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 私は読書が趣味です。趣味といっても、将来作家になりたいと考えているため、それなりの量もこなしてきました。読むのはだいたい純文学系ですが、大学生で社会学を専攻しているので、社会学の専門書も読みます。
 しかし、本をいくら読んでも理解できないのです。カミュを呼んでは「これのどこが不条理なの?」とか、ドストエフスキーの罪と罰を読んでも登場人物の多さと名前の長さに、人物関係が分からなくなってさっぱりだったり・・・。古典でなく、最近の本を読んでも「で、結局何が書いてあったんだっけ」という具合です。専門書も入門書はまだしも、少し専門的になると???で、文章が記号にしか見えず、とりあえず頑張って読んでみても、理解するというよりも字面を目で流している、といった感じです。友達に読んだ本のタイトルや内容を聞かれても、うまく説明できないのです。
 どうすれば文章を理解し、自分のものとして習得できるのでしょうか?大学の教授などがインタビューで「私は大学生の頃ウェーバーの『プロ倫』を読んで社会学とはこのようなものだったのか!と目から鱗が落ちた」などと言っているのを見ると絶望的になります・・・。俺も『プロ倫』読んだけどさっぱりだった・・・文学にしてもこんなに読んでるのに、という焦りがあります。確かにあまり偏差値の高い大学ではありませんが、やはり頭のよさというのも関係するのでしょうか?

A 回答 (7件)

 ご自分でも理解してらっしゃるようですが、文字を眺めている、つまりは文法的に理解できているだけでそれが頭に入っていないんでしょう。


 これをどうにかするには訓練しかありません。 以下のような方法をお勧めします。

・記憶に頼って物語を写す。
 小説を思い出して文章に書いてみます。 書き終わったら元の小説と見比べて、評価します。
 話の筋が合っているか、場面が抜けていないか、誰がどういう立場でどういう言葉・行動をとっているか等に注目しましょう。
 また、細かな言葉遣いは絶対に違うと思います。 その部分が技術の差であり同時に個性の差です。 合わせすぎはいけませんが、よりよい表現を勉強する為にある程度は取り入れるようにしましょう。

 題材は、最初は桃太郎でもシンデレラでもなんでもいいです。 まずは短くて話の筋が単純な物から、自分なりに再現できるようになるまで同じ題材で繰り返し書きましょう。 慣れてきたらだんだんと長い題材に進みましょう。

 この訓練のポイントは「暗記しない」という点です。
 文章を暗記せず、お話を憶えてください。

・メモを取りながら本を読む
 上記の訓練とは、やや食い違う印象がありますが…。
 難しい長編は、細かくメモを取りながら読みましょう。 メモはきちんとわかりやすく書く事。 人物関係等は図に書いて、その図を適宜修正しながら読み進めましょう。

 この訓練のポイントは、自分なりにメモや図を書くところです。 最初の訓練と同じように、丸写しするのではなく自分の記憶・言葉でメモを取りましょう。

 以上2つの訓練を繰り返していれば、そのうち「自分なりの理解」「自分なりの説明」は出来るようになります。
 それが出来るようになったら、友達に話してみましょう。 相手の様子をよく見ながら話していると、相手がわからないようなそぶりをする個所があると思います。 そこで考えてみましょう、おそらくその部分は「あなたにしか理解できない説明」になっているのです。 今まで読んできた本では、そういった内容はどういう風に書かれていたかを思い出して、相手にわかるような説明を試みてください。 うまくわかってもらえるまで何度も方法を変えて説明しましょう。
 繰り返しこれをやっていけば、終始相手に理解されるように話をする・文章を書く事が出来るようになるでしょう。

 ・・・といったところです。
 難しいですけど、以上の事が出来るようになれば、「本を読んで理解する」「言いたい事を伝える」ことが出来るようになります。

 また、カミュでもウェーバーでも、不条理と感じたりウロコが落ちるのは、あくまで個人の感性です。 その通りに感じないといけない理由は何もないです。 ウロコなんて落ちなくてもいいです。
 ただし、その感性を理解する必要はあります。 これは「本を読んで理解する」とほぼ同義です。
 こういう事であの人はこう言ったんだなーと思考で理解する。 そして将来似たような事を見た際に、あーこれはあの人ならこういうコメントを出すだろうなーと思考し予想する。 これもまた、訓練で解決できる事です。

 また、偏差値云々と書かれていますが、そういう事を考えるのはやめましょう。 関係すると誰かが言ったら諦めるんですか?
 努力した結果、良くなる事を保証できる人は誰もいません。 ですが努力しなかった結果良くならない事であれば、僕であれ誰であれ保証できます。
 まずはやってみましょう。
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この回答へのお礼

たいへん実践的で建設的なアドバイスありがとうございます。記憶に頼って物語を写すとか、メモを取りながら読む、といった確かに大変かもしれませんが、作家になるために本当に必要な訓練なのだとおもいます。同時に作家の表現も学ぶことができますし。
確かに偏差値云々で関係すると言われても、絶望しながらでも細々と本を読み続けるでしょう、なんせライフワークなので・・・。そうですね、やってみなけりゃはじまらないですよね。

お礼日時:2005/06/08 21:14

本当に頭の良い人の文は解りやすいのです。


質問者様は、このご質問のような、結構複雑な
文が書けるのですから、頭の良い方だと思います。

文には次の4種類があります。

1、簡単なことを簡単に書いているもの。

2、簡単なことを難しく書いているもの。

3、難しいことを難しく書いているもの。

4、難しいことを、簡単に解りやすく書いて
  あるもの。

どれが一番良文で、頭の良い人の書いた文かと
いうと、言うまでもなく 4番ですね。
お読みになっている本は、たぶん、3番なので
しょう。書いた方に問題があるのだと
思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!なんか変に勇気付けられてしまいました。「学者とは分かりにくいことを分かりにくく言うものだ」って誰かも言ってましたし(漱石だっけな・・・)しかし、レポート課題などになるとそうも言ってられなくなるのも事実なのですが・・・

お礼日時:2005/06/08 22:26

これは難問だと思います。

基本的なことしか僕には言えません。「そんなことくらいわかってるよ」とか言われてしまいそうな。

想像力をはたらかせる、ということでしょう。その文章が言っていることを、視覚的イメージをはじめとした五感によるイメージではどうなるか、ということです。特に、文学作品は「理解するもの」ではなくて「感じるもの」という側面がありますから。

技術的なことでは、おっしゃるようなロシア陣の名前は、名前・父称(父親の名前を示すもの)・苗字というようになっていて、名前+父称で呼ぶということもよくありますから、長くて混乱する、とはよく言われる(つまり、kaiennさんだけではないのです)ことです。出てきた名前について、どういう人物かをメモをして、読んでいてわからなくなったらそれを見る、とかしてみればいかかがでしょう。あまりたくさん登場人物が出てくるようなら、相関図をつくってみる、とか。

社会科学書の場合は、要点をメモにとってみる、というのはどうでしょうか。しっかり理解したければ、大学の講義のノートをとるような感じでとってみれば、わからなくなったら、メモを読み返してみる、というようにしては。これだったら、読んだ後に読み返すことも可能です。
もうひとつは、図書館で借りた本ではなくて自分で購入した本であれば、傍線を引く、ということです。2~3色くらいを使い分けて、「大事なところ」「わからないところ」「間違っていると思うところ」をチェックするといいと思います。
読んでいる途中でも、読んだ後でも、短い感想文なんかを書いてみるのもいいのではないでしょうか。「こんな本読んだんだ」と友達に話してみるのもいいかもしれません。

専門書の場合、わかりにくく書いたほうがすごいことを言っているような感じがする、ということだけで難しくなっている場合と、複雑な問題や概念を扱っているため、どうしても専門用語を用いて複雑な論理を展開しなければいけない、という場合とは違いますが、これを区別するのは、学部学生には難しいものです。用語の問題ならば、例えば「社会学小辞典」などを手元においておいたり、小辞典では載っていないことだったらメモしていおいて、図書館の大辞典で調べてみるとか、するといいと思います。
もうひとつ、意外な盲点になっているのが、「先生に聞いてみる」ということです。社会学は、対象範囲が広いので、専門外の本だったら、大学教官が必ずしも読んだことのない本もあるでしょうが、読んだことなくても耳学問で知ってたりするものです。どういうことが専門なのかは調べておくといいでしょう。それは講義の内容でももちろんわかります。教官によっては、そういう学生を嫌がる人もいますが、ほとんどの教官はむしろそういう学生を待っています。いまどき、そういう学生はほとんどいませんから、向学心に燃えた学生には喜んで対応してくれるはずです。

本当は、友達と話し合えればいちばんいいのですが、それはなかなか難しいでしょうね。場合によっては、何人かで読書会を開いて、議論してみたらいいと思います。
社会科学の場合は、面倒見のいい教官だったら、読書会についてもアドバイスをくれますし、もっと面倒見のいい教官だったら、読書会に出席してくれたりします。大学院生に知り合いがいたら、その人にもいろいろ聞いてみたらどうでしょうか。

生まれつきとか、これまでの訓練の質と量は、今の能力には関係はあるでしょう。しかし、能力は努力と訓練で向上するものです。それには時間がかかるので、焦ることもあります。そういうときは、何年か前の自分(例えば高校生のときとか)を思い出して、「あのときの自分よりは少しはましになったな」ということを確認してみると、ほんの少し自信になることがありますよ。
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この回答へのお礼

自分には理解できそうにない難しい本を手にとって、文章を眺めて悦に入っている・・・高校生のころとなんら変わってない・・・ってな具合です。いやいや、「そんなことわかってるよ」なんてとてもいえません。どんどんアドバイスお願いします。そうですね、メモや疑問点を書き入れながら読み進めるのは有効だと思います。それを読み返さないのが自分の悪いところです・・・
自分の指導教官は面倒見はあまりいいほうではないのですが、まぁそんなこといってないで今はこの教えて!gooもあることですし、分からないところはまた質問してみたいと思います。

お礼日時:2005/06/08 21:39

文章を理解するためには、文法の他にそこに用いられている単語や用語一つ一つの意味を理解することが必要です。

私が質問者様のこの文章を読んで、書かれている内容を理解できる(『カミュ』『プロ倫』『罪と罰』は除く;^_^)のは、文章・読書・趣味・将来・作家・考えている‥などの単語や用語の意味を理解しているからで、それらの単語の意味がわからなければ、きっとこのご質問文は私にとって「記号にしか見えない」と思います。
専門書を読み解く場合、専門用語に対するご自身の理解力を再認識してみることも大切だと思います。どんなに時間がかかったとしても、その本の内容を完全に自分のものにしたいと思うのであれば、理解不足かな?と感じる言葉がでてきたら、ご自身で納得できるまで調べてみる、理解不足の言葉を理解不足にしたまま決して先へ読み進まない、とかルールを決めて一度読書に挑戦されてみてはいかがでしょう?
また、小説の類は、一場面一場面、登場人物のいる風景や人物の表情、台詞の抑揚など、まるで自分が映画を撮るかのごとく想像力を惜しまず費やし、読んでいくと理解を深める助けになるのではないかと思います。
将来、作家になりたいということ、すばらしい夢だと思いますっ!どんなジャンルの作家を目指すとしても、文章を理解できなくて悩んだ経験は、きっと作家活動を行う上で生きてくると思います。
頑張って!!
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この回答へのお礼

アドバイスの上に、励ましてもらい大変ありがたいです。m(__)m
そうなんですよね、専門用語をあまりにも知らなさ過ぎるのです、ということで早速、社会学辞典なるものを買ってきました。英文と理屈は同じなのでしょうね。
昔は惜しみなく想像することに時間を費やしていたのに・・・時間がなくなりかつ量をこなそうとするとますます想像しなくなってしまいます。
いまたくさん悩んで、作家活動に活かしていきたいです。

お礼日時:2005/06/08 21:23

こんにちわ。


貴方の理解力等の問題ではなくて、そもそも、専門書と文学作品を同じテーブルの上で較べる事自体が間違っているのです。

専門書というのは、1ページ読むのに何時間も(時には数日)かかることがあります。

文学作品は、本一冊で一作品ですが、学術的内容の文章というのは、単語の意味や句読点のひとつひとつのそこでの存在意義、筆者が何を伝えようとしているのか、などを、自分なりの解釈・反論等を交えながら読み進める必要があるので、慣れないうちは「まぁ、そんなもん」です。

大学の先生というのは変な人が多いので、彼等の仰る事は気にしないほうがいいですよ(笑)。

アドバイスとしては、沢山読むのではなくて、自分でテーマを持って、それに必要な知識を得る目的で資料を集めて読む事です。それを繰り返していると、いつの間にか読み慣れている自分に気付くでしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。専門書をすらすら読もうという考えが甘いのかもしれませんね・・・そんな大学教授じゃないんだから。アドバイスされているような読み方はあまりしたことがないので、意識してみます。私は教養をつけたいと思ってさまざまなジャンルの本を漠然と読んでしまうせいかもしれません。
確かに大学の先生は変な人がおおいですね。ただ作家が「10代の頃カミュを読んで、人間の不条理のありかたに、いままでにない衝撃を受けた」なんて言っているのを聞くと、もう焦りまくりです。俺もう20代だけど不条理が理解できなかったよっ!!みたいな・・・。

お礼日時:2005/06/08 21:04

確かに専門書になると理解しにくかったりはします。


しかし、友人に話の内容を聞かれて説明できない程のものになってくると問題です。

kaiennさんの投稿を見る限りでは言語障害等では無さそうですので、考えられる原因としては本の内容を理解しようと意識では思っていても潜在意識では思っていない・本のレベルが高すぎるなどだと思います。

最近の本はあんまり読みませんが、作者の真意(何を伝えたいのか)が分からない言うことは本を理解しようとして読んでいらっしゃるのか疑われてしまいます。

ただ、全部理解しろとか1回読んで完璧に理解しろとか言うのではなくて、大雑把に(大体のストーリーの流れとか)理解するぐらいの目標で読んでみてはどうでしょうか?
あと当然、作者とは理念も正確も違いますから若干の意見の食い違いなどはあるかもしれませんが、もし理不尽と思われたなら話の流れを理解しているのです。

頭の良し悪しですが、一言で言うと大いに関係してきます。
頭の良い人は理解するのも早いですし、本の感想も立派です。
逆に頭の悪い人は、漢字が読めなくて意味不明になってしまったり、読み終わっても感想が「凄かった」「良かった」など、どこがどう凄いのか?と言う理由などが飛んでいたり明確でなかったり。
しかし「この本は、あの章が○○で良かったよ」と言うぐらいの説明は出来るでしょう。

Kaiennさんが、どの程度まで求めていらっしゃるのかどの程度まで説明したりすることが出来るのか明確ではないので細かなアドバイスは出来ませんが、まずは2回3回と読み直してみては如何でしょうか。
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この回答へのお礼

 お返事ありがとうございます。理解しようとする意識が足りないのかもしれません・・・。でもその場面を理解しようとすると全体を見失ったり、混乱したりしてしまいます。でも意識するように心がけてみます。
 かなり見栄っ張りで背伸びをする性質なので、自分のレベル以上の本を読もうとします(と同時に、それが大事なことだと自分では思っているのですが)感想にはなるべく「すごかった」「おもしろかった」といった漠然とした言葉は使わないようにしています。
理解の程度はかなり貪欲です。例えば岩波文庫の古典名著を読んで感銘し、かつその書評を書けるぐらいには理解したいです。大きくでてすいません。

お礼日時:2005/06/08 20:49

「罪と罰」なつかしいですね。

・・・

金貸しのお婆さんを・・・ってやつですね。

結局、読んだ本の内容を人に伝えるのは難しいし、
あらすじ程度や、感銘した文章を伝える位ではないでしょうか・・・

同じ文章でも、自分が成長すると読み方・捉え方が変わります。
そんなに焦らなくてもいいのではないでしょうか…
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この回答へのお礼

確かにそうなんです。昔読んだ物語もまた読み返すと変わりますよね。でもこれから作家を目指すにあたってやはり焦ってしまいます。まぁ小説ならいいのですが、大学でレポートを書かなければいけないときに、文献が???だとやはり困ります・・・

お礼日時:2005/06/08 20:37

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