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当初トロンOSを無料配布しようとしたところ、アメリカ外圧がかかって無料配布が禁止になったのですよね。しかし現在、トロンって3万ぐらいで販売をするというかたちになっていますが、あれは何故なのでしょうか?
Linaxが無料配布で中国などで爆発的に普及していたり、などの情勢をみると不思議な感じするのですが、この辺りの事情ご存じの方書き込みいただけたらと思います。よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

トロンは次期OSとして開発されました。

しかし、トロンを無料配布されると困るのが、マイクロソフトです。マイクロソフトの圧力で無料配布に踏み切れなかったとか。

リナックスは、オープンソフトのユニックスを母体としています。それゆえオープンソフトに圧力をかけることができないのでしょう。
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この回答へのお礼

オープンソフト と オープンではないけど無料配布 という違いがあったのですね。なるほどです。
書き込みありがとうございました。

お礼日時:2005/09/26 02:39

「TRON OSが無料」


では無い。

TRONは、ロイヤリティーフリー、つまり無料のOSでは無い。
かみくだくと、「TRONという技術体系が無料で使える」という意味。
この原則はそのまま維持されている。

では、外圧がかけられた理由はなにか?

それは、TRONの思想が、旧来のコンピューターの決りごとを
すべて捨てることから始められたことにある。

つまり、言いかえれば、コンピューター産業の中心と言える米国は
「新しい秩序を望まなかった」


TRON派には「TRONはロイヤリティーフリーだから
TRONの実装は米国企業でも自由に行なえる」
という主張があるが、これは当時…

米国が「日本独自の閉鎖的な市場を作ろうとしている」
として外圧をかけたことに対する反論として伝えられている。


寡占社intel,MSでさえ完全には為せないレガシーフリーを
TRONは外圧で失敗し、IBM PS/2はロイヤリティー商法で失敗した(苦笑)
かくして、世界は、PC/ATとCP/MとUNIXに縛られたまま。
…えらいゆるい縛られぶりだが…


というわけで現代。
PC向けTRON OSには、結局無料の実装が無い。
実は、TRONのウリである、大量の漢字対応には
必然的にそのためのフォントが必要になる。
この点だけを考えても、無料OS化や低価格化が難しい。
くわえて、市場規模が非常に小さい。

FD配布のB-TRON環境体験版はかつてあったが
それが現在も入手可能なのか?いまどきのPCで動くのか?
近代版を出す気はないのか?すべて謎(というか調べる気無し)


UNIXは、根本がロイヤリティーフリーだった。
紆余曲折あって、オープンソースのFreeBSDやLinuxなどと
商用のSolarisやAIXなどに分化して現在に至る。

それを考えれば、TRONの一般向けの市場性が
早期に潰されたことは非常に残念だ。


とは言っても、TRONはロイヤリティーフリーを活かして
世界の家電(よく例に出されるのは炊飯器)に組み込まれている。
日本では、電話交換機としても知られている。
つまり(間接的に)利用したことの無い人はいない。

なお、前者はI-TRON、後者はC-TRON。
外圧に潰されたのはB-TRONの教育現場への導入だった。

そのB-TRONは、特有なデータ管理概念は
BFSやWinFSにはるかに先んじた概念だった。
そして、実身/仮身モデルのファンも根強く…

Unicodeよりも、複雑な漢字事情には柔軟に対応し
漢字学者などには必須という話もある。

そのTRONの文字体系の秘密はこうだ。
JIS規格、全部ここに置きましょう。
Big-5規格、全部ここに置きましょう。
KS規格、全部ここに置きましょう。
全部の文字規格表をそのまま番号つけて並べておけばイイッ!

この利点としてわかりやすいのは、Unicodeで行なわれた
異言語間の同形文字の同一視のような複雑さが無い。

Unicodeには、中国の簡体字のような、ドラスティックな字形変化で
複雑なトラブルが生じる危険性がわずかに含まれる。

しかし、TRONでは、各国の文字規格そのままだから
各国で追加された漢字さえもそのまま組み込める。
字形変化が大規模に行なわれたならば、新旧共存のために
それを別の規格表として別途組み込むことも不可能では無い。

Unicodeの"効率を文化に優先した"仕組みとは違うと言われる。


余談だけど…たとえば、私が冗談で提起した
リントやゼントランの文字がPCで使えるようになるとしたら
UnicodeではなくTRONの文字体系だろう。というトンデモが
http://www.zob.ne.jp/~saw/ccc/index.htm

実は翌年には違う形で実現していた。ことにさっき気づいたとこだ :-D

http://www2.tron.org/set04.html
残念ながら、私はアーヴ語も使えない。

ともあれ、TRONの構想に、革新的なものがあったことは間違い無い。


もし米国のトレッキーがこれを知れば
TRONを潰したことを残念に思っただろう。

と思ったかどうかは知らんのだが、既に
クリンゴンの文字は何年もの歴史のはてに
今年、ついにISOに認められていたりする :-)

http://slashdot.jp/articles/04/08/03/0618207.sht …

なんのことは無い、新しい秩序は世界規模でやつらが着々と(ヲイ)
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この回答へのお礼

詳しく書き込みいただき大変参考になりました。
書き込みありがとうございました。

お礼日時:2005/09/26 02:36

「TRON スーパー301条」というキーで検索してみてください。


いろいろわかります。

プロジェクトXでもTRONはやっていますので
再放送があれば見てみてください。
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この回答へのお礼

書き込みありがとうございました。

お礼日時:2005/09/26 02:38

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