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よく和漢薬や漢方薬という言葉を耳にするのですが、
この二つの言葉はどう違うのでしょうか?
私は、西洋薬に対する言葉が和漢薬だと思っているのですが・・。
辞書を引いてもこの2つ言葉の使い分けがいまいちわかりません。。
どなたか詳しく教えて頂けないでしょうか。

また、生薬という言葉もありますが、これは単に植物などに簡単な加工を施しただけの薬をさすんですよね?

どなたかよろしくお願いします。

A 回答 (2件)

 yunchuさん こんばんは



 薬局を経営している薬剤師です。

 植物そのものをお薬とする物には、例えばセンナやアロエみたいな単品で使う物と葛根湯や小柴胡湯みたいな何種類課の植物の組み合わせ(処方)として使う物とが有りますよね。簡単に言うと前者を和漢薬、後者を漢方薬と言います。正確には、現代科学で解った色々な知識を使って色々な和漢薬を組み合わせて作った物は一般に漢方薬と言わず、中国の古典の医学書に記載されている処方内容で作られた和漢薬の組み合わせで作られているお薬を一般に漢方薬と言います。但し、戦国時代に作られた痔に使う乙字湯や江戸時代に作られた紫雲膏と言う軟膏等日本で開発された処方として数種類の和漢薬の組み合わせも今は漢方薬と言われています。ですから、明治以前に処方として確立した数種類の和漢薬の組み合わせを「漢方薬」と言うのが正しいんだろうと思います。
 特殊な漢方薬としては、傷寒論と言う中国の古典医学書に記載のある「甘草湯」ですが、「甘草」と言う和漢薬単品で作られたものも有ります。

 和漢薬のことを別名では生薬とも言います。一般的には和漢薬と言う言い方をする事が多い様ですが、大学等の学問的な言い方では生薬と言う事が多いようです。問屋さんでも漢方薬のの処方内容の個々和漢薬の価格表を「生薬価格表」と言っています。
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この回答へのお礼

詳しい解説ありがとうございました。
勉強になりました。
和漢薬と生薬が同じものを指していたというのは意外でした。

お礼日時:2005/11/29 08:56

違いは、成分(生薬)の製法、用法、用量が決まっているのが漢方薬で


名前が同じならばメーカー関係なし(独自性が認められない)。漢方を元にメーカーの独自性・・オリジナル商品を和漢。・・ただ、漢方薬は、生薬の製法、用法、用量が少し変わると違う漢方薬の名前にかわちゃったりもします。漢方の専門サイトをみつけましたので、説明不足の点は下記URLをお願いします。

参考URL:http://www.nikkankyo.org/frame.html
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
勉強になりました。
自分でも詳しく調べてみます。

お礼日時:2005/11/29 08:54

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