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アセチレンと臭素水(赤褐色)を反応させると、テトラブロモエタンになって無色透明になりますよね。

私の班では、透明にはならなかったものの薄くはなりました。
4時間後には透明になっていたと後で先生に聞きました。

今日、図書館に行って本をあさったんですけど…。
文献によって、そのテトラブロモエタンの色が違うんです。
ある本では「黄色」とかかれ、ある本では「無色」と書かれ…。

そこで疑問に思ったんですけど、
テトラブロモエタンって、時間がたつと黄色から透明になったりするんでしょうか?
それともただ単に、時間が足りなかっただけでしょうか?

A 回答 (1件)

テトラブロモエタンは基本的に無色だと思います。


古くなると、着色した不純物が生じて黄色になると言うことだと思います。
したがって、反応時間が不足した可能性があります。

しかし、それ以外の問題もあります。もしも、臭素水の量が多すぎれば、その色が消えるのにかなりの時間がかかるはずです。だとすれば、時間がたってから色が消えたのは、残った臭素が揮発したり、別の反応で無色なものに変化した可能性もあります。
臭素水の量が多すぎなかったことは確かなのでしょうか。

*ここから先の話は、高校レベルでは知らなくても済むことですが、重要なことですので一応書いておきかす。
つまり、この条件でテトラブロモエタンができるとは限りません。つまり、「アセチレンを臭素水に通すと付加反応が起こり、臭素水が脱色される」というのは事実ですし、正しいことです。しかし、テトラブロモエタンができるという記述は必ずしも正しくないのです。
同様に、エタンと臭素水の反応で、「臭素の色が脱色される」というのは事実ですが、ジブロモエタンが生成するというのは正しいとは言えません。

こういった事情で、最近では、「臭素水の脱色」と「付加反応」だけを記述して、生成物について触れていない例が増えているようです。教科書、参考書を注意深く読んでみて下さい。

なお、臭素の四塩化炭素溶液を使った場合にはこのような心配はなく、テトラブロモエタンが得られます。

参考URL:http://www4.ocn.ne.jp/~nirika/ronbun/2004chm.htm
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