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いま、卒業論文でこういったテーマでおこなっているんですが、高校生には専門的な発音の変化を研究するのが難しいと思い、
当時の時代背景などの影響で、日本語の発音や表記がどう変化していったかということを調べようと思っています。

こういう出来事が日本語に変化を与えたのでは?というようなことを教えてください。よろしくお願いします
 例、ザビエルが来てローマ字が入ってきて、日本語の発音が簡略化した。

A 回答 (2件)

日本語の発音にもっとも大きな影響を与えたのは、中国語と漢字が入ってきたことでしょう。



本来の日本語には次のような特徴がありました。
・「r」は語頭に立たない(つまり「らりるれろ」で始まる単語はない)
・濁音は語頭に立たない
・母音は連続しない

ちょっと待て、「語頭」「濁音」「母音」みな濁音で始まるし、
「連続」は「れ」から始まるじゃないか、と言われるかもしれませんが、
これら漢字の「音読み」の単語は全て、中国語として入ってきたものか、
漢字を組み合わせて日本で作ったものか、
いずれにしても、中国語及び漢字の流入以後にできた言葉なのです。
国語辞典で「らりるれろ」の項目を調べれば、こうした「音読み語」か、
欧米からの外来語ばかりだということがおわかりになると思います。

濁音に関しても、「だれ」はもともと「たれ」でしたし、「どこ」は「いづこ」でした。
「さらさら」→「ざらざら」のように、濁音を頭にして、印象の悪い単語を作る、
という造語法があったようで、「どぶ」「ぶた」「ごみ」等、
今でもその名残を見ることができます。

母音連続がない、ということに関しては、「あおい」←「あをし(awosi)」
「もえる」←「もゆ(moyu)」「わらう」←「わらふ(warapu~warafu)」

中国語と漢字の流入によって、これら日本語本来の音韻特性が大きく変化したわけです。
日本人は今でも英語などの外来語が大好きで、ドンドン受け入れていますが、
当時の日本人にとっては、中国語がそういう流行の最先端としての外来語だったのでしょう。
日本人の国民性は昔から変化していないようですね。
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こんにちは、今思いつくまま二つほど挙げててみます。



1)明治維新後、翻訳のためにそれまで日本語になかった言葉が大量に造語された。 例 彼女
2)文学の言文一致運動により、書き言葉が劇的に変化した。

どちらも明治という時代の影響を強く受けていると思います。

 参考になりましたでしょうか。
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