺伝子がミックスされて子供が生まれるので、世代を重ねるごとに多様性が生じます。

何かの環境変化があっても誰かは生き残れるように、という意味では有性生殖の方が有利です。一方、とにかく数で勝負、という事なら無性生殖の方が有利です。

無性生殖は進化程度の低い生物、有性生殖は進化程度の高い生物に多いようですね。
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単に子孫を残すというだけなら、無性生殖のほうがずっといいのです。

交配相手にめぐり合うための、リスクやエネルギーを払わなくていいですから。ではなぜ、コストがかかる有性生殖の道を選んだ生物がこれほど多いのか。現在もっとも有力な説は、有害な突然変異、特にトランスポゾンによってゲノムが蝕まれるのに対抗する手段だろうというものです。
自然突然変異は毎世代、ある確率で起こります。無性生殖では、自分のゲノムがそのまま子孫に伝わりますから、ゲノムのキズは毎世代増えていき、ついには種の存続ができなくなるかもしれません。
有性生殖では、減数分裂によってシャッフルしたゲノムの半分を配偶子に分配します。このとき、比較的無キズの配偶子が生じて、有害な変異を回避することができます。詳細は覚えていませんが、理論上、世代あたりの変異率をもとにした係数がある程度以下だと無性生殖が有利、それ以上だと有性生殖が有利となるそうです。トランスポゾンは、宿主ゲノムのなかで勝手にコピー数を増やし、あちらこちらに挿入して、変異や染色体異常などの発生率をぐっと高くしますから、有性生殖を生じさせるのに十分な選択圧となりえます。

ついでに言うと、確かに有性生殖はゲノムのバリエーションを増やして、いろいろな環境に適した子孫を残すという利点があります。しかし、無性生殖には、低いコストでどんどん子孫を増やせますから、あちらこちらに広がって、適した環境で生き延びるという戦略をとりえます。
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私はしがない大学生ですが、高校の時に習った教科書から二つの生殖方の特徴を比較してみました。



 無性生殖...(1)1個体で増殖することができるので、効率が良い。(2)子は、親と全く同じ遺伝子構成をもつ。(3)個体の多様性が低いので、環境の変化に対応しにくい。
 有性生殖...(1)接合(受精)という過程が必要なので、効率は悪い。(2)子は、親とは異なった遺伝子構成をもつ。(3)多様な個体が存在するので、環境の変化に対応しやすい。

ということなので、「生物にとってつごうがいい」というのは、いろいろなタイプの個体が出来る有性生殖のほうが、環境が変わった時に生き残るものが出る=種が残る可能性が高い、ということを言いたいのだと思います。遺伝子のお勉強がまだであれば、わかりにくいかもしれませんが...。
例えば、アメーバやイソギンチャクのように同じ遺伝子の生物だと、いきなり寒くなった時に皆耐えられなくて死んでしまいます。悪くすれば絶滅してしまいます。一方、ヒトのように皆違う遺伝子をもつ生物は、一人ひとりタイプが違い、長所も短所もそれぞれです。もちろん寒さに耐えられる限界も違いますので、誰か寒さに強い人が生き残って子を産み、後世に種を残せるかもしれません。そこが生物にとって大切なことなのです。つまり、遺伝子が同じということはいわばクローンです。ヒトも自分のクローンしかいない世界であれば、皆死んでしまうかもしれないのです。
適当な例えとは思いませんが、お役に立てれば幸いです。
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有性生殖のほうが無性生殖よりも有利なのは、「進化」ということです。


無性生殖とは、自分のコピーを作るということなので、一定以上進化した生物には不可能なのです。
単細胞生物なら、細胞分裂すればすみますが、多種多様な細胞が集まって一個の個体を形成している生物の場合、「受精卵」から細胞分裂を繰り返し、個体を形成します。
都合が良いと言うより、より高度に進化するためには、必要不可欠なのです。
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