
こんにちは、ちょっと基本的なことを質問させてください。それなりに勉強しているつもりですが、わからなくなってしまいました。
現在、日米金利差が3%ありますよね。こういう状況では、ドルで貯金した方がよいから円安ドル高になりますよね。もちろん他の要因もありますが、ここでは金利の影響のみをとりあげます。
ところが私の上司は、「日米金利差が3%あるから先物は年率3%で円高ドル安になっている。先物は現物の将来価格であるから、将来円高ドル安になる。円高ドル安にならないと、先物を予約したら無条件に儲かるじゃないか?だから裁定が働いて円高ドル安になるんじゃないか」と言います。
そこで私が、ドルの方が需要が高いのだからドル高になると説明したら、「金利差があると需給が均衡するまでドル高になって、それ以後ドル安になる」という意見に変わっていきました。
調べてみると、需給の関係でドル高になる作用と、裁定の関係でドル安になる作用があるようでした。それで市場では短期的に為替はドル高になるとよく言われますが、結局どっちなの?と思いました。上司を説得するにはどう攻略すればこうかてきでしょうか。わたしはそもそも先物は現物将来予想という理解がおかしいと思うのですが。
私が参考にしたWEBページを乗せます。
教えてgoo
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1091144
金融大学
http://www.findai.com/kouza/210fx.html
外為塾
http://www.fxlabo.co.jp/juku/koudou2/kinri.htm
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
#1です、ちょっと読んでて気になったものでスイマセン。
>よって、金利差分円高ドル安のポイントをゼロと考え、先物レートがそれよりも円高(円安)であれば、市場参加者が円高(円安)を予想していると考えるべきです。
ここ、間違いです。為替の先物価格に市場参加者の将来の為替予想が織り込まれることはありません。単なる金利差と為替スワップの歪みです。
歪むことはまれですし、あってもごく些細なものですがもし歪むとすれば、それは需給によるもの、あるいはその期間までの(短期)金利変動予測の織り込み、いずれかしかないと思います。
しかしどちらのケースも裁定機会となりますので、すぐに解消されます。
たびたびご返答ありがとうございます。
先物レートが金利差以外の現物レートのファンダメンタルズを織り込まないのは良くわかりました。
ところで、米国金利が高いと理論上円安になりますが、理論上どのくらい円安になるのでしょうか年3%の金利差があると、年3%づつレートが円安になるのでしょうか?
それとも、金利差に変化があったときだけ、レートが変化するのでしょうか?
一方で米国金利が高いと円高になる経済理論があるらしく、理解に苦しんでいます。(外為塾のページ)これはどういうことでしょうか?
No.2
- 回答日時:
>日米金利差が3%あるから先物は年率3%で円高ドル安になっている。
>先物は現物の将来価格であるから、将来円高ドル安になる。
→ここが間違いです。金利差が3%あって先物が3%円高ドル安になっている状態、
これは円高も円安も予想されていない均衡ポイントにあることを意味します。
なぜなら、先物は一般的に為替ヘッジに利用されているからです。
円金利1%、ドル金利4%で金利差3%とします。円ドルのスポットが110円/ドルとして、
1年先物が同じく110円/ドルだとどうなるでしょう?答えは簡単。
日本国債を持っている人は皆それを売り払って、米国債を買った上で為替ヘッジをします。
日本国債だと1%ですが、米国債を買って為替ヘッジすれば、リスクなしで4%ですから。
先物価格が110円のままですと、
(1)日本国債の大量売却→円金利上昇
(2)売却代金の円売りドル買い→円安ドル高
(3)米国債の大量購入→米金利下落
となり、
(1)円金利が米金利(4%)並みに上昇
(2)スポットの円ドル相場が107円強になる
(3)米金利が円金利(1%)並みに下落
(4)1・2・3の組み合わせ
となるまで続きます。でも、実際はそうはなりません。円ドルの先物相場
が一番動きやすいですから、スポット=先物というプライスが瞬間ついても、
あっという間に金利差分の円高ドル安に戻ります。
日本国債を買っても、米国債を買って為替ヘッジをしても、利回りは同じ水準になるのが正常なのです。
よって、金利差分円高ドル安のポイントをゼロと考え、先物レートがそれよりも
円高(円安)であれば、市場参加者が円高(円安)を予想していると考えるべきです。
>現在、日米金利差が3%ありますよね。こういう状況では、ドルで貯金した方が
>よいから円安ドル高になりますよね。もちろん他の要因もありますが、
>ここでは金利の影響のみをとりあげます。
→金利の影響のみを考えるならばおっしゃる通りです。
どうも有難うございました。
先物レートが現物レートから金利差の影響を受けるということは十分理解しているつもりです。外国金利の方が高いと円安になるかというところです。
>よって、金利差分円高ドル安のポイントをゼロと考え、
>先物レートがそれよりも円高(円安)であれば、
>市場参加者が円高(円安)を予想していると考える
>べきです。
私もそのように考えていましたが、先物と現物の裁定が「将来の現物レートと先物レート」の間に働けばそうですが、「現在の現物レート+金利差と、先物レート」に働くので違うように思います。
No.1
- 回答日時:
>先物は現物の将来価格であるから、将来円高ドル安になる。
先物は「将来価格」ではありません。また「将来の予想価格」でもありません。将来のある時点における(為替であれば通貨を交換する)価格を契約することです。実際の相場がどうなるかはわかりません。もし上司の言うことが正しければ、過去恒常的に米金利>円金利の状態が続いてきましたから、一方的に円高が続いているはずです。
金利差が働く裁定で先物価格は円高の価格となりますが、それは現在価値の等しいものを交換するからです。
おおざっぱに言えば、1ドル110円で1年の金利が円0%、ドル3%とすると各々の1年後の価値は110円と1.03ドルになります。従って先物価格は110円÷1.03ドル=約106.80円となります。あくまでも1年後に交換することを現在契約する、というだけです。
どうもご返答ありがとうございました。たとえば1年の先物と現物の裁定が、「現在のレート+外国金利1年分と、先物レート」の間で行われることが理解できました。「1年後のレートと国内金利一年分と、先物レート」の間には裁定は働かないのですね。
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