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私は薬剤師として病院、薬局で働きましたが、いまいちやりがいが持てないでいます。いつも「何をするにも医師の指示通り」だな、と感じ、自分が処方したわけでもない薬を調剤することに虚しさを感じてしまいます。 病院や薬局で働いている薬剤師の方はどこにやりがいを感じて日々、仕事をしているのでしょうか?

A 回答 (11件中1~10件)

 no-no-planさん おはようございます。



 私は薬局を開局している薬剤師です。ですから薬局にお勤めとは少し立場が違うかもしれませんね。

 #8の補足の件について私なりの意見を言わせて頂きますね。
 「OTC飲むなら、いつものお薬はお控えください」と説明した薬剤師さんの説明は科学的な薬の説明では100%間違いは無いのかもしれません。ただしその場の対処としては間違っているのかもしれませんね。
 例えば風邪で鼻水が出ると言うのが主症状でその他軽い咳や微熱等の症状が有った時にお客様にA薬剤師さんは「ベンザブロックS錠」をお勧めしたとします。その接客を見ていた上司のB薬剤師さんは、ご自分の経験からベラドンナが入っていた方が即の鼻水止めの効果があると言う事で横から割り込んでお客様に「今A薬剤師がお勧めしたベンザよりこちらの方が即の鼻水を止める効果が高いと思われますのでこちらの方がより良いとおもわれますよ」と説明して、ストナジェルサイナスSを売ったとしたら、A薬剤師さんはどう思と思いますか???きっと良い気持ちはしないと思います。ベンザブロックSだってヨウ化イソプロパミドと言う鼻水止めが入っているんですから・・・。正しいB薬剤師さんの対処としては、お客様が帰った後にこんな薬も有るんだよと言う事でストナジェルサイナスの事をA薬剤師さんにお話すればよかったと思います。
 この例は補足とは少し違うかもしれませんが、同様に処方医の気持ちを考えたら、「いつものお薬はお控え下さい。」の部分だけ取り上げてクレームになる可能性は高いのではないでしょうか???

 例えば、喘息の治療で抗アレルギー剤が投与されている患者さんが鼻水止めのOTC薬を購入に薬局に来店された場合、多くの新薬の鼻炎薬や総合感冒薬には抗ヒスタミン剤が入っていますから、抗アレルギー剤(抗ヒスタミン剤)がダブります。ですから実際はどちらかの抗アレルギー剤しかつかえない事になります。と言う説明を患者さんにするまでは良いと思います。そこで「OTC薬を飲むなら、医師から出ているお薬は控えてくださいね」と言う事になるのでしょうか???薬局では、鼻水止めのお薬として抗アレルギー剤の配合されているお薬しか販売できないのでしょうか???それは違うと思います。例えば小青龍湯や苓甘姜味辛仁湯と参蘇飲散等の漢方薬だってタイプに合わせて売ることが可能なわけです。そう言う抗アレルギー剤と食い合わせの問題の無いものをお勧めすれば良いことだと思います。
 多くの患者さんが既存症以外の症状が出て薬局に飛び込んでOTC薬を購入する場合、多くは既存症の治療薬に+αで飲める薬を考えています。ですからそう言う患者さんの考え方に合わせたお薬を選薬してあげた方が良いのではないでしょうか。時と場合によっては、逃げと考える方もいるかもしれませんが新薬みたいに積極的な効果の現われ易いお薬よりは効果の発現が遅いかもそれないけど漢方薬を選薬するのも薬剤師としての知識を発揮出来ることではないでしょうか。

 私は、既存症のお薬を服用中の患者さんはそのお薬と一緒に服用しても問題が出ないと言うことを前提にOTC選びを考えます。どうしても今服用中のお薬と組み合わせ的に問題の出るOTC薬しか選薬出来ない症状の場合は、説明をした後に処方医に相談(診察を受ける)して下さいと伝えます。全ての商売は商品を売って売上を出す事ですが、時と場合によっては売らない事で信用を得る事が有ります。そう言う意味でも、売るばかりが全てでは無いと思います。

 no-no-planさんもご存知の通り、薬局で出来る治療は軽医療の範疇に限られています。私の解釈は、軽い症状ならOTC薬で完治するでしょうけど、「現状の症状をこれ以上悪くしない」でも十分だと考えています。従って、新薬のOTC薬より効果の発現が遅いだろうと想像される漢方薬でも「現状の症状をこれ以上悪くさせない」と言う事を考えると十分以上効果を示すと考えています。

 従って補足に記載された件は、内容的には間違ってなくても対処方法が間違っているように私は考えます。以上は私なりの考えで、全てではないことをご理解下さい。 
 
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今日は。


皆様のご意見、興味深く拝見させて頂きました。
私も一つ、投稿をさせて下さい。
昔、私が保険薬剤師として調剤を始めた頃、こんなにも患者さんというのはわがままなモノかと思い、半ばあきれ気味でした。これによって薬剤師としての仕事、責任を忘れかけていた時代もありました。
しかしながら、その考えを変えてくれた方もやはり患者さんでした。
それは「ご丁寧な説明、本当に有り難うございます」という一言でした。これが身にしみました。そういえば今まで他人から感謝された事なんかなかったなぁ、って思ったんです。
それが私のやりがいとなり、今となっては調剤業務は私にとって(表現は適当ではないと思いますが)趣味と実益を兼ねた存在になっています。
それ以来私は患者さんに「有り難う」と言われるために努力してきました。
患者さんはわがままです。ですが、それは体調が悪いんですからそんなの当たり前って思うようになってきました。「有り難う」っていわれる時って、それさえも優しく包み込んであげれた時に言われることが多いです。
医師、看護師、その他のメディカルスタッフも大変魅力のある仕事だとは思いますが、私は薬剤師で本当に良かったと思います。
なぜなら、人から「有り難う」と言われる職業についているからです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。久々の投稿なので嬉しく、そして締め切らなくて良かったと思います。

>人から「有り難う」と言われる職業、これはとても励みになることと思います。

そして今、ここで色んな職業の方の悩みや話を拝見させていただくと、薬剤師って大変恵まれているなと思います。
けれど、外から見たら薬剤師は良いなと思え、医療の世界に入ってしまうと、これで良いのかな?と思えてしまうのです。

矛盾するようですがこれが現状です。

お礼日時:2006/02/08 00:08

No1です。


久しぶりに見ると回答が増えていたので、読ませていただきました。
そこでno-no-planさんとSionn123さんのやり取りをみて感じたことがあったので、日数はたっていますが言わせて下さい。

私にはno-n-planさんの中にどうしても医師を頂点とする医療従事者ピラミッドが見えてしょうがないんです。そして、回答しているすべての薬剤師達が患者を中心としてその周りを医療従事者が囲む形のチーム医療の話をしているように思います。
その根本が違うのですから、皆さんの回答は参考にこそなれ、no-no-planさんの骨や肉にはならないような気がします。
例えば薬局で問題になった例の事例ですが、『この時、医療界において薬剤師が意見を言うことすら医師の指示が必要なのか、と思いました。』という思い、そう感じることがそもそもチーム医療ではなく、No9でのsionn123の回答のごとく医師であろうが薬剤師であろうがチーム医療を乱せば注意を受けると感じるのが本当のチーム医療を基本に持っている人の考え方だと思います。私はこの例を医師が薬剤師に圧力をかけたとは感じませんでした。
どなたかが書かれていましたが、私も薬剤師は医師と患者さんの間を取り持つ役割を担っていると思います。私はそれで十分ヤリガイを感じます。なぜなら、建築物だって基礎や鉄筋だけでは人が住むものにはならず、必ず隙間を埋める材質のものが必要になるからです。
残念なことですが私は医師が治療しっぱなし、処方しっぱなし、というのを目の当りにしています。でも病んだ患者さんは今この時も生きていて、病と闘っています。やりっぱなしでなくても医師がすべての面を完全にカバーするのは無理です。誰かがよい方向へ促すサポートをしないと・・。薬物治療ではそれが薬剤師となり、栄養面では栄養士、生活面、介護面ではそれを看護師が行い、医師と共に治療を支え、患者さんを快方へと向かわせているように思います。
no-no-planさん、あなたにとって医療の中心あるいは頂点にいるのは誰ですか。
不愉快な回答でしたら謝ります。<(_ _)>
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この回答へのお礼

mizzy-koさん、お久しぶりです。
決して不愉快な解答などではありませんよ。今は少しでも多くの方の意見を聞きたいと思っていますので。

「あなたにとって医療の中心あるいは頂点にいるのは誰ですか」

私には医師だと思います。今でこそ多少は薄れてきましたが、やっぱりそのことに対する、劣等感というか、このままでいいのかという思いはあります。

薬局の例は、まあ、それの氷山の一角なんですよ。この他にも、取るに足らないことかもしれませんが、ちょっとしたことに悩んでしまいますね。
簡単に言うなら、患者さんの立場に立ったとき、一番、やはり医師が頼りにされるのではないか?ということだったり、医師や看護師と比べたら、臨床の知識、患者さんとのコミュニケーション、これらは経験の面からも格段に違ってきてしまうこと。採血権もないですしね。

しかし、この質問してから、多くの方からアドバイスを頂いて、薬剤師という仕事を以前よりは前向きに捕らえられるようになってきたと、少し思います。
まだまだ、mizzy-koさんのようにはいかないんですがね。

お礼日時:2005/11/28 22:13

 no-no-planさん おはようございます



 no-no-planさんの言われる通り、病院に勤め救急患者さんに対しての処理が一切出来ない(能力でなくて法律的に)薬剤師と言う事を考えて嫌気を感じているなら、ズバリ再度勉強されて医師になられたらどうでしょうか??
 医療の現場では、救急患者さんの大切な命を守るとも大切な仕事の1つでしょう。しかし、医療全体の中で救急患者さんの占める割合はどの程度なのでしょうか??救急患者さんの事を見捨てるわけではないのですが、私たち薬剤師の仕事・使命は薬局でお薬を購入に来る軽医療から始まる救急患者さん以外の大多数の患者さんを対象にした仕事と考えると良いのではないでしょうか??今の医療は言い方悪いかもしれませんが、診療の現場では3分間診療や機械・検査結果に頼った診療と言われている部分もあるわけです。この現状が良いか悪いかはさておいて、私は患者を見ずして病気だけを見ている診療の様な感じを受ける事があります。この状態では、どれだけの治療効果が得られるか疑問を感じる場合があります。

 医師の中には、患者さんの病状を判断しそれに対して最善の治療や投薬をしてさえいれば病気は治ると解釈している方もいます。確かに治療効果が出るでしょうが、その状態で全ての患者さんの治療効果が出るでしょうか??私は疑問を感じる場合があります。
 私の薬局に来られる患者さんの中には、1回の服薬剤数が9個・10個と言う老人の方もいます。一人の患者に、「これだけ沢山のお薬を飲むだけでおなかがいっぱいになって食事が出来ない」と言われた事が有ります。治療とは、治療効果が上がれば健常人だった時と同じだけの食事が取れる事だと私は考えています。もちろん糖尿病みたいに食事(カロリー)制限が治療と言う病気も有りますが・・・。その場合、もちろん検査結果が重篤な数値でないと言う前提がありますが、治療効果が少し落ちても剤数の少ない方が良いのかな??と感じる事も有ります。そう言う意味で、医師に色々提言出来るのも、薬剤師としての資格を生かしたチーム医療の一環なのではないでしょうか???特に在宅の点数を査定しているお薬をお届けする患者さんの場合は、患者さんの状況把握をする一環で色々患者さんとお話し治療効果が上がっているかどうか・何か今のお薬で問題点がないか考えた上で処方箋発行医にレポートを書かなければならないと言う決まりが有りますから、患者さんまたは周りの介護をされている方が医師に言い難い様な事を薬剤師に訴えて来る場合、そう言う訴えを聞き理由を考えた上での対処法を医師側に提言出来る訳です。そう言う出来る事から少しづつされていくと言う事で良いのではないかと私は考えています。

 多くの医師は、お薬については処方箋を発行し「ちゃんと指示通りお薬を飲んでね。」程度の事しか言わないですよね。でも、その処方箋には処方意図があるわけです。その意図を考える事で、医師が患者さんに伝えたい事が見えて来る場合があります。近所の蕎麦屋さんの奥様なんですけど、胃の調子が悪くて病院に行って「ドグマチール・デパス・リーゼ」を服用しています。処方箋内容からすると多分ストレスが原因なんでしょう。ですからその方は近所の知り合いと言う事もあって「何か有ったらいつでも話においで。旦那や息子さんの愚痴でも何でも聞くから・・・」をお話しました。そう言うストレスを外に発散する事で少し出も改善すれば・・・と考えたからです。

 以上お解りと思いますが、私は薬剤師の仕事って医師と患者さんの中間的な仲を取り持つ仕事と考えています。法律的に出来る事・出来ない事のある薬剤師ですが、そう考えると色々出来る事が多いと言う事が解ると思います。私はそう考えて毎日仕事しています。

 色々偉そうな事を書きましたが、少しずつでもヤリガイを感じられる様にお互い頑張りましょう。
 

この回答への補足

ちなみにsionn123さんは話をお聞きしていると、薬局にお勤めでしょうか?実は私も短期間ですが薬局へ勤めていたことがあります。そこで、ちょっとした事を言われたのですが聞いて頂けますか?

これは、私が直接経験したわけではないことなのですが、ある薬剤師が患者さんに言われたらしいのです。「いつも、もらってる薬もあるんだけど、OTCも飲んでも良いか?」と。その薬剤師は本当に善意でこう言ったそうです。「アレルギーの薬が重複してますから、どちらか控えたほうがよろしいのではないのですか?OTC飲むなら、いつものお薬はお控えください」と。
これが後に大問題になったのです。処方医が激怒し、医師会を通じて、薬局は大変な抗議をされたそうです。「処方した薬に何も言うな」みたいなことを。後で、経営者と当事者の薬剤師で処方医にお詫びに行ったそうです。まあ、そこの医師が少しプライドが高いということもあるのでしょうけど。
そこで、私は経営者に言われました。「処方された薬に関しては、できる限り何も言わないようにして下さい。OTCとの併用を聞かれたら、必ずOTCを控えさせるような投薬をして下さい」と。
この時、医療界において薬剤師が意見を言うことすら医師の指示が必要なのか、と思いました。だったら、薬剤師は本当に調剤だけの存在じゃないか!と。
それとも、医師が処方した薬に関して、少しでも控えるように言ってしまったこの薬剤師が悪いだけなのでしょうか?もし、そうだとしたら私は、薬剤師は大事なことは何も言ってはいけないものではないかとも思えます。

愚痴っぽくなってしまって恐縮ですが、sionn123さん、そしてこれを見てくださったどなたか、どう思います??

補足日時:2005/11/07 23:44
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この回答へのお礼

またまた、ありがとうございます。sionn123さんや他の方の回答を拝見させていただいて、少しずつなのですが、薬剤師にできること、目指そうとするものが見えてきたような気もします。ほんとに少しですが・・・。

でも確かにsionn123さんがおっしゃるように医師への憧れ、正直あります。憧れというか、目標というか・・・。でも、経済的、年齢的、学力的などのことを考えていくと、思い切り目指そうという気持ちにはなれないのです。もちろん、迷ってるんだったら思い切ってやってみたほうがいいんじゃないか!!って気持ちもあるのです。迷ってる間に時間はどんどん過ぎていきますしね。

しかし、それでもやはり、現在では薬剤師なわけですから、薬剤師としての生き方も模索して行こうと思っています。

お礼日時:2005/11/06 23:53

 no-no-さん こんばんは



 #6です。

 うちの場合は訪問在宅の査定をしている患者さんもいますから、そう言う患者さんには時と場合で様態を聞かなければならない場合も有ります。ただし多くの患者さんには、ほぼ様態を聞いたことが有りません。

 まず患者さんには「これが解熱薬で痛み止め・炎症止めの働きが有る薬・これが咳き止め・これは痰切りの薬です。」程度の簡単な説明しかしていません。もちろん、健康食品や一般の食品等での組み合わせが有る場合は「これとこれは要注意だから食べないでね。」(例えばワーファリンと納豆等)とか、鉄剤を処方されている患者さんには、「便が黒っぽくなるけど、薬のせいですから心配ないです」とかの注意事項は伝えますが・・・。

 例えば高血圧・肝臓病・糖尿病等の慢性病で長期にうちからお薬を持って帰られる患者さんの場合、普段は「いつもの薬です。内容は変わってないですよ」程度しか言いませんが、数回毎に世間話程度に「ちゃんと服用している???食前服用のお薬が有るけど忘れないで飲めてる??」程度の質問をします。

 皮膚科の患者さんでは、皮膚科の場合まずは目で見て判断と言う判断をしますから病状を患者さんに聞かなくても解ると言う部分があります。正確な病名判断はもっと詳しく色々聞かないと解らない場合も多々有りますが、乾燥が原因かな(例えば「アトピー」とか「はたけ」とか)位は見た目で判断できます。その場合は、Dr.から普段の生活の注意事項言われたか聞きます。もし言われてなかったら、乾燥しないように注意すす事とこんなの使うと良いよ的な事を説明します。

 この程度の事は、患者さんに病状を聞くと言うのではなくて世間話の一環で出来ることで、患者さんも苦にしない範囲でお話していただけます。そしてそう言うことから得た情報を薬暦簿に記載しておいて、その時は説明出来なくても次回来店時に説明する様に心がけています。もちろん処方箋を持参せずにOTCを買いに来て頂いた時も薬暦簿には記載ですね。

 そう言うちょっとした事でも薬暦簿に記載する事が、薬剤師のヤリガイを発揮する第一歩だと私は考えています。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。僕なりにsionn123さんの意見を考えたのですが、薬剤師というのは医師などにはできない、ちょっとしたことにアドバイスできること、ちょっとした気遣い。という風なことをしていける仕事です!ということでよろしいでしょうか?  こう考えるとなるほど!という気もします。しかし、sionn123さんは限界を感じませんか?自分の能力の限界ではなくて、薬剤師としてできることの限界についてです。私も経験があるのですが、病院で働いていた時に、救急車で運ばれる患者さんを見て、何もできない自分が嫌になったことがあります。知識も、権限もないと・・・。  このまま年を経ればこんな気持ちも消えていくのかもしれませんが、今は、こう考えてしまって大変苦しいです。いかがですか?

お礼日時:2005/11/04 21:04

 no-no-planさん こんばんは



 Dr.の中には、自分が処方したお薬はきちんと指示通り服用していると勝手な解釈をしているDr.もいるわけです。例えばうちの患者さんの場合は、ノルバスクと81バファリンが朝食後、メバロチンが夕食後、GOTとGPTの数字が高い為に小柴胡湯が毎食全と言う形で出ている方がいます。この方は本人としてはだるさ等の肝臓としての症状が無い為、昼分は仕事が忙しく飲み忘れる事があります。近所の開業医で話し易いDr.の為、「カネボウだと3g/1Hで1日2回服用でOKの製剤がありますから使われて見てはどうですか??○○さんの場合は昼は服用しないらしくて残っていると言いますし・・・」とお話した事があります。この方は、3g/1Hの製剤に変えて効果が良く出るようになったらしく、数字も下がってきました。こう言う例もあり、コンプライアンスを考えて飲みやすい製剤を使っていただける様にDr.にお話する場合も有ります。

 また軟膏類では、ただ単に使えば効果が出る的な説明をするだけのDr.もいますよね。実際はステロイド等の炎症止めの軟膏類は刷り込まずに使い、痛み止め系の軟膏類はマッサージ効果を期待してよく刷り込んで使う。こう言う説明をするだけで効果が良くなる事も多々有ります。

 皮膚科の処方箋でも、Dr.からは処方されたお薬を指示とおり使えば効果が出る的な説明しかしない場合も有ります。しかしアトピーの場合等、単に乾燥を防ぐだけでも良くなって行く場合も有ります。従って処方薬を使う以外に、普段のケアー方を説明する場合も多々有ります。

 そう言うちょっとした指示を患者さんにしたり、こんなお薬も有るという事をDr.に説明する事で効果をあげる事も有ります。そう言う事が薬剤師としてのヤリガイだと思います。

 うちのようなOTCも扱っている薬局の場合、いつものお薬と一緒に使える風邪薬等を選んであげて、既往症に悪影響を与えず風邪等の突発的な症状が改善された場合は喜ばれます。「治ったよ。ありがとうね」とね

 薬剤師のヤリガイって、「治ったよ。ありがとうね。」と言う言葉を聞くことだと思います。そのための+αの説明をする事がヤリガイを得る方法だと私は考えています。
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この回答へのお礼

遅くなりましたがありがとうございました。やはり薬剤師のやりがいとは、sionn123さんのおっしゃるようなことだと思います。でも、どうしても私には、薬剤師が色々患者さんの容態を聞くのはどうだろう?と思ってしまうのです。患者さんは、もう医師に症状は伝えてあるのですから。患者さんにとっても2回も言うのは厄介だと思うのです。それに本当の意味での服薬指導はもう医師と患者との間で終わってしまっていると思うのです。    生意気なこと言ってしまいましたが、薬剤師のやりがい、もう少し考えてみたいと思います。

お礼日時:2005/10/29 00:09

私は薬剤師ではありませんが医薬品業界の端っこにいるものです。


日ごろから思っていることがあるので、この場を借りて書かせていただきます。

>例えば患者から「タケプロンはカプセルが大きいから飲みにくくて…」と相談されたとき、ドクターにOD錠に変更の提案などされたことは無いでしょうか。仮にその提案が受け入れられて、その後患者に「おかげさまで飲みやすくなった。ありがとう。」なんて言われたら嬉しいと思いませんか?

とNo4さんが書かれているのは非常にいい話のような気もするのですが、そんな事の為に薬剤師は必要なのでしょうか?
御存知のように医療費の高騰は大きな社会問題です。
こんなことのために医薬分業をして薬剤師に多額の報酬を支払う必要があるのでしょうか?

そんなことをいうために6年間も専門教育を受ける必要があるのでしょうか?

実際のところ医師に「薬剤師が病棟まで来て余計なことをするな!」と言われて引っ込んだり、疑義照会をうっとおしがられて止めたりというのがほとんどのケースで、報酬分の役割を果たせていない薬剤師の方が多いのでは?

そんなことなら医師をその分増やすことのほうが日本の医療にもっと役立つと思います。
医師の書いた処方箋に間違いがないかチェックしてその通り薬を出すなんて事は機械がやった方がよっぽど早くて正確で安価です。

非常に失礼な書きこみになってしまいましたが私が常日頃思っていることです。
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この回答へのお礼

いや、おっしゃる気持ちわかります。自分でもそんな風に思ったりすることありますから。 薬剤師の存在意義について考えていくとぶつかってしまう壁だと思います。

お礼日時:2005/10/17 18:58

例えば患者から「タケプロンはカプセルが大きいから飲みにくくて…」と相談されたとき、ドクターにOD錠に変更の提案などされたことは無いでしょうか。

仮にその提案が受け入れられて、その後患者に「おかげさまで飲みやすくなった。ありがとう。」なんて言われたら嬉しいと思いませんか?

薬剤師は患者とドクターをつなぐ架け橋のような存在だと私は思います。また、自分のアドバイスや提案が少しでも患者の役に立てて、患者から笑顔がもらえればそれがやりがいです。
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この回答へのお礼

そうですね。そんなこと言われたことはないですけど、言われたとしたら大変嬉しいと思います。相談されたことに応えられたわけですから。ma_moさんのおっしゃることはよくわかるのですが、僕としては「架橋でしかないのかと」そう、思ってしまうんですね。中心になれないことの悔しさというか・・・。難しい性分です、僕は。

お礼日時:2005/10/10 20:58

No1です。



>医師に「薬剤師が病棟まで来て余計なことをするな!」などと言われた例もあるようなので。

はい。何度も言われております。

でも、それでお終りでよいでしょうか。もしそれが重大なことだったら迷惑をこうむるのは患者さんです。

これから勉強するにあたって、出来れば「薬剤師として立派に働きたい」ではなく「患者さんを守りたい」というスタンスで自己研鑽を積み重ねていって下さい。あなたがどうかなのではなく、患者さんがそれでいいのかを考えてあげて下さいね。

全く悩まない薬剤師もいる中、真剣に考えているあなたはきっと良い薬剤師になると思います。頑張って下さいね。
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この回答へのお礼

なるほど!確かに「患者さんを守りたい」という視点で見たことはないですね。少しこの視点を持ってみたいと思います。   でも、mizzy-koさんは医師から「余計なことをするな」なんて何度も言われてるんですね。それにも屈せずに奮闘してるとはすごいですね。正直、僕なら、そんなこと言われたら、次の日からできるだけ何もせずにいそうです・・・。

お礼日時:2005/10/10 20:54

私は、一般販売の管理薬剤師として働いています。

直接、お客さんと話をしていろいろと相談を聞いたり、ぴったり合った薬をアドバイスさせていただいたりしています。すごく良かったよ!とか、お礼を言われたり、おねいちゃんじゃなきゃだめなのよ!なんて言われたりするとすごくうれしい!すこしでもだれかの為になったかと思うととてもやりがいがあります。地域の人に愛され?信頼されもう17年も働き続けています。常に勉強、勉強!!
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この回答へのお礼

ayimさんはドラッグストアとかですかね!?(そうだとして)確かにDSであると、薬剤師としての意見が、患者さん(お客さん)に直に伝わって良いですよね。僕もDSの道を考えなかったわけではありません。ただ、友人の話を聞いてるとDSというのは、利益の高い薬だけを薦めたり、化粧品専門になったりしたり、スーパーの店員と変わらないよ!なんて話を聞いたりしていて、DSはちょっと行きたくないな、なんて思ったんですよ。  でも、おっしゃるようにOTCの知識はつけたいと思っています。

お礼日時:2005/10/10 20:48

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