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日本史で、財閥が自社の株を独占したというのがありました。株自体がよくわからないのでできればはじめから教えていただきたいのですが、自分の見解を述べ、その間違いを指摘していただいたほうがいいかと思いまして・・。あまりに無知なのをお許しください。

まず、株は自分の会社を信用してもらいお金を出してもらうために作るものです。そのお金で会社を運営するのに自分で独占してはその意味が無くなると思います。それなのになぜ独占をするのでしょうか?

なんか自分の考えがうまくまとめられませんがよろしくお願いします。

A 回答 (4件)

株とは事業を興す際、あるいは事業を行っている際にでも、自分の持っている資金だけでは不足する場合に他人にも資金を出して貰うために考えられた仕組みです。

資金を出す人はその資金の割合に応じて会社が失敗した時の損失を引き受けるわけです。このことはasao2345さんの理解しておられると思います。

さて、この株という形で資金を出した人は(その株を売買する以外の方法で)どのような利益を得られるのか考えてください。それは結局、その会社の利益の一部を配当という形で還元してもらうのです。10%配当と言えば、株式の額面に対して(株式市場で取引されている値ではありません)10%の金額を払うということです。言い換えると額面で1000万円の株を持っている人ならば毎年100万円の配当を受け取ることができる訳です。

もちろん、利益のうちどれぐらいの額を配当に回すかということは経営者の判断ですが、この配当が少なければそもそも資金を出して貰えません。と言って配当が多すぎればそれだけ利益を上げなければならなくなる訳で経営者自身が苦しくなります。ということで額面に対して10%程度が普通ですが、もし株を独占していて他に文句を言う人が居なければ配当の割合を上げてたとえ100%にしても大丈夫です。

さて、株式を独占すると、この配当を独占できるわけです。つまり、会社の利益を株主個人に還元できるということになります。社長・経営者としての給料の他に、会社の所有者として配当収入が入ります。明治から第二次大戦前の日本ではこのような形で大きな収入を得る金持ち・富裕層が多くいました。つまり配当収入だけで莫大な収入を得ていた訳です。

これで自社株を独占して持つ意味がお判り頂けましたでしょうか。

なお、蛇足になりますが、株式の売買はもともとはその配当を得る権利の売買です。ある儲かっている会社があり、その会社の配当が良ければ、額面より高い値段を出してその株を買っても良いと思う人が現れるし、同時にもう充分元を取ったから売っても良いという人がいれば、取引が成立します。こうした取引が活発化し市場化したものが株式市場による株取引ですが、こうなると株の売買そのもので利益を得ることもできる様になります。現代では会社が大規模化したこともあり、額面からかけ離れた値段で取引される株も多いですがそれでも依然として配当はありますし、配当金を分配する時期に株を所有していれば、配当金は受け取れます。
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この回答へのお礼

みなさんありがとうございました。株のことがよくわかりました!。

お礼日時:2005/07/30 15:01

>財閥が自社の株を独占した


というのが、戦前の財閥形成時のことを意味するのか、戦後の財閥解体後の再編を意味するのかわかりませんが、基本的にどちらも経営への外部関与を排除するのが目的で株式取得がされました。財閥は幅広い事業分野にわたり横断的に支配する大企業をつくり、それが政府と密接にかかわりをもつことで独占的な地位を獲得し、巨額の利益を得てきました。こうした経営を行う場合には、財閥全体で機動的に連携的に事業展開する必要があり、少数の経営者が強権を持っていなくてはならなかったのです。そのため、外部資本は排除されていったわけです。

>株は自分の会社を信用してもらいお金を出してもらうために作るもの
という認識が少し違うと思います。戦前の財閥形成期の話という前提で記述しますが、戦前の貧富較差は非常に大きく、富裕層はとてつもなく富裕でした。例えば、住友財閥の中心であった住友合資会社は大正10年に資本金1億5千万円で設立されましたが、このうち99%は住友家家長の住友吉左衞門が1人で出資しています。大正時代の大卒一流企業初任給が40~50円、現代の初任給が20万円程度なので、5千倍とすれば、7500億円を個人がポンと出しているんです。会社組織にしなくてはならないから出資制度を採用しているだけであって、他人からの資本提供など期待していなかったのです。事業拡大にあたり、既存企業を買収し財閥メンバーに加えた場合などに外部資本が参加してしまうので、それを排除するため株式を「独占」していったということでしょう。
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「独占」が何を意味するのかちょっとわからないので一般的な話をします。



たとえばある企業が自己資金だけでは事業に足りないと感じたとします。
さまざまな条件をクリアして上場し、投資家から資金を集めます。 
この時点で会社は部分的に他人が一部所有することになります。
しかし事業に関して口出しをされたくないと思っていたらほかの株主の意見を封じ込めるだけの株数をもっていれば良いのですね。 極端な言い方ですが、仮に51%の株をあなたがもっていたら、100%の資本をあなたが好きにできるわけです。

この回答への補足

つまり、はじめはわらにもすがる思いで、株を使ってみんなで投資したけど、会社が成長してわざわざお金をだしてもらわなくてもよくなった。そうすると、他人から口出しされるのはいやになった。よって、株を自分の会社で買い占めたいということですか?大企業とかすごい成長しないとする意味なさそうですが・・・

補足日時:2005/07/17 21:59
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運営する会社の事業規模や事業内容によって、必要とする資本のボリウムが異なります。


その必要な資金量に対して、自分の手持ち資金が十分にあれば、他人の資本は余り募る必要はありません。
他人の資本が入れば入るほど「自分の思い通りの経営」がしづらくなる訳けですから・・・。

自分の資金だけではどうにもならない時に、他人から資金を募るというのが、普通の人の考え方ではないでしょうか?
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