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 プラスミド合成についての質問です。
 カナマイシン耐性プラスミドを増やす場合、カナマイシン含有プレートにまく前にSOC培地でコンピテント細胞を30-45分培養する必要があるのはなぜでしょうか?
 宜しく御願い致します。

A 回答 (1件)

カナマイシン耐性をもたらすタンパク質を充分に発現させてから、選択培地に蒔かなければいけないからです。

カナマイシンは殺菌的に働く抗生物質なので、いきなり蒔いてしまうと、カナマイシン耐性を発現する前に菌が死んでしまいます。
同様の実験でアンピシリン耐性プラスミドが用いられることも多いですが、アンピシリンは殺菌的ではなく増殖抑止的に働くので、蒔く前の培養時間をもっと短くしても(全然しなくても)、蒔いてから耐性が発現して増え始めます。

SOCを使うのはそのほうが菌の回復効率が良いとされているからです。効率が多少下がってもかまわなければ、普通の培地(LBなど)でもいいです。
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この回答へのお礼

迅速かつ丁寧な回答をいただき、ありがとうございます。アンピシリンは増殖抑止的に作用するのですね。殺菌的に働くものと思っていました。教科書を調べてもなかなか載っていなかったので困っていました。大変参考になりました。

お礼日時:2005/09/11 16:19

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