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医者が静脈と動脈を間違って針を刺したという事件が報道されています。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050707i …

動脈と静脈はどうやって区別しますか?
見た目でわかるものですか?
また、点滴はどうして静脈にするのでしょうか?
動脈にするとダメですか。
採血のときは静脈から抜かれているのですか?

よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

>>動脈と静脈はどうやって区別しますか?



 #1で述べられているとおりです。ただ、本では動脈が赤・静脈が青く描かれていますが、実際は動脈は白く・静脈は青白~灰白色に見えます。
 体の表面に見えるのはほとんどが静脈です。動脈は比較的内部を通っているので触れたりしなければ分らないことが多いですね。


>>点滴はどうして静脈にするのでしょうか

 点滴する薬剤のpHや浸透圧により血管に炎症を起こすことがあります。この炎症がひどいと、あるいは何度も繰り返すと、血管に狭窄や最悪の場合閉塞する可能性もあります。
 静脈であれば、閉塞しても時間がたてば側副路といって新しい血管ができ、血はそちらを流れるようになります。
 一方、動脈の場合、側副路ができることもありますが、できなければ血流が途絶えてそこから先が壊死(腐る)してしまいます。

>>間違って針を刺したという事件

 推測するに、鎖骨下静脈にカテーテルを入れようとしたのだと思います。
 この血管は鎖骨の下にある、つまり体の表面からは見えない血管です。‘大体この位置にある‘という決まりがあるので、その近辺を細い針で刺して血管を捜します(カテーテルを入れる際には太い針を刺さなければならないので、その前に細い針で探します:試験穿刺)
 動脈は静脈と並んで走っているので、この試験穿刺の段階で動脈を刺してしまうことは決して珍しいことではありません。

 では、なぜこんな事件になってしまったのか.....

 鎖骨の下の動脈は、表面から押さえたからといって完全に圧迫止血できるものではありません。通常は体のもつ凝固作用で自然に血が止まるのを待ちます。
 ところが、NEWSによると患者は抗凝固剤(血が固まりにくくなる)を使用していたようですね。そして、主治医はそれを知らなかった。

 詳細は知りませんので推測ですが..。 
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見た目で区別するというよりは、そもそも動脈は皮膚表面に出ていることは少なく、皮膚表面で見えるものは静脈です。

また拍動を触れるかどうかで区別はできます。基本的に静脈採血ですが、重症患者さんで血液中の二酸化炭素の量などを測定する際に動脈から採血することもあります。
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こんにちは。



>区別しますか。

目で見える場合は
動脈:赤い
静脈:青い
但し、血液が中にある場合です。
ちなみに、中の血液が入ってない(例えば手術や解剖で切り出して来て洗ったた場合)時は、
動脈:少し赤みがあって白い。厚みがある。
静脈:白い。薄くてぺったんこ。

見えない場合は、
動脈:拍動している。
脈を感じる事ができ、皮膚から動きを確認できる事も多いです。
静脈:脈を感じない。皮膚が動く事はない。

針を指した時、
動脈:針が何かを貫いた感じが強く、同時に拍動を感じる。
通常、動脈に注射針のような物を刺した時は勢い良く血が吹き出します。
静脈:貫いた感じが弱い。拍動は感じない。

>点滴
動脈には脈拍の圧力がかかっているので、こちらに入れようとする場合、高い圧力をかけないと逆流します。
また、圧力の為、針で開けた穴が非常に塞がりにくく、止血を厳重にやらないと大変危険で、うまく止まってくれない場合は、緊急に手術で切り開いて血管を縛ってしまう必要がありますので通常の点滴や投薬などの目的で安易に使えるようなものではありません。

>採血
通常の採血は静脈から行いますが、緊急に検査がいるのだけど静脈からどうしても取れないような場合や、動脈の中の血液の酸素量を検査するような場合は動脈から採血を行います。
また、動脈から採血する場合は血管の傷口を裂け難くし、拍動をはっきり捉えて、針が血管に接触した所を間違えなくキャッチする為に、血管に対し直角に刺します。
動脈からの採血は医師でないとできません。

あの事件は私も驚いています。
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