「これはヤバかったな」という遅刻エピソード

単刀直入に聞きますが、なぜ元は日本に負けたのですか?色々な面で元軍の方が有利だったにも関わらず、なぜ負けたのですか?嵐のせいだとか聞いたけど、本当にそれだけなんですか?

A 回答 (1件)

 元軍が嵐のために敗戦したという見方は、今日ではあまり通用しません。

最初の襲来である「文永の役」では、元は威嚇を目的として日本に上陸し、小競り合いである程度の戦果をあげたために早々に船に引きあげて、帰国しようとしたところにたまたま嵐と遭遇したという味方が有力です。つまり、「文永の役」では初めから侵略するつもりはなく、予定通り引き上げたという感じです。「弘安の役」においては、元の敗戦は決定的です。二手に別れた軍隊の合流がかみ合わず、上陸は日本の堅い石塁と小船での奇襲に阻まれ、食糧難と疫病で自滅、自国周辺では三別抄やベトナムの反抗に悩まされ、洋上を漂っていたところを台風に直撃されて全滅しました。嵐は、「全滅」の原因には関わっていますが、「撤退」の原因にはほとんど関わっていません。一見有利そうな元軍ですが、実は様々な敗戦の要素を抱えていた事が分かっています。元軍は負けるべくして負けたと言えます。
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