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C6H5-Clは「クロロベンゼン」
C6H5-NO2は「ニトロベンゼン」
と命名されているのに
C6H5-SO3Hは「ベンゼンスルホン酸」と逆の読み方をするのは何故でしょうか?

A 回答 (1件)

そのように決まっているからというのが回答になります。


つまり、IUPAC命名法において、ハロゲン、ニトロ基、アルキル基等は「常に接頭語として命名する」ように決まっています。
その一方で、ある分子中において、上記以外の官能基(置換基)で、命名法における優先順位の最上位のものは、「接尾語」で表すことになっています。
例えば、アルコールを「オール」、ケトンを「オン」といった接尾語で表すのと同様に、「スルホン酸」という接尾語で表すように決められているからです。

もしも、同一分子内にカルボキシル基のような、優先準位の高い官能基が共存する場合には、「スルホ」という接頭語で表すことになります。たとえば、4個の炭素鎖の両端にカルボキシル基とスルホ基を持つ分子があれば、4-スルホブタン酸ということになります。

なお、慣用的にクロロメタンをmethyl chlorideのような呼び方をする場合がありますが、ニトロ化合物にはそれに対応する呼称はありません。

参考URL:http://homepage1.nifty.com/nomenclator/text/subs …
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