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たとえば
I said that I loved Mary.
のthatは省略できますが、
I regreted that I loved Mary.
のthatは省略できません。これを統語論的に解決したいのですが…。
根本的には上の文章のthat以下はcomplementで下の文章のはadjunctだからと考えられますが、I regreted.という文が非文だということからわかるように、下の文のthat以下をadjunctと考えるのは不自然だと思われます。
どなたかこの問題、解決していただけませんか?お願いします!

A 回答 (5件)

この場合、complement というのは補部のことです。

学校文法の補語とは別物です。
おそらく質問者の方は、生成文法の枠組みで昔の that-deletion を説明されようとしておられるのでしょう。論文かもしれませんが、ここで聞くような質問ではありませんね。

でもお節介の私としては、ヒントだけ出しておきましょう。どうせ正解なんかないのだから。

まず、事実をきちんとおさえるために、
Bolinger (1972) That's that, The Hague; Mouton
をよく読みましょう。regret でも that の省略が可能な場合が出てきます。単に頻度の問題ではないことも分かるでしょう。たとえば、
○We got the message they were coming.
×We lost the message they were coming.

Jespersen の言うように、that 省略が parataxis の可能性も否定できません。直接この構文を扱っているわけではありませんが、parataxis については
Uriagereka, Juan. 2002. "Parataxis", in Derivations, London; Routledge
を参照。

ただし、parataxis では bridge-verb 現象が説明できないかもしれません。架橋動詞については
Erteschik-Shir, Nomi. 1973. On the nature of island constraint. PhD Dissertaion, MIT.
今井邦彦・中島平三. 1978.『文II』現代の英文法5,研究社.
をご覧ください。

結構大変ですよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
初心者の私には多少難しいこともありますが、今日図書館へ行って教えて頂いた本を借りてきました。
やはり読んでいて混乱することも多々あるけど
人生かかっているといっても過言ではないので(多少オーバーですが…)読破します。本当にありがとうございますm(_ _)m

お礼日時:2005/11/17 00:49

#4さま。

残念ながら無理だと思います。

that 節もとるが単純な名詞句も目的語に現れうる動詞であっても、that の省略可能な動詞はたくさんあります。主節の主語と従属節の主語が違っていても。

He noticed a green sedan.
He noticed (that) a green sedan was following his car.

He has realized his error.
I didn't realize (that) it was this late.

I imagined an ant on my plate.
「皿にアリがいるのを想像した」
Imagine all the people living life in peace.
Imagine (that) you are [were] in her place.

なお、他の構文と紛らわしくないようにするため、that が必要になることがある、とは Bolinger も言っています。
× I ask you be there.
○ I ask that you be there.
that がないと、"I ask you, be there." のように、you が間接目的語と解釈され、ぎこちない命令と思われてしまうおそれがある。

○ I ask they be there.
they が間接目的語と解釈されることはありえないので、that の省略は可能。

○ I demand you be there.
demand は間接目的語をとらないので、that はなくてもよい。
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他の方のご回答を読ませていただき、ひとつ思い当たりました。


間違っているかもしれませんが、議論に参加させてください。

まず、比較例として、think と consider が挙がっていました。
この二つの違いですが、think は同じ目的格をとる動詞でも、
後ろに文(that節)またはそれに準ずるものを取るといういわば決まりごとがあります。
ここで、「準ずるもの」としましたが、たとえば、節などのかたまりを
指す so などが当てはまります。I think so. など。
そして、I think it. とは言いません。
こうした基本的なルールの上においては、thatを省略しても、文(節)が来るのだと予測ができます。
しかし、consider は、文(節)を取るだけでなく、I'll consider your adivice. など、単純な名詞句を取ることも可能です。
この場合、長い句が来ることも考えられ、節なのか何なのか聞き手/読み手は瞬時に準備ができません。
ですので、基本的にthat を省けないことが考えられます。

say と regret についても同様のことが言えるのではないでしょうか?
ただ、regret は that が省略できないという件に関しては、私の手持ちの(周り)例文を見たら、that を省略できる例がありました!
ただし、
I regret I made such a big mistake.
というような文です。
確かに、こうした例は少なく、おそらく節の主語が主格しかない I だからではないでしょうか?→つまり節が来ると瞬時に判断できる。

コミュニケーションツールとして、言語はわかりやすくなければいけませんので、
上述のような解釈は良い仮説だと思われます。

この回答への補足

考えてみたのですが…
例えばbelieveだとthatを省略することはできるし、なおかつI believed it.ともいえるのではないでしょうか。

補足日時:2005/11/17 10:46
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この回答へのお礼

ありがとうございます…。
なるほど…節か名詞句かということも考えられるんですね。
ついついこういう問題がくると他の文にあてはめて考えることを忘れてしまうので、そういう考え方もあるのかと気付かされました。視野は広くしなければいけませんね。
本当にありがとうございます m(_ _)m

お礼日時:2005/11/17 00:58

#2です。


どうしようかずっと迷っていたのですが、でもやっぱりそのものズバリの論文をご紹介しましょう。なお、この分析に説得力があるか否かのご判断はお任せします。

Boskovic, Zeljko. 2005. "Null C in English as an Enclitic", Lingvisticki Vidici 34: 39-57.

参考URL:http://web.uconn.edu/boskovic/papers.html
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この回答へのお礼

度々ありがとうございます。
英語なので読むには時間がかかるかもしれませんが、説得力があるなら納得、ないなら違った考え方を思いつくようにじっくり腰を据えて読んでみたいと思います。
本当にNsuikaさんにはお世話になっています…。
ありがとうございます。

お礼日時:2005/11/17 00:53

いや、両方ともdirect objectです。


complementとは I am a boy.のboyで、adjunctとは
I speak English well.のwellになります。

I said that I loved Mary.だって saidをutteredに置き換えたらthatは省略できません。
同じようにthinkもthat節は省略できるが、considerだと出来なくなります。これは 非常に使用頻度の高い動詞に限って省略できる現象だと思います。
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